A.1.1.4 LS9000エリア(ダイレクトアクセス方式)

LS9000エリアの各アドレスに格納されるデータの内容を次に示します。

表示器内部アドレス

内容

詳細

Hシステム変数

LS9000 ~

折れ線過去データ表示エリア

折れ線グラフ過去データのデータNo.とデータ値

-

LS9100 ~

スクリプト処理エリア

スクリプトのエラーコード

-

LS9200 ~

CSVデータ転送機能

条件名検索機能で転送したCSVデータのファイル数とファイル番号

-

LS9210 ~ LS9211

プリンタ印字可能行数

テキスト印字可能行数と印字済みの行数

-

LS9212 ~

予約

予約

-

LS9230 ~

VMユニットシリアルマウス機能

シリアルマウスのタッチ状態とタッチ座標

-

LS9235 ~

タッチ座標取得エリア

表示器画面のタッチ座標

-

LS9240 ~

予約

予約

-

LS9260 ~

LS9272~LS9274

MACアドレス

MACアドレス

-

LS9280 ~

予約

予約

-

LS9290 ~

LS9300 ~

セキュリティ機能

セキュリティレベル

-

LS9310 ~

曜日

曜日

#H_CurrentDayofTheWeek

LS9320 ~

予約

予約

-

LS9330 ~

LS9350 ~

RGB2chシリアルマウス機能

RGBユニットのシリアルマウスタッチ状態とタッチ座標

-

LS9370 ~

予約

予約

-

LS9400 ~

通信サイクルタイム
4ドライバx32台分
*1

接続機器の通信サイクルタイム

[PLC*]#H_DriverCycleTime

LS9528 ~

予約

予約

-

LS9550 ~

通信スキャンON/OFFコントロール
4ドライバx32台分
*1

接続機器の通信スキャンON/OFF

[PLC*]#H_ScanOffControl

LS9558 ~

予約

予約

-

LS9560 ~

通信スキャンON/OFFステータス
4ドライバx32台分
*1

接続機器の通信スキャン状態

[PLC*]#H_ScanOffStatus

LS9568

予約

予約

-

LS9800 ~ LS9815

アラームポーリング周期の情報

拡張アラーム設定時のブロックごとのポーリング周期実測値と平均値

-

LS9920 ~

予約

予約

-

LS9930 ~

LS9940 ~ LS9943

LS9944

LS9945~ LS9946

LS9950

予約

予約

-

LS9951

RemoteHMIクライアント接続状態

Pro-face Remote HMI Server(アプリケーション)経由でWinGPに接続されているPro-face Remote HMIクライアント数

-

LS9952

ライトフィルタ(書き込み禁止)設定

SP5000シリーズ オープンボックスのライトフィルタ(書き込み禁止)設定の有無

-

LS9953

画面データ運用ドライブ

画面データが保存されているドライブ

-

LS9954

SMTP送信タイムアウト

メール送信タスクのタイムアウト値

-

LS9955 

GP-4G01エラークリア

エラー履歴のクリア

-

LS9970 ~ LS9999

予約

予約

-

*1 33台目以降の内容はHシステム変数に格納されます。

各アドレスの詳細

ヒストリカルトレンドグラフで、[過去データ表示]の設定をした場合、表示されているグラフの最新データと最古データのデータ番号とデータ値が格納されます。

19.8.3 過去データ表示のしくみ

スクリプト処理エリアには以下のデータを格納します。

LS9100

拡張スクリプトエラーコード

22.10.6 エラーについて

LS9101

拡張スクリプトエラーステータス

LS9102 ~ LS9109

予約

LS9110

グローバルDスクリプトエラーコード

22.10.6 エラーについて

LS9111

グローバルDスクリプトエラーステータス

LS9112 ~ LS9119

予約

LS9120

Dスクリプトエラーコード

22.10.6 エラーについて

LS9121

Dスクリプトエラーステータス

LS9122 ~ LS9129

予約

LS9130

データ格納モード

22.10.7 データ格納モードについて

LS9131

予約

LS9132

CFリストステータス、SDリストステータス

LS9133

CFリードステータス、SDリードステータス

LS9134

CFライトステータス、SDライトステータス

LS9135

CFデリートステータス、SDデリートステータス

LS9136

CFリネームステータス、SDリネームステータス

LS9137

CFCSVリードステータス、SDCSVリードステータス

LS9138

USBリストステータス

LS9139

USBリードステータス

LS9140

USBライトステータス

LS9141

USBデリートステータス

LS9142

USBリネームステータス

LS9143

USBCSVリードステータス

22.11.7.7 ラベル設定 - 外部ストレージエラー詳細ステータス格納エリア

LS9144 ~ LS9149

予約

LS9150

ブロックリングシフトステータス

22.11.2.6 メモリリング

LS9151

ブロッククリアシフトステータス

22.11.2.11 メモリシフト

LS9152

ブロックメモリ比較ステータス

22.11.2.2 メモリ比較

LS9153

ブロックメモリ検索ステータス

22.11.2.2 メモリ比較

LS9154 ~ LS9159

予約

LS9160

ファイルコピーステータス

22.11.6.1 ファイルコピー

LS9161 ~ LS9199

予約

 

