GP-Pro EXで作成したファイルのことを「プロジェクトファイル」と呼びます。
プロジェクトファイルは、作成した画面データや表示器の情報、接続機器ドライバの情報、フォントやその他の設定した情報のかたまりです。
プロジェクトファイルを表示器に転送することで、表示器に画面が表示され、接続機器と通信して操作が行えます。
画面の種類
プロジェクトファイルを構成する画面は主にベース画面、ウィンドウ画面の2つの画面があります。
ベース画面は、表示器上でその画面切り替えたときに必ず表示される画面です。表示器に画面を表示するには必ずベース画面を使用します。
ウィンドウ画面はベース画面に重ねて表示する画面です。キーボード入力など一時的に使用する画面を、ベース画面上に呼び出して表示するときに使用します。
12.3 ウィンドウを表示したい
ベース画面
画面サイズは固定です。設定した表示器の画面サイズにあった大きさとなっています。
ウィンドウ画面
表示器の画面サイズの範囲内で、サイズを変更できます。
例)
ロジック画面、ファンクションブロックおよびI/O画面はロジックプログラム作成時に使用します。
30.2.3 ロジック画面の各部名称
31.1.1 設定した各I/O端子にアドレス(変数)を割り付ける方法
30.8.1 ファンクションブロックを作成する
1つのプロジェクトに作成できる画面数は、使用する表示器と、作成した個々の画面のデータサイズによって異なります。
設定できる最大画面数は次のとおりです。
画面の種類 |
設定できる画面数(画面No.の設定範囲) |
---|---|
ベース画面 |
1~9999 |
ウィンドウ画面 |
1~2000 |
ロジック画面 |
MAIN, INIT, SUB-01~SUB32 |
ファンクションブロック |
ID:001~ID:128 |
作成した画面データを表示器内で保持できるエリア(画面エリア)の最大容量は、表示器の機種により異なります。
1.5 機種別サポート機能一覧
1画面の最大容量は約1Mバイトです。最大容量を超える画面は作成できません。
1画面のデータサイズは、配置した部品やその数、設定した機能などによって変動します。
各画面のデータサイズは、[プロジェクト]メニューの[プロパティ]-[プロジェクト情報]の[メモリ使用率]で確認できます。
3.8.2.7 プロジェクト情報 - メモリ使用率
1画面に設定できる部品数や機能数には制限があります。詳細は以下を参照してください。
2.2 設定できる部品数 / 機能数