パルス出力は、設定出力周波数を設定出力パルス数出力する通常パルス出力と、設定出力周波数まで徐々に周波数を上げていく加減速パルス出力があります。パルス出力 (通常) は、LT3000シリーズまたはSTC6000シリーズで最大4つ、LT4000シリーズで最大2つ使用することができます。CW、CCWステッピングモータアンプを接続したり、CW、CCWサーボモータアンプと接続することで位置決め制御モータを駆動することができます。通常パルス出力の主な機能を下表に示します。
機能概要 |
参照先 |
出力周波数の設定 |
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出力パルス数の設定 |
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パラメータの変更 |
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出力周波数と出力パルス数の異常ステータスを確認 |
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通常パルス出力の開始と停止 |
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通常パルス出力の開始と停止のステータスを確認 |
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出力端子のステータスを確認 |
概要
GP-Pro EXで各パラメータの初期値を設定することができます。また、システム稼動後のパラメータの変更は、システム変数にて変更することができます。
下記にパルス出力の設定手順の概要を示します。
一部の設定については、ロジックプログラムのI/Oドライバ命令でも行うことが可能です。
32.23 I/Oドライバ命令
初期値設定手順
GP-Pro EXでの設定手順を参照してください。
システム稼動後の変更手順
出力周波数と出力パルス数を設定
「特殊I/Oパラメータ変更要求」でパラメータの変更
「特殊I/Oパラメータ変更完了」でパラメータが変更されたことを確認
「特殊I/O動作制御」で出力を実行
「特殊I/O動作状態」で確認
後述する「特殊I/Oパラメータ変更要求」と「特殊I/Oパラメータ変更完了」の操作は、変更するCHすべてのパラメータが反映されます。
パルス出力はOFFから開始し、ON→OFFにて1回出力となります。出力パルス数のカウントはON→OFFのタイミングで更新されますが、パルス出力を強制停止した場合はパルスがどのような状態であっても停止するため、強制停止時に出力しているパルスをカウントしない場合があります。
パルス出力は、出力する周波数やパルス数などに制限があります。
詳細は、31.5.14 制限事項を参照してください。
転送直後はGP-Pro EXで設定したパラメータで動作しますが、その後の起動時(オフラインモードへの移行、リセット時、電源ON時など)においてはシステム変数に記憶されているパラメータで動作します。