ビットのON/OFFを監視してアラームを発報する設定を行います。
アラーム履歴全体(ブロック1~8)で登録できるアラームメッセージ数は、ご使用の機種や[アラーム種別]の設定により異なります。詳細は以下を参照してください。
20.13.1 アラーム履歴の制限事項
アラーム履歴全体(ブロック1~8)で監視する[ビットアドレス]、[ワードアドレス]はあわせて256ワード以内に収めてください。
表の各項目名のセルでをクリックするとフィルタ機能が使用できます。フィルタ結果表示中の項目名には
が表示されます。
ビット監視
監視ビットアドレスがON(/OFF)するとアラームが発報します。
ジャンプ
入力した登録番号へジャンプします。
自動割付
[自動割付]ダイアログボックスが表示されます。[開始アドレス]から指定した割合でアドレスを割り付ける設定を行います。
すでにアドレスが設定されている場合は上書きされます。
開始アドレス
自動割り付けを開始するビットアドレスを設定します。
加算ビット数
自動割り付けするビットアドレスの数を1~(アラーム設定の最大数-現在の行の位置+1)で設定します。
アドレス加算幅
自動割り付け時に加算するビット数を0~4096で設定します。
発報条件
アラームが発報する条件を[ON]、[OFF]から選択します。
ヒストリ/ログ/アクティブ
[共通設定]タブで設定した表示モードの選択状態が表示されます。
ユニット数
[アラーム種別]で[拡張]を選択している場合、ユニット数を1~256で設定します。設定されたユニット数に応じて、監視アドレス設定の設定行が追加されます。同じメッセージに対して複数のユニットで別々の監視アドレスを設定することができます。
ポーリング周期
[アラーム種別]で[拡張]を選択している場合、アラーム監視アドレスを読み込むポーリング周期を設定します。表示器の起動直後は監視アドレスは読み込まれせん。設定したポーリング周期がきた時点からアドレスが読み込まれます。
読み込みを開始すると、全アドレスの読み込みを完了するまで同じブロックの読み込み要求は受け付けられません。
同時に複数のブロックの読み込み要求があった場合は、ブロック番号の小さい順に読み込まれます。
読み込み中に監視アドレスの状態が変わった場合は、次回のポーリング周期で読み込まれます。発報時刻/確認時刻/復旧時刻は、監視アドレスの状態が変わった時点ではなく、読み込まれた時点です。
読み込み中に別のブロックから読み込み要求があった場合、現在の読み込みを完了直後に最初に要求のあったブロックから読み込みを開始します。
ポーリング周期の実測値(秒)と平均値(秒)は、ブロックごとに以下の内部デバイスアドレスに格納されます。また、設定されたポーリング周期を一度でも実測値が超えた場合、設定周期超過ビットをONします。一度ONされたビットは設定されたポーリング周期を実測値が下回った場合でもOFFしませんので、OFFしたい場合は手動で行ってください。
設定周期超過ビットのフォーマットは以下の通りです。
LS9816 |
ビット |
詳細 |
0 |
ブロック1の超過ビット |
|
1 |
ブロック2の超過ビット |
|
2 |
ブロック3の超過ビット |
|
3 |
ブロック4の超過ビット |
|
4 |
ブロック5の超過ビット |
|
5 |
ブロック6の超過ビット |
|
6 |
ブロック7の超過ビット |
|
7 |
ブロック8の超過ビット |
|
8~15 |
予約 |
ポーリング周期は、使用環境での負荷状況により設定した時間どおりに動作しない場合があります。
ご使用の環境で設定周期超過ビットとポーリング周期実測値を確認していただき、アラーム監視アドレスの保持時間を調整してください。
通信エラーなどで読み込みができなかった場合は、次回のポーリング周期で読み込まれます。
各アラーム登録でデータ取得
アラームメッセージに対するデータ値を取得するかどうかを指定します。
設定アドレス数
データ値を取得するアドレスの数を1~8で設定します。設定したアドレス数分、[同じアドレスを使用する]設定行が追加されます。アラーム登録一覧ではアドレス設定列が入力可能となります。
同じアドレスを使用する
設定したアドレスのデータ値をアラームメッセージの内容に関係なく、ブロック内で登録されたすべてのメッセージで取得するかどうかを指定します。アドレス設定列の2行目以降は入力できなくなります。
No.
