22.11.6.1 ファイルコピー

外部ストレージ内のファイルやフォルダをコピーまたは移動できます。

パラメータ1で指定したファイルやフォルダを、パラメータ2で指定したファイルやフォルダにコピーまたは移動します。

コピー先に同名のファイルやフォルダが存在した場合に上書きするかどうか、またサブフォルダ内のファイルもコピーするかどうかの設定ができます。

_FileCopy(コピー元フォルダ/ファイル名, コピー先フォルダ/ファイル名, モード1, モード2)

記述例

_FileCopy("\USB\DATA\DATA0001.BIN" , "\CF\BACKUP\DATA0001.BIN" , 0 , 0)

上記の例は、GP3000シリーズでUSBストレージの\DATAフォルダにある「DATA0001.BIN」ファイルを、CFカードの\BACKUPフォルダに上書き禁止でコピーします。

コピー先およびコピー元のファイル名やフォルダ名に内部デバイスを指定することで間接的に指定することもできます。

内部デバイスを使用してファイル名を指定する場合

_FileCopy([w:[INTERNAL]LS0100] , [w:[INTERNAL]LS0200] , 0 , 0)

上記式を実行することで、LS0100からコピー元ファイル名、LS0200からコピー先フォルダ名を読み出してファイルをコピーします。

 

ファイルコピーステータス

ファイルコピーの処理状況は内部デバイスのLS9160で確認できます。コピー中にエラーが発生するとエラーコードが格納され、処理は中断されます。

ビット12~15

内容

詳細

0

正常終了

処理が正常に終了した

1

正常終了(上書きあり)

フォルダコピーまたは複数ファイルコピーの場合に、処理が正常に終了したが、モード1が「上書き禁止」のためコピーされなかったファイルがある

2

パラメータエラー

パラメータに間違いがある

3

予約

-

4

CFカードなし/SDカードなし

CFカード/SDカードが表示器に挿入されていない、またはCFカードカバーが開いている

5

リードエラー

外部ストレージからの読み出しに失敗した

コピーするファイルやフォルダが存在しない

6

ライトエラー

外部ストレージへの書き込みに失敗した、または空き容量がなかった

単一ファイルコピーでモード1が「上書き禁止」の場合に、コピー先に同名ファイルが存在する

単一ファイルコピーでパラメータ3(モード1)が「上書き許可」または「切り取り」の場合に、コピー先の同名ファイルの属性が読み取り専用になっている

フォルダコピーまたは複数ファイルコピーの場合に、ファイルの属性が読み取り専用になっているためコピーされなかったファイルがある

SDカードが書き込み禁止になっている

7

CFカードエラー

CFカードがこわれている、フォーマットされていない、フォーマットが正しくないため認識できないなど

8

削除エラー

モード1が「切り取り」の場合に、コピー元のファイルの属性が読み取り専用になっている、またはコピー元のファイルが削除できない

SDカードが書き込み禁止になっている

9-13

予約

-

14

USBストレージなし

USBストレージが表示器に挿入されていない

15

USBストレージエラー

USBストレージがこわれている、フォーマットされていない、フォーマットが正しくないため認識できないなど