変数を保持に設定すると 、バックアップメモリ(SRAM)で管理されるため、電源断時も現在値を保持できます。
バックアップ電池が放電されるまで、現在値は保持できますが、バックアップ電池が放電すると、保持設定の変数は初期値に戻ります。電断時や表示器をリセットしたときは直前のデータが保持されます。
バックアップメモリ(SRAM)の詳細については、以下を参照してください。
電源OFF時にバックアップ電池が放電すると、バックアップメモリ(SRAM)に保存されたデータが失われます。その場合、GP-Pro EXで設定した値で初期化されます。
以下のいずれかの条件で転送したとき、保持設定の変数を含むすべての変数が初期化されます。
[転送設定]ダイアログボックスの[転送設定]タブにある、[初期化の実行]で[変数値]のチェックを入れた状態で転送したとき
システム設定[本体設定] - [ロジック設定]にある[変数登録]で、[アドレス方式]を選択した状態で転送したとき
異なるプロジェクトを転送したとき
変数の保持設定に対応している機種は以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
[保持]に設定できる個数は、システム設定[ロジックプログラム設定]の[保持エリア設定]で設定します。
30.15.1 [ロジックプログラム設定]の設定ガイド
保持/非保持の設定状況は、[プロジェクト]メニューの[プロパティ]から[プロジェクト情報]を選択し、表示されたダイアログボックスで[メモリ使用率]の[ロジック]タブを開いて[変数容量]の[詳細]をクリックすると確認できます。
保持設定の変数データがバックアップされるタイミングは、表示器の機種により異なります。
SP5000シリーズ(オープンボックスを除く)、GP4000シリーズ(GP-410*を除く)、ST6000シリーズ、STM6000シリーズ、STC6000シリーズおよびGPH6000シリーズ
アドレスリフレッシュの処理が一巡した後にバックアップされます。(表示器の電源断やリセットをするタイミングによっては、最新の変数データがバックアップされない場合があります。)
30.14.3.3 アドレスリフレッシュ
上記以外の機種
変数データが更新されたタイミングでバックアップされます。