サイバーセキュリティ

サイバーセキュリティガイドライン

本製品は、セキュアな産業制御システムの下で使用してください。サイバー攻撃の脅威からコンポーネント(装置/デバイス)、システム、組織、およびネットワークを総体的に保護するためには、多層的なサイバーリスク低減措置、インシデントの早期発見、インシデント発生時の適切な対処と復旧計画が必要です。 サイバーセキュリティの詳細については、Pro-face HMI/IPCサイバーセキュリティガイドを参照してください。

https://www.proface.com/ja/download/manual/cybersecurity_guide

システムの可用性、完全性、機密性に対する潜在的な侵害

  • デバイスの設定、制御、および情報への不正アクセスを防ぐために、初回使用時に既定のパスワードを変更してください。

  • 悪意のある攻撃の経路を最小限に抑えるために、可能な限り、使用していないポート/サービスおよびデフォルトアカウントを無効にしてください。

  • ネットワークに接続されたデバイスは、多層のサイバー防御(ファイアウォール、ネットワークセグメンテーション、およびネットワーク侵入検出と保護など)の背後に配置してください。

  • 最新のアップデートと修正プログラムをオペレーティングシステムとソフトウェアに適用してください。

  • サイバーセキュリティーのベストプラクティス(例:最低限の権限、職務の分離)を使用して、データやログの不正な漏洩、損失、および改ざん、サービスの中断、または意図しない操作を防止してください。

上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または機器の損傷を負う可能性があります。

提供されるセキュリティ機能

本製品は、以下のサイバーセキュリティ機能を提供します。 これらの機能は、潜在的なセキュリティの脅威から製品を保護するのに役立ちます。

安全に運用するための注意事項

  1. 不正アクセス防止のための安全なネットワークを構築する

  2. 暗号化された通信を使用した通信環境を構築してください。

  3. イーサネット経由で通信を確立してデータを転送する前に、ネットワークの安全性を確認してください。

  4. イーサネット通信に基づいていない転送オプションを選択します。(例: USBケーブルまたは外部ストレージ)
    USB転送ケーブルで転送したい
    外部ストレージを使って転送したい

  5. 通信サービスを使用する場合のみ、データ通信用のポートを開いてください。

  6. パソコンはファイアウォールで保護し、信頼できるネットワークでご使用ください。

  1. 第三者からの不正な操作を防止する

  2. Windowsのセキュリティ機能を使用してください(パスワードの設定、自動ログアウト機能など)。

  3. Windowsの管理者アカウントを使用する場合は、安全なパスワードとセキュリティ設定を定義してください。

  4. 表示器のセキュリティ機能を使用してください。

  5. IPCシリーズ、PC/AT

  1. 情報の改ざんから保護する

  2. 次のガイドラインを使用し、サイバーセキュリティのベストプラクティス(ウイルス対策、オペレーティングシステムの更新、強力なパスワードポリシー、アプリケーション許可リストソフトウェアなど)に従ってパソコンやセキュリティ設定を強化してください。
    https://www.pro-face.com/trans/ja/manual/1087.html

  3. ご自身のデータを慎重に管理してください。

  4. プロジェクトパスワードを追加して、プロジェクトを保護してください。
    プロジェクト情報-パスワード

  5. USBケーブルまたはイーサネットケーブルによる転送オプションを使用する場合は、[プロジェクトファイルの送受信]の[パスワード]を有効にしてください。
    パスワードで転送を許可したい

  6. GP-Pro EXは信頼のできるパソコンでのみ使用してください。

  7. ローカルネットワーク(LAN)環境においても第三者からの介入を防ぐため安全な通信環境を準備してください。
    (例: GP-Pro EXと表示器間にあるLANハブの設置場所を厳重に管理する)

  8. パスワード設定データにはセキュリティ情報が含まれるため、安全な環境に保管してください。
    パスワード設定データを作成する

  9. GP-Pro EXのインストール後に作成または出力されたファイル(プロジェクトファイル、パッケージファイル、エクスポートファイルなど)は、GP-Pro EXのアンインストールでは削除されません。内容をご確認の上、慎重にファイルを管理いただくか削除することをお勧めします。

  10. WinGPで使用または生成されたファイル(プロジェクトファイル、エクスポートファイルなど)は、WinGPのアンインストールでは削除されません。内容をご確認の上、慎重にファイルを管理いただくか削除することをお勧めします。