条件名検索機能で転送したCSVデータのファイル数とファイル番号を格納します。指定した文字列と完全に一致する条件名のデータのみ検出します。
半角/全角の違いやスペースの有無などにも注意してください。転送処理が終了した際、ステータスへの反映と同時にGP内部デバイスの特殊エリアLS9200、LS9201に転送したファイル数と転送最終ファイル番号が書き込まれます。(特殊エリアは読み込み専用です。)

1ページあたりのテキスト印字最大行数と、印字終了テキスト行数カウンタです。

LS9210

1ページあたりのテキスト印字最大行数を格納します。

「0」以外の値を書き込んだ場合は、その値が印字最大行数として扱われます。1ページに印字できる最大行数は60行です。「60」を超える値を設定した場合は、次のページに続きが印字されます。

「0」を書き込んだ場合は、表示器内部で計算された値が印字最大行数になります。A4用紙縦の場合は60行です。

LS9211

印字済みの行数が格納されます。LS9210の値と同じ値になった時点で用紙が排紙され、このカウンタは「0」になります。

 

DVI/VMユニット使用時、シリアル通信でのパソコンにタッチ座標を出力する場合のタッチ状態とタッチ座標を格納します。

28.10.7.4 RGB入力画像タッチ出力

表示器画面上のタッチ位置の座標を格納します。

LS9235

0 : タッチしている状態

1 : タッチしていない状態

LS9236

X座標

LS9237

Y座標

 

表示できる座標の範囲は、表示器の表示ドット数によって違います。実際の設置方向が縦型/横型に関わらず座標範囲は以下で固定です。縦型設置にした場合は、以下の座標範囲外の縦方向のエリアは格納されません。

X座標範囲

0 ~ (表示ドット数の幅-1)

Y座標範囲

0 ~ (表示ドット数の高さ-1)

例えば表示ドット数が"320x240ドット(QVGA)"の場合

X座標範囲: 0~319
Y座標範囲: 0~239

表示器のMACアドレスはLS9272~LS9274に先頭のオクテットから順にHEXで格納されます。

LS9300のビット0をOFF→ONするとセキュリティレベルのクリアが行われ、LS9301に格納されている現在のセキュリティレベルが0になります。
セキュリティレベルのクリア完了後、LS9300のビット0をOFFに戻してください。(LS9301は読み込み専用です)

また、現在のセキュリティレベルと表示しようとしている画面のセキュリティレベルを格納します。

LS9301、LS9302は読み込み専用です。LS9302にはパスワードの要求があった場合にセキュリティレベルが格納され、パスワードの入力が終わると0に戻ります。

曜日の現在値が格納されます。この曜日は、表示器に搭載されている時計IC(RTC)の年、月、日から計算されます。LS9310に格納される値は以下のとおりです。

数値

内容

0

日曜日

1

月曜日

2

火曜日

3

水曜日

4

木曜日

5

金曜日

6

土曜日

7以降

未使用

更新は、時計ICの日付が変わった時点で更新されます。常時書き込みは行っていないため、部品などでこの領域を変更した場合、次回、時計ICの日付が変わるまでは、この領域は更新されません。

RGBユニットで2チャンネルを同時に表示設定しているとき、シリアル通信でのパソコンにタッチ座標を出力する場合のタッチ状態とタッチ座標を格納します。

28.10.7.4 RGB入力画像タッチ出力

設定されている接続機器のサイクルタイム(単位ms)を格納します。

5.4.14 システム設定[周辺機器一覧]の設定ガイド

設定されている接続機器の通信スキャンを実行するか、停止するかのコントロールを行います。

5.4.14 システム設定[周辺機器一覧]の設定ガイド

設定されている接続機器の通信スキャンの状態を格納します。

7.3.2 設定手順 - 通信状態を確認する

拡張アラーム設定時のブロックごとのポーリング周期実測値と平均値を格納します。また、設定されたポーリング周期を実測値が超えた場合、設定周期超過ビットをONします。

20.12.1.2 アラーム設定(ブロック1) - ビット監視

Pro-face Remote HMI Server(アプリケーション)経由でWinGPに接続されているクライアント数が格納されます。WinGPに直接接続しているPro-face Remote HMIクライアントはクライアント数に含まれません。

SP5000シリーズオープンボックスのシステムカード(Cドライブ)へのライトフィルタ(書き込み禁止)の設定状況を、WinGP起動時より5秒ごとに確認し結果を格納します。

LS9952のビット0がOFF(0を格納):ライトフィルタの設定は無効です。

LS9952のビット0がON(1を格納):ライトフィルタの設定は有効です。

WinGPを使用した場合、どのドライブある画面データをロードしたのかが格納されます。

LS9953のビット0がOFF: Cドライブ

LS9953のビット0がON: Cドライブ以外

E-mail機能を使用した場合、メール送信タスクのタイムアウト値を格納します。初期値は60秒です。

LS9955のビット0をOFFからONにすると、エラー履歴をクリアしてERR LEDの赤点灯を消灯します。。

表示器内のすべてのエラー履歴がクリアされますのでご注意ください。