CSVデータの条件設定と転送設定を行います。
CSVデータを転送する
CSVデータ転送機能を使用するかどうかを指定します。
動作モード
CSVデータの転送動作を選択します。
特殊データ表示器[データ転送]を使用して転送する(手動転送する)場合は、[条件動作]を選択してください。
条件動作
転送先のアドレスやデータ数など、[条件設定]で設定した条件に従って転送します。一度に複数のCSVデータを転送できます。
アドレス動作
転送時に転送先(転送元)のアドレスを指定して転送します。CSVデータごと(1ファイルごと)にアドレスを変更して転送できます。
書き込みモード
上書き保存時の処理方法を選択します。
ファイル全体
既存のCSVファイルの内容をすべて上書きします。項目名(ITEM NAME)欄は空白になります。
データのみ上書き
既存のCSVファイルの日時(:DATE)と値(VALUE)欄を上書きします。そのほかの項目はそのまま残ります。
CSVファイルの3列目以降に書き込まれているデータはすべて削除されます。
上書き保存時には、外部ストレージに上書き対象のCSVファイルの約2倍の空き容量が必要です。
コントロールワードアドレス
接続機器からCSVデータの転送を操作する(自動転送する)かどうかを指定し、指定した場合は転送をコントロールするアドレスを設定します。
[動作モード]の設定により、使用するアドレスの内容が異なります。
26.10.2 コントロールワードアドレスについて
言語設定
条件名として扱う言語を[日本語]、[欧米]、[中国語(繁体字)]、[中国語(簡体字)]、[韓国語]、[ロシア語(キリル)]、[タイ語]から選択します。特殊データ表示器[データ転送]に表示される条件名はこの設定に従います。
条件名検索機能
[転送モード]で[条件動作]を選択し、自動転送する場合のみ、条件名検索機能を使用するかどうかを指定します。条件名検索機能とは、転送したいCSVファイルを条件名で検索し、一致するファイルをすべて外部ストレージから接続機器に書き込む機能です。
26.10.3 条件名検索機能について
検索用ワードアドレス
条件名検索機能を使用する際の、検索する文字列を設定するためのワードアドレスを指定します。
接続機器(PLCなど)のアドレスと表示器内部デバイスのアドレスのどちらでも指定できます。
ここで指定したアドレス以下16ワード分(32ビット長の場合は8ワード分)を使用して、転送したいファイルの条件名を格納します。検索条件名の最大文字数は32文字(全角では16文字)までです。
格納した文字列データと同じ条件名のファイルを外部ストレージの中から検出し、転送します。
指定した文字列と完全に一致する条件名のデータのみ検出します。半角、全角の違いやスペースの有無などにも注意してください。
転送処理が終了した際、ステータスへの反映と同時に表示器内部デバイスの特殊エリアLS9200、LS9201に転送したファイル数と転送最終ファイル番号が書き込まれます。(特殊エリアは読み込み専用です。)
転送アドレスの接続機器
[動作モード]で[アドレス動作]を選択した場合のみ、転送したい接続機器を選択します。
条件設定
登録されている条件の設定内容がリスト表示されます。
リストは、ショートカットキーまたは右クリックメニューから編集できます。
機能名 |
ショートカット |
内容 |
編集 |
Ctrl + E |
[CSVデータ転送条件設定]ダイアログボックスを開き、[条件設定]で選択した条件を編集します。 セルをダブルクリックしても、[CSVデータ転送条件設定]ダイアログボックスが開きます。 |
コピー |
Ctrl + C |
[条件設定]で選択した条件をコピーします。 |
貼り付け |
Ctrl + V |
コピーした条件を[条件設定]に追加します。 |
削除 |
Delete |
[条件設定]で選択した条件を削除します。 |
重複チェック |
なし |
条件間で設定したファイル番号が重複していないかをチェックします。ファイル番号が複数の条件に重複して設定されている場合は、小さいほうの番号の条件に従って転送されます。 |
新規作成
新しい条件を作成します。クリックすると[CSVデータ転送条件設定]ダイアログボックスが開きます。