PLCに複数の表示器を接続した場合、1台の表示器を操作している間はほかの表示器のタッチ操作ができないように操作ロックを設定することができます。
対応機種は以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
操作ロック機能では、マスター表示器、スレーブ表示器、GP-Viewer EXの区別なく最初に操作を行った表示器がロック元表示器となり、その他の表示器のタッチ操作がロックされます。
GP-Viewer EXで操作ロック機能が動作した場合の詳細は以下を参照してください。
37.3.2 GP-Pro EXの起動 ~ プロジェクトファイルの作成 - GP-Viewer EX
操作ロック中は、ロック元の表示器以外ではタッチがきかなくなりますが、マスターおよびスレーブ表示器の内部ではDスクリプト、トリガー、ラダープログラム、PLCのロジックプログラムが実行されています。
通信状態やシステム構成によっては、画面タッチや操作ロックスイッチによって、ロックを取得/更新中は別のタッチ操作ができず、応答性が悪くなることがあります。
接続直後、または回線断復旧直後に画面タッチ操作を行うとエラーが発生することがあります。
イーサマルチリンクの場合は、エラー発生時のマスター局への値の書き込みは、行われません。同様に、GP-Viewer EXで操作ロック機能を使用した場合は、表示器に対する書き込みも行われません。
ハンディタイプ表示器に設定したファンクションキーも操作ロックの対象です。
マスターで処理している局常時通信量は、システム変数(#H_EtherLink_ConstCommuniMemInfo)を参照することで確認できます。
待機中の表示器の画面には、ロック情報が表示されます。
7.7.2 操作ロック中の表示器画面