IPCシリーズまたはSP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合に動作する関数です。
WinGPから外部のアプリケーションを起動する場合は、信頼できるアプリケーションを使用してください。
概要
指定したEXEを実行して、アプリケーションを起動します。
起動時のパラメータや多重起動の監視などが設定できます。
書式
Exec_Process (パラメータ1, パラメータ2, パラメータ3, パラメータ4)
パラメータ1
EXEパス : 起動したいアプリケーションの実行ファイル(.exe)の絶対パスを入力します。最大255文字まで入力できます。
パラメータ2
パラメータ : 実行ファイル起動時の引数を入力します。最大255文字まで入力できます。
パラメータ3
ウィンドウタイトル : 多重起動を禁止するときは、「多重起動を禁止」を選択して[ウィンドウタイトル]を入力します。最大63文字まで入力できます。
[ウィンドウタイトル]と完全に一致するウィンドウが見つかれば、アプリケーションを起動しません。
「多重起動を許可」を選択した場合や[ウィンドウタイトル]に何も設定されていない場合は、多重起動が許可されます。
パラメータ4
完全にタイトルが一致するウィンドウを検索 : パラメータ3で「多重起動を禁止」を選択した場合にのみ有効です。
「0 : 部分一致」を選択した場合は[ウィンドウタイトル]に入力したタイトルと部分的に一致するウィンドウが、「1 : 完全一致」を選択した場合は[ウィンドウタイトル]に入力したタイトルと完全に一致するウィンドウが見つかると、指定したアプリケーションが実行されません。
パラメータ1には必ず文字列(EXEパス)が必要です。文字列が入力されていない場合はエラーになります。
パラメータ1(EXEパス)の入力方法
EXEパスの入力方法は、次の3種類があります。
以下の説明では、C:\Documents and Settings\user\Local Settings\Tempのsample.exeを実行する場合を例としています。
フルパス指定
例)C:\Documents and Settings\user\Local Settings\Temp\sample.exe
EXE名のみ
IPCシリーズの環境設定でPathに設定されているフォルダのいずれかに実行ファイルがある場合
例)sample.exe
(Path=C:\Documents and Settings\user\Local Settings\Tempと設定されている場合は起動)
環境変数でパス指定
IPCシリーズの環境設定で環境変数に設定されているフォルダに実行ファイルがある場合
例)%TEMP%\sample.exe
(環境変数 TEMP=C:\Documents and Settings\user\Local Settings\Tempと設定されている場合は起動)
記述例1
多重起動を許可(ノートパッドを起動し、Readme.txtを表示)
Exec_Process("C:\WINDOWS\SYSTEM32\notepad.exe","D:\TEMP\Readme.txt","",0)
Exec_Process("%SystemFolder%\notepad.exe","D:\TEMP\Readme.txt","",1)
記述例2
多重起動を禁止:部分一致(ノートパッドを起動し、Readme.txtを表示)
Exec_Process("C:\WINDOWS\SYSTEM32\notepad.exe","D:\TEMP\Readme.txt","Readme",0)
記述例3
多重起動を禁止:完全一致(ノートパッドを起動し、Readme.txtを表示)
Exec_Process("C:\WINDOWS\SYSTEM32\notepad.exe","D:\TEMP\Readme.txt","Readme.txt-メモ帳",1)
記述例4
多重起動を禁止:部分一致(ノートパッドを起動)
Exec_Process("C:\WINDOWS\SYSTEM32\notepad.exe","","メモ帳",0)
記述例5
パラメータなし(ノートパッドを起動)
Exec_Process("C:\WINDOWS\SYSTEM32\notepad.exe","","",0)
記述例6
複数パラメータ(sample.exeを起動)
Exec_Process("C:\WINDOWS\SYSTEM32\sample.exe","/v /a/s","",1)