LS9000エリアの各アドレスに格納されるデータの内容を次に示します。
表示器内部アドレス |
内容 |
詳細 |
Hシステム変数 |
---|---|---|---|
LS9000 ~ |
折れ線グラフ過去データのデータNo.とデータ値 |
- |
|
LS9100 ~ |
スクリプトのエラーコード |
- |
|
LS9200 ~ |
条件名検索機能で転送したCSVデータのファイル数とファイル番号 |
- |
|
LS9210 ~ LS9211 |
テキスト印字可能行数と印字済みの行数 |
- |
|
LS9212 ~ |
予約 |
予約 |
- |
LS9230 ~ |
シリアルマウスのタッチ状態とタッチ座標 |
- |
|
LS9235 ~ |
表示器画面のタッチ座標 |
- |
|
LS9240 ~ |
予約 |
予約 |
- |
LS9260 ~ |
|||
LS9272~LS9274 |
MACアドレス |
- |
|
LS9280 ~ |
予約 |
予約 |
- |
LS9290 ~ |
|||
LS9300 ~ |
セキュリティレベル |
- |
|
LS9310 ~ |
曜日 |
||
LS9320 ~ |
予約 |
予約 |
- |
LS9330 ~ |
|||
LS9350 ~ |
RGBユニットのシリアルマウスタッチ状態とタッチ座標 |
- |
|
LS9370 ~ |
予約 |
予約 |
- |
LS9400 ~ |
接続機器の通信サイクルタイム |
||
LS9528 ~ |
予約 |
予約 |
- |
LS9550 ~ |
接続機器の通信スキャンON/OFF |
||
LS9558 ~ |
予約 |
予約 |
- |
LS9560 ~ |
接続機器の通信スキャン状態 |
||
LS9568 |
予約 |
予約 |
- |
LS9800 ~ LS9815 |
拡張アラーム設定時のブロックごとのポーリング周期実測値と平均値 |
- |
|
LS9920 ~ |
予約 |
予約 |
- |
LS9930 ~ |
|||
LS9940 ~ LS9943 |
|||
LS9944 |
|||
LS9945~ LS9946 |
|||
LS9950 |
予約 |
予約 |
- |
LS9951 |
Pro-face Remote HMI Server(アプリケーション)経由でWinGPに接続されているPro-face Remote HMIクライアント数 |
- |
|
LS9952 |
SP5000シリーズ オープンボックスのライトフィルタ(書き込み禁止)設定の有無 |
- |
|
LS9953 |
画面データが保存されているドライブ |
- |
|
LS9954 |
メール送信タスクのタイムアウト値 |
- |
|
LS9955 |
エラー履歴のクリア |
- |
|
LS9970 ~ LS9999 |
予約 |
予約 |
- |
*1 33台目以降の内容はHシステム変数に格納されます。
各アドレスの詳細
ヒストリカルトレンドグラフで、[過去データ表示]の設定をした場合、表示されているグラフの最新データと最古データのデータ番号とデータ値が格納されます。
スクリプト処理エリアには以下のデータを格納します。
LS9100 |
拡張スクリプトエラーコード |
LS9101 |
拡張スクリプトエラーステータス |
LS9102 ~ LS9109 |
予約 |
LS9110 |
グローバルDスクリプトエラーコード |
LS9111 |
グローバルDスクリプトエラーステータス |
LS9112 ~ LS9119 |
予約 |
LS9120 |
Dスクリプトエラーコード |
LS9121 |
Dスクリプトエラーステータス |
LS9122 ~ LS9129 |
予約 |
LS9130 |
データ格納モード |
LS9131 |
予約 |
LS9132 |
CFリストステータス、SDリストステータス |
LS9133 |
CFリードステータス、SDリードステータス |
LS9134 |
CFライトステータス、SDライトステータス |
LS9135 |
CFデリートステータス、SDデリートステータス |
LS9136 |
CFリネームステータス、SDリネームステータス |
LS9137 |