アラームメッセージの登録番号(行番号)を示します。
ユニット名
[アラーム種別]で[拡張]を選択している場合、[ユニット数]で設定したユニットの数だけ列が挿入されます。ユニット名は半角32文字以内で設定が可能です。文字列テーブルのデータを使用することもできます。アラーム発生時には、「ユニット名+メッセージ」がアラームメッセージとして表示されます。
文字列テーブルのデータを使用する場合、文字列テーブルのデータに改行が含まれていると改行までの文字列がユニット名として表示されます。改行後の文字列は表示されません。
ビットアドレス
アラームの発報を監視するビットアドレスを設定します。
発報条件
アラームが発報する条件を[ON]、[OFF]から選択します。
[OFF]に設定した場合、表示器の電源投入時に監視ビットアドレスがOFFであってもアラームは発報しません。電源投入後、監視ビットアドレスがONからOFFに変化したときにアラームが発報します。履歴をバックアップメモリ(SRAM)に保存していない場合は、オフラインモードからの復帰時や画面転送後も同様の動作です。
メッセージ
表示するアラームメッセージを半角160文字以内で設定します。
[文字列テーブルを使用する]を設定していない場合は、Alt+Enterキーで5行まで改行できます。
[文字列テーブルを使用する]を設定している場合は、文字列テーブルのインデックス文字数で表示します。アラーム部品の[履歴表示]-[メッセージ表示方法]で[複数行表示]を設定し、アラームメッセージは最大5行まで表示可能ですが、文字列テーブルで5行を超えるメッセージを設定している場合は6行目以降は表示されません。
文字列テーブルのデータを使用する場合、文字列テーブルのデータに改行が含まれていると改行までの文字列がメッセージとして表示されます。改行後の文字列は表示されません。
GP-4100シリーズ(モノクロモデル)では、複数行の入力はできません。アラーム設定のインポート時に複数行のメッセージが存在した場合は、1行目のみインポートされます。
レベル
各アラームメッセージに重要度レベルを0(重要度低い)~7(重要度高い)で設定します。初期値は「0」です。アラーム部品で各レベルの発報カラー、確認カラー、復旧カラーがそれぞれ設定できます。
グループ番号
[共通設定]タブで[グループ機能を使用する]を指定した場合のみ、この項目が表示されます。各アラームメッセージにグループ番号を0~6096で設定します。
[グループ番号]が「0」の場合はカウントされません。
サブ表示画面番号
アラーム部品でサブ表示を行う場合、表示したい画面の番号をベース画面は0~9999で、テキスト番号は0~8999で設定します。
動画再生の場合は再生リストファイルのインデックスNo.を設定します。
サブ表示を必要としない場合は「0」を設定します。初期値は「0」です。
指定したテキスト画面番号が存在しなかった場合、表示器にはテキストなしのウィンドウが表示されます。
アドレス1~8
アラームメッセージに対するデータ値を取得するためのアドレスを設定します。
[設定アドレス数]で指定したアドレス分の入力列が有効になります。
アクセスタイプ
アドレスのタイプを[ビット]または[ワード]から選択します。
アドレス
データ値を取得するアドレスを設定します。
ビットアドレスには、外部接続機器アドレス、内部アドレス、シンボル変数、システム変数が設定できます。
データ種別
[アクセスタイプ]で[ワード]を選択した場合、アドレスに格納されるデータの種別を[数値]、[日付/時間]から選択します。
数値
ビット長
データ値のビット長を[8ビット]、[16ビット]、[32ビット]から選択します。
データ形式
アドレスに格納される値のデータ形式を[Dec]、[Hex]、[BCD]、[Float]から選択します。[Float]は[ビット長]で[32ビット]を選択した場合のみ選択できます。
符号+/-
負の数を扱う場合に設定します。[データ形式]が[Dec]の場合のみ設定できます。
四捨五入
データを表示する際、端数を四捨五入するかどうかを設定します。四捨五入しない場合、端数は切り捨てとなります。[データ形式]が[Float]の場合のみ設定できます。
表示桁数、小数点桁数
表示する数値の桁数を1~11で指定します。[Float]選択時は1~17桁で指定します。小数点以下の桁数は、「表示桁数-1」を最大入力範囲として指定します。設定範囲は[ビット長]と[データ形式]により異なります。
ビット長 |
データ形式 |
表示桁数 |
小数点桁数 |
設定範囲 |
|||
8ビット |
Dec |
1~11 |
0~10 |
Hex |
1~11 |
- |
|
BCD |
1~11 |
0~10 |
|
16 ビット |
Dec |
1~11 |
0~10 |
Hex |
1~11 |
- |
|
BCD |
1~11 |
0~10 |
|
32 ビット |
Dec |
1~11 |
0~10 |
Hex |
1~11 |
- |
|
BCD |
1~11 |
0~10 |
|
Float |
1~17 |
0~16 |
左詰め/右詰め
数値の表示位置を[左詰め]または[右詰め]から選択します。
ゼロサプレス
表示桁数を揃えるための「0」(ゼロ)を表示するかどうかを指定します。
例)表示桁数が4の場合
プレビュー
設定に応じたデータの表示イメージを表示します。
日付/時間
データ型
表示する日付/時間のデータ型を[TIME]、[DATE]、[TIME_OF_DAY]から選択します。
時間項目
表示する時間の項目を選択します。
[データ型]で[TIME]を選択した場合に表示されます。
日付項目
日付を表示するかどうかを指定し、表示する日付の項目を選択します。
[データ型]で[DATE]を選択した場合に表示されます。
曜日
曜日を表示するかどうかを指定します。
[データ型]で[DATE]を選択した場合に表示されます。
時刻項目
表示する時刻の項目を選択します。
[データ型]で[TIME_OF_DAY]を選択した場合に表示されます。
フォーマット
[時間項目]、[日付項目]、[時刻項目]で選択した項目の表示フォーマットを選択します。
先頭項目桁数
表示フォーマットの先頭になる項目の桁数を設定します。表示フォーマットは[フォーマット]で選択します。
[データ型]で[TIME]を選択した場合に表示されます。
左詰め/右詰め
表示位置を[左詰め]または[右詰め]から選択します。
プレビュー
設定に応じたデータの表示イメージを表示します。