26.10.3 条件名検索機能について

外部ストレージから接続機器に自動転送する場合、転送したいファイルの条件名を指定することで外部ストレージ内の[file]フォルダの中から一致するCSVファイルを検索して、そのデータを接続機器(PLCなど)へ転送できます。

下図の例では、バーコードリーダから読み込んだ品番を条件名として、これと一致するCFカード内のファイル(CSVデータ)を接続機器に転送しています。

指定した[検索用ワードアドレス]以下16ワードを使用して、検索する条件名を32文字(全角では16文字)以内で格納します。検索条件名を格納後、[コントロールワードアドレス]のビット2をONすると、ファイルの検索と接続機器への転送が開始されます。一致するファイルが複数ある場合、ファイル番号順にCSVデータが転送されます。

26.10.3.2 条件名検索機能使用時のコントロールワードアドレス

26.10.3.3 検索条件名の格納方法

[file]フォルダ内にインデックスファイル(ZRINDEX.csv)がある場合は、自動的にインデックスファイルの内容を参照して検索が行われます。

インデックスファイルがない場合は、[file]フォルダ内のすべてのCSVファイルを参照して条件名を検索するため、ファイル数が多いほど検索に時間がかかります。(例えば、ファイルが1000個あった場合、検索だけで約1分かかります。)