5.5.2 共通設定 - 時刻更新設定

定期的または任意のタイミングで表示器の時計を更新します。
時刻更新設定に対応している機種については以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧

時刻更新機能を使用する

設定した条件にしたがって、接続機器のデータを取り込んで表示器の時計を更新するかどうかを指定します。

接続機器によっては、接続機器の時刻データを自動的に取得できます。時刻データの自動取得に対応した接続機器については、以下を参照してください。
5.2.1 設定手順 - 時計を合わせたい(時刻更新設定を使用する場合)

時刻データの自動取得に対応していない接続機器を使用している場合は、[カスタマイズ]にチェックを入れて、時刻として取り込みたいアドレスを指定してください。

取得先機器名

時刻を取得する接続機器を選択します。

更新トリガ

時刻を更新するタイミングを[周期]、[ビットON]、[ビットOFF]から選択します。

1~1440分の範囲で周期を指定します。設定された周期で時刻を更新します。

設定したビットアドレスが、ONまたはOFFしたタイミングで時刻を更新します。

  • [周期]を選択した場合、システムデータエリア(LS0010)を使用して時刻を変更すると更新周期に最大1秒の誤差が発生します。

  • [周期]を選択した場合、設定した周期以外に以下のタイミングでも時刻データを更新します。
    時刻データの更新が完了するまで、表示器に配置された部品の機能や設定は動作しません。

  • 表示器の電源起動直後

  • オフラインモードから運転画面への復帰時

  • 転送ダイアログを表示した状態から運転画面への復帰時

カスタマイズ

時刻データの自動取得に対応していない接続機器を使用している場合に、時刻として取り込みたいアドレスを指定することで時刻更新を行います。

時刻エリア先頭アドレス

時刻データを格納するエリアの先頭アドレスを指定します。

読込みエリアサイズ

時刻データを格納するのに使用するワード数を1~6で設定します。

設定形式

時刻データの格納を、1ワード単位で行うか、1ワードを上位/下位に分けて行うかを設定します。

  • ワード

1ワードごとに年、月、日、時、分、秒のいずれかのデータを格納します。

  • 上位/下位

1ワードを上位と下位に分け、年、月、日、時、分、秒のいずれかのデータを格納します。

データ形式

格納される時刻データのデータ形式を[16ビット Dec]、[16ビット BCD]、[32ビット Dec]、[32ビット BCD]から選択します。

  • [16ビット Dec]または[16ビット BCD]選択時、[時刻エリア先頭アドレス]でデータ長が32ビットのアドレスを指定すると、上位16ビットにはデータは格納されません。

  • [32ビット Dec]または[32ビット BCD]選択時、[時刻エリア先頭アドレス]でデータ長が16ビットのアドレスを指定すると、1つのデータの格納に2ワード分を使用します。

使用ワード数

[読込みエリアサイズ]で設定したワード数を表示します。

ワード

[時刻エリア先頭アドレス]で設定したアドレスから、[読込みエリアサイズ]で設定したワード数分のアドレスを表示します。

それぞれのアドレスに、[年]、[月]、[日]、[時]、[分]、[秒]のいずれのデータを格納するかを設定します。[無し]を設定するとそのアドレスにはデータを格納しません。

  • 年、月、日、時、分のデータが正常に取得でき、秒のデータのみエラーで取得できない場合、秒は「0」で更新します。秒以外のデータがエラーで取得できない場合はエラーメッセージが表示されます。

  • 年、月、日、時、分のデータとして不正な値は格納されずエラーメッセージが表示されます。一度エラーメッセージが表示されても、その次の更新時が正常な値であればエラーメッセージは消去されます。
    格納できる値の範囲はそれぞれ以下の通りです。
    年 : 0~99
    月 : 1~12
    日 : 1~31 (ただし上限はその月のカレンダーに存在する日数まで)
    時 : 0~23
    分 : 0~59
    秒 : 0~59