表示器にエラーコードは表示されていますか?
すべての画面で通信できない場合、まず始めに表示器上に表示されるエラーコードを確認してください。
代表的なエラーコード |
代表的な原因 |
RHAA006~RHAA007 |
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RHAA010~RHAA012 |
イーサネット通信時に表示されるエラーです。ポート番号やネットワーク環境を確認してください。 |
RHAA033~RHAA035 |
接続機器側でエラーが出ています。 詳細は「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」を参照してください。 |
RHAA036~RHAA037*1 |
デバイス範囲オーバーです。 |
RHAA038*1 |
書き込みのみのデータを読み出そうとしてエラーが出ています。 |
RHAA039*1 |
読み込みのみのデータを書き出そうとしてエラーが出ています。 |
RHAA040~RHAA045 |
接続機器側でエラーが出ています。詳細は「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」を参照してください。 |
RHAA065~RHAA066*1 |
イーサネット使用時に通信ができていないと表示される代表的なエラーです。通信設定、IPアドレスなどを確認してください。 |
RHAA067~RHAA070*1 |
RS-232C/422/485使用時に通信ができていないと表示される代表的なエラーです。通信設定、ケーブル結線などを確認してください。 |
*1 本章で詳細を紹介しているエラーです。これらのエラー以外については下記を参照してください。
T.7.1 表示器共通
RHAA067~RHAA070で始まるエラーが表示されていますか?
原因
RHAA067~RHAA070で始まるエラーはRS-232C/422/485通信時にエラーがある場合に表示されます。
対処方法
システム設定[周辺機器設定]の[接続機器設定]を選択し、次のような画面が表示されたら「GP-Pro EX機器接続マニュアル」を参照し、通信設定が正しく設定されているか確認してください。
例)「三菱電機(株)製 Q/QnAシリアルコミュニケーションシリーズ」をご利用の場合
表示器のオフラインモードでも[周辺機器設定]から[接続機器設定]を開き、再度「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」を参照して、通信設定が正しく設定されているか確認してください。
例)「三菱電機(株)製 Q/QnAシリアルコミュニケーションシリーズ」をご利用の場合
また接続機器側の通信設定を「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」または接続機器のマニュアルを参照し、確認してください。
ケーブルの型式または配線に間違いがないか「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」または接続機器のマニュアルを参照し確認してください。
RHAA065~066で始まるエラーが表示されていますか?
原因
RHAA065~RHAA066で始まるエラーはイーサネット通信時にエラーがある場合に表示されます。
対処方法
ネットワーク内にパソコンが存在している場合は、表示器および接続機器に対してPINGコマンドを送信し、応答があるかどうか確認してください。コマンドプロンプトでpingと入力し、続けてスペース、IPアドレスを入力しEnterキーを押します。(例 : ping 192.168.0.2)
システム設定[周辺機器設定]の[接続機器設定]を選択し、次のような画面が表示されたら「GP-Pro EX機器接続マニュアル」を参照し、通信設定が正しく設定されているか確認してください。
また上記画面のをクリックすると以下のようなダイアログボックスが表示されるので接続機器のIPアドレスが正しく設定されているか確認してください。
IPアドレスの設定等についてはネットワーク管理者の方にご連絡ください。
表示器のオフラインモードでも[周辺機器設定]から[接続機器設定]を開き、再度「GP-Pro EX機器接続マニュアル」を参照して、通信設定が正しく設定されているか確認してください。
例)「三菱電機(株)製 Aシリーズイーサネット」をご利用の場合
また、接続機器側の IP アドレスと表示器側のIPアドレスの確認方法については、以下を参照してください。
IPアドレスの設定等についてはネットワーク管理者の方にご連絡ください。
また接続機器側の通信設定とIPアドレスを「GP-Pro EX機器接続マニュアル」または接続機器のマニュアルを参照し、確認してください。
ハブ、ケーブルを交換してみてください。
RHAA036~RHAA039で始まるエラーが表示されていますか?
原因
RHAA036~RHAA039で始まるエラーはアドレス範囲がオーバーしている場合に表示されます。
対処方法
サポートしていない接続機器側アドレスを画面上の部品やスクリプトなどで使用している可能性があります。特に、システムデータエリア、アラーム、サンプリング、グローバルDスクリプト、グローバルウィンドウ、ロジックプログラムなど、すべての画面で通信が発生する部品や機能を使用していると、全画面を通してエラーが発生します。
以下の手順に従ってサポート範囲外のデバイスがないか確認してください。
GP-Pro EXで[プロジェクト(F)]メニューから[ユーティリティ(T)]を開き、[クロスリファレンス(R)]を選択します。
[クロスリファレンス]ダイアログボックスが表示されるので[対象]で[すべて]を選択します。
青字で表示されているアドレスで以下の項目に該当するものがないか、以下の内容をエラーごとに確認してください。
エラーコードRHAA036~RHAA037が表示されている場合
GP-Pro EXがサポートしているデバイスアドレスの範囲外のアドレスを使用していないか確認してください。
エラーコードRHAA038が表示されている場合
書き込み専用デバイスをデータ表示器やDスクリプトなどで読み込んでいないかどうか確認してください。
エラーコードRHAA039が表示されている場合
読み込み専用デバイスをスイッチやDスクリプトなどで書き込んでいないかどうか確認してください。
サポートしているデバイスアドレス範囲、書き込み専用および読み込み専用デバイスについては「GP-Pro EX機器接続マニュアル」の各ドライバマニュアルの「使用可能デバイス」を参照してください。