34.8.1 転送手順 - パソコンから表示器にプロジェクトファイルを転送する

外部ストレージにプロジェクトのバックアップデータを作成し、表示器上で外部ストレージからプロジェクトを起動します。(パソコンでバックアップデータを作成すると、表示器での起動に必要な「メモリローダツール」が自動的に外部ストレージ内に保存されます。)

 

パソコンから表示器にプロジェクトファイルを転送する

以下はCFカードを使用する場合の手順です。

  1. GP-Pro EXの状態ツールバーから画面転送アイコンをクリックして[転送ツール]を起動します。

    • 編集したプロジェクトファイルを保存していない場合、保存を確認するダイアログボックスが表示されます。[はい]をクリックして保存してください。
      34.14.1 送信のしくみ

  2. [プロジェクト選択]で転送したいプロジェクトデータを指定します。

    • [転送設定]で接続キーを設定することができます。接続キーを設定すると表示器の起動時に接続キーを入力する作業を省くことができます。
      34.12.1.1 転送設定

  3. [メモリローダ]をクリックし、次のダイアログボックスを開きます。
    [バックアップデータの作成]をクリックします。

  4. [CF/SDカード]を選択し、[参照]をクリックします。

     

    • プロジェクトを一時的に格納する場所として[CFカード出力先フォルダ]を設定している場合、[出力先の選択]ダイアログボックスには出力先フォルダのパスが表示されます。
      3.6.2 設定手順 - 出力先フォルダの設定

  5. [フォルダの参照]ダイアログボックスでCFカードのルートフォルダ(ディレクトリ)を指定し、[OK]をクリックします。

    • プロジェクトを一時的に格納する場所として[CFカード出力先フォルダ]を設定している場合は、[参照]はクリックせずに[OK]を選択します。

  6. [出力先の選択]ダイアログボックスの[OK]をクリックするとデータ作成が開始されます。
    データ作成中は次のダイアログボックスが表示され、作成状況が確認できます。

    • [転送設定]で[接続キー設定の初期値を登録]を選択した場合、表示器に接続キーを反映するかどうかのダイアログボックスが表示されます。接続キーを表示器に反映すると、表示器の起動時に接続キーを入力する作業を省くことができます。

  7. データ作成が完了したら[閉じる]をクリックします。作成したデータがCFカードに保存されます。

    • プロジェクトを一時的に格納する場所として[CFカード出力先フォルダ]を設定している場合、データは指定したパスに出力されます。[CFカード出力先フォルダ]内のすべてのデータCFカードのルートフォルダ(ディレクトリ)にコピーしてください。

  8. 作成したCFカードを表示器にセットします。
    表示器画面の右上隅→左下隅(または左上隅→右下隅)の順に0.5秒以内でタッチしてシステムメニューを表示します。

     

    • CFカードを使用する場合はシステムメニューからの起動のほかに、表示器背面にあるディップスイッチによる起動もできます。表示器の電源を一旦OFFし、ディップスイッチの1番をONにしてから電源をONすると、メモリローダツールが起動します。USBストレージを使用する場合はディップスイッチによる起動はできません。

    • 表示器にはじめて転送する場合(表示器がご購入時のままの状態)、電源をONして表示される[初期転送モード]画面上の[起動デバイス選択](または[Welcome]画面上の[Boot])をタッチすると、メモリローダ機能が使用できます。

  9. [CF/USB]をタッチします。[CF起動]をタッチすると、表示器が自動的にリセットされます。

  10. メモリローダツールが起動し、次の画面が表示されます。[ダウンロード]をタッチします。

  11. [ファイル選択]で転送したいファイルを指定し、[開始]をタッチするとダウンロードが開始されます。(転送パスワードを設定している場合は、パスワードを入力してから[開始]をタッチします。)

    • ダウンロードを行うと、ダウンロード前に表示器内に入っていたプロジェクトのデータ(バックアップメモリ内のデータを含む)は消去されます。

    • ディップスイッチによるCF起動を行った場合は、ディップスイッチ1番をOFFに戻してください。

    • GP-4100シリーズ(モノクロモデル)をお使いの場合、パスワード入力用のキーボードはアルファベット入力用と数字入力用が別画面になります。キーボード表示の切り替えは[A→1]、[1→A]キーで行います。
      またアルファベット入力用キーボードは、キーをタッチするたびに入力する文字が切り替わります。

  12. ダウンロードが完了したら[戻る]-[終了]をタッチし、メモリローダツールを終了します。