CFCSVリードステータス、SDCSVリードステータス |
LS9138 |
USBリストステータス |
LS9139 |
USBリードステータス |
LS9140 |
USBライトステータス |
LS9141 |
USBデリートステータス |
LS9142 |
USBリネームステータス |
LS9143 |
USBCSVリードステータス 22.11.7.7 ラベル設定 - 外部ストレージエラー詳細ステータス格納エリア |
LS9144 ~ LS9149 |
予約 |
LS9150 |
ブロックリングシフトステータス |
LS9151 |
ブロッククリアシフトステータス |
LS9152 |
ブロックメモリ比較ステータス |
LS9153 |
ブロックメモリ検索ステータス |
LS9154 ~ LS9159 |
予約 |
LS9160 |
ファイルコピーステータス |
LS9161 ~ LS9199 |
予約 |
条件名検索機能で転送したCSVデータのファイル数とファイル番号を格納します。指定した文字列と完全に一致する条件名のデータのみ検出します。
半角/全角の違いやスペースの有無などにも注意してください。転送処理が終了した際、ステータスへの反映と同時にGP内部デバイスの特殊エリアLS9200、LS9201に転送したファイル数と転送最終ファイル番号が書き込まれます。(特殊エリアは読み込み専用です。)
1ページあたりのテキスト印字最大行数と、印字終了テキスト行数カウンタです。
LS9210 |
1ページあたりのテキスト印字最大行数を格納します。 「0」以外の値を書き込んだ場合は、その値が印字最大行数として扱われます。1ページに印字できる最大行数は60行です。「60」を超える値を設定した場合は、次のページに続きが印字されます。 「0」を書き込んだ場合は、表示器内部で計算された値が印字最大行数になります。A4用紙縦の場合は60行です。 |
LS9211 |
印字済みの行数が格納されます。LS9210の値と同じ値になった時点で用紙が排紙され、このカウンタは「0」になります。 |
A4用紙、縦方向で60行を超えるテキストを、ページをまたいで印字させたい場合は、LS9210に「61」以上の値を設定してください。
DVI/VMユニット使用時、シリアル通信でのパソコンにタッチ座標を出力する場合のタッチ状態とタッチ座標を格納します。
表示器画面上のタッチ位置の座標を格納します。
LS9235 |
0 : タッチしている状態 1 : タッチしていない状態 |
LS9236 |
X座標 |
LS9237 |
Y座標 |
表示できる座標の範囲は、表示器の表示ドット数によって違います。実際の設置方向が縦型/横型に関わらず座標範囲は以下で固定です。縦型設置にした場合は、以下の座標範囲外の縦方向のエリアは格納されません。
X座標範囲 |
0 ~ (表示ドット数の幅-1) |
Y座標範囲 |
0 ~ (表示ドット数の高さ-1) |
例えば表示ドット数が"320x240ドット(QVGA)"の場合
X座標範囲: 0~319
Y座標範囲: 0~239
以下の操作は、タッチしても座標は格納されません。
オフラインモードでの操作
画面データ転送中の操作
システムメニューの操作
輝度、コントラスト調整バーの操作
機種によっては表示エリア外をタッチしても値が取得される場合があります。その場合は表示範囲外の数値が取得されます。
アナログタッチパネル方式の表示器でキャリブレーションが正しく設定されていない場合、範囲外の数値が取得されることがあります。
システム設定[本体設定]-[操作設定]の[タッチ動作モード]で[2点押し]に設定した場合でも、1点目のタッチ座標のみ格納されます。
マルチタッチに対応していない表示器でタッチパネル上の複数点をタッチすると、タッチした点の重心付近の座標が格納される場合があります。
GP-Viewer EX使用時はタッチ座標は取得できません。
Etherマルチリンクで通信方式がメモリリンクだけの場合は、マスタ表示器のタッチ座標のみ取得できます。
アナログタッチパネル方式の表示器またはマトリクスタッチパネル方式の表示器で1点押し(スライド無し)に設定している場合は、タッチエリア内をタッチしたまま指をスライドしてタッチエリア外に出た場合、エリア外に出た時点でタッチ状態がOFFになります。
