プログラムアップロード時、スキャンタイムの保証はできません。
CFカード/SDカード読み出し時、スキャンタイムの保証はできません。
ロジックまたはI/Oドライバのエラー発生時、スキャンタイムが10ms程度の遅延が発生します。
同一LAN上に多くの機器を接続すると、スキャンタイムを守れないことがあります。
制御系LAN、情報系LANといったように、LANを物理的に分けることを推奨します。
具体的な対策として、パソコンにLANカードを2枚使用し、片方でAGPが所属している制御系のLANを形成し、もう片方で情報系のLANを形成します。つまり、パソコンでLANのグループを2つに分けます。
ロジックを使用している場合、マルチメディア機能の動画の録画/再生を行うと、動作の録画/再生が途切れることがあります。
接続機器アドレス(内部アドレスは除く)をロジックプログラム上で使用する場合、接続機器とのデータリフレッシュとロジックプログラムは非同期での実行となりますのでご注意ください。
ロジックプログラムの実行開始時にはデータ値が反映されないことがありますので、接続機器との通信が確立するまでデータ値は不定となります。ご使用の場合は、接続機器アドレスのデータが読み込まれていることを確認してからロジックプログラム上でご利用ください。
例 : 接続機器の特殊リレー(常時ON)を利用します。
接続機器 : 特殊リレー(常時ON)
ロジックプログラム : 特殊リレーをロジックプログラム上で使用し、この特殊リレーのONを認識してから接続機器アドレスをご使用ください。接続機器が異なる場合にはそれぞれで対応が必要となります。
ロジックプログラムでは接続機器の読み出し不可アドレスは使用できません。読み出し不可アドレスについては、「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」を参照してください。
各命令に割り付けられている同一アドレス(変数は除く)に対して、ワード指定とビット指定が混在している場合、同一スキャン内でデータが異なることがあります。
例:NO命令の[PLC1]D0000.00ではMOV命令でセットした[PLC1]D0000へセットしたデータは反映されません。変数Dataへ1を書き込んでも3行目の[PLC1]D0000.00への反映は数スキャン後になります。
この現象を回避するには、以下の対応を行ってください。
アドレスを変数へ代入した後にビット指定する(2行目)
ロジックプログラムで変更したデータを接続機器へ書き込みを行う場合には、必ず MOV命令でコピーを行う(5行目)
ロジックプログラムの中に接続機器アドレスへの書き込み処理が含まれている場合、通信速度や書き込む接続機器アドレス数によって以下の現象が発生することがあります。
表示器起動時に画面上に設定されている接続機器アドレスの部品が表示されない。
画面切り替えに時間がかかる
接続機器への書き込みエラーが発生する
これらの現象は、ロジックプログラムから接続機器に対しての書き込み処理が多数発生しているために起こります。
これらの現象を回避するには、以下の対応を行ってください。
接続機器との通信速度を上げる
接続機器への書き込みアドレス数を調節する(接続機器への書き込みとは、オペランド(D)に接続機器アドレスが使用されていることを指します。)
アドレス数の参考値は、以下のとおりです。
例 : ロジックで10msごとにデータを更新する場合は、20個程度を上限としてご使用ください。
接続機器 MELSEC FX
通信速度 115200bps
アドレスリフレッシュ 中速
ロジックプログラムでシステム変数「#L_RefreshEnable」を参照し、接続機器との通信が確立していることを確認してから、接続機器への書き込みを行う処理にする
30.16.1.1 GP-3300シリーズのスキャンタイムの遅延について
30.16.1.2 GP-3400 / 3500 / 3600 / 3750シリーズのスキャンタイムの遅延について
SP5000シリーズで次の操作を行う場合、スキャンタイムの保証はできません。
オンラインエディット
USBポート(Type A mini B)に接続した周辺機器との、転送を含む通信