一部のスレーブユニットに接続している接続機器が通信しない場合の自己診断を行います。
CANopenマスターの表示器がエラーを表示していませんか?
原因
CANopenマスター対応表示器の接続や設定、本体に異常がある可能性があります。
対処方法
以下(AGP-****-CA1Mの場合)のLED表示状態を確認して各対処方法を行ってください。
PWR LED表示状態 |
状態 |
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緑 |
点灯 |
CANopenボードまたはユニットに導電している場合、LEDが点灯します。 |
消灯 |
CANopenボードまたはユニットに導電していない場合、LEDが消灯します。 対処 : CANopenマスター対応表示器の電源が入っていて、このLEDが点灯していない場合は、本体の故障が考えられます。弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。 |
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RUN LED表示状態 |
状態 |
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緑 |
1秒ごとに1回点灯 |
通信停止中です。 |
3度点灯して1秒後にまた3度点灯 |
初期設定中です。CANopenマスター対応表示器の初期設定を行っています。 |
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点灯 |
通信中です。 |
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ERR LED表示状態 |
状態 |
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赤 |
消灯 |
エラーもなく正常に動作しています。 |
1秒ごとに1回点灯 |
通信データ異常です。 接続機器(特に、コネクタ、ケーブル)を確認してください。 または、ケーブルへのノイズの影響を排除してください。 確認後は、リセットを行ってください。 |
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2度点灯して1秒後にまた2度点灯 |
接続機器のノードIDおよびボーレートを確認してください。 それでも解消しない場合は、接続機器(特に、コネクタ、ケーブル)を確認してください。 確認後は、リセットを行ってください。 |
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点灯 |
バスに接続されていません。 接続機器(特に、コネクタ、ケーブル)を確認してください。確認後は、リセットを行ってください。 |
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点滅 |
ノードIDアドレスまたは通信設定が無効です。 同一ネットワーク内で同じノートIDの使用は禁止されています。ノードIDが重複していないか確認してください。 同一ネットワーク内では、同一の通信速度設置が必要です。通信速度設定を確認してください。 |
LED表示ではCANopenマスターの状態が確認できない場合や、状態を更に詳しく確認するには、ロジック命令"DGMT"を使用してください。
31.9.4.3 DGMT
スレーブ側が受信できる状態になっていますか?
スレーブ側が通信できない状態になっている可能性があります。
以下の手順に従ってスレーブ側の状態をチェックし問題を切り分けます。
設定画面の詳細は設定ガイドを参照してください。
M.25.3.2 周辺機器設定 - スレーブチェック
オフラインモードに入り、項目切り替えスイッチから [周辺機器設定]をタッチします。
[周辺機器設定]が開くので[I/Oドライバ]をタッチし、[CANopenドライバ内蔵]をタッチします。
[I/Oドライバ]が開くので、[スレーブチェック]をタッチします。
[スレーブチェック]が開くので、をタッチし、チェックするスレーブの状態を選択します。その状態にあるスレーブの番号が反転して表示されます。 (例 : 動作中のモジュール、1つ)