WinGPの場合は、エリア外に出てもタッチ状態はONのままです。
この場合、エリア内での最後のタッチ位置の座標が格納されます。
表示器の設置方法を[縦型]に設定している場合の座標原点は次のとおりです。
GP-4100シリーズ以外 : 画面左下が(0,0)
GP-4100シリーズ : 画面右上が(0,0)
詳細は以下を参照してください。
3.9.1 画面表示の制限事項
表示器のMACアドレスはLS9272~LS9274に先頭のオクテットから順にHEXで格納されます。
LANポートを持つ機種でEZ LANアダプターを接続した場合でも、実際に通信しているLANポートにかかわらず表示器本体のMACアドレスが格納されます。
LS9300のビット0をOFF→ONするとセキュリティレベルのクリアが行われ、LS9301に格納されている現在のセキュリティレベルが0になります。
セキュリティレベルのクリア完了後、LS9300のビット0をOFFに戻してください。(LS9301は読み込み専用です)
また、現在のセキュリティレベルと表示しようとしている画面のセキュリティレベルを格納します。
LS9301、LS9302は読み込み専用です。LS9302にはパスワードの要求があった場合にセキュリティレベルが格納され、パスワードの入力が終わると0に戻ります。
曜日の現在値が格納されます。この曜日は、表示器に搭載されている時計IC(RTC)の年、月、日から計算されます。LS9310に格納される値は以下のとおりです。
数値 |
内容 |
---|---|
0 |
日曜日 |
1 |
月曜日 |
2 |
火曜日 |
3 |
水曜日 |
4 |
木曜日 |
5 |
金曜日 |
6 |
土曜日 |
7以降 |
未使用 |
更新は、時計ICの日付が変わった時点で更新されます。常時書き込みは行っていないため、部品などでこの領域を変更した場合、次回、時計ICの日付が変わるまでは、この領域は更新されません。
RGBユニットで2チャンネルを同時に表示設定しているとき、シリアル通信でのパソコンにタッチ座標を出力する場合のタッチ状態とタッチ座標を格納します。
設定されている接続機器のサイクルタイム(単位ms)を格納します。
33台目以降の内容はHシステム変数に格納されます。
設定されている接続機器の通信スキャンを実行するか、停止するかのコントロールを行います。
33台目以降の内容はHシステム変数に格納されます。
設定されている接続機器の通信スキャンの状態を格納します。
33台目以降の内容はHシステム変数に格納されます。
拡張アラーム設定時のブロックごとのポーリング周期実測値と平均値を格納します。また、設定されたポーリング周期を実測値が超えた場合、設定周期超過ビットをONします。
20.12.1.2 アラーム設定(ブロック1) - ビット監視
Pro-face Remote HMI Server(アプリケーション)経由でWinGPに接続されているクライアント数が格納されます。WinGPに直接接続しているPro-face Remote HMIクライアントはクライアント数に含まれません。
SP5000シリーズオープンボックスのシステムカード(Cドライブ)へのライトフィルタ(書き込み禁止)の設定状況を、WinGP起動時より5秒ごとに確認し結果を格納します。
LS9952のビット0がOFF(0を格納):ライトフィルタの設定は無効です。
LS9952のビット0がON(1を格納):ライトフィルタの設定は有効です。
シミュレーションではビット0は常にOFFになります。
ライトフィルタの設定方法は「SP5000シリーズオープンボックス リファレンスマニュアル」を参照してください。
WinGPを使用した場合、どのドライブある画面データをロードしたのかが格納されます。
LS9953のビット0がOFF: Cドライブ
LS9953のビット0がON: Cドライブ以外
E-mail機能を使用した場合、メール送信タスクのタイムアウト値を格納します。初期値は60秒です。
LS9955のビット0をOFFからONにすると、エラー履歴をクリアしてERR LEDの赤点灯を消灯します。。
表示器内のすべてのエラー履歴がクリアされますのでご注意ください。