ロジックスキャンタイムの設定は、システム設定[本体設定]の[ロジック設定]タブで指定します。
5.4.5 システム設定[本体設定] - [ロジック設定]の設定ガイド
ロジックプログラム
ロジック機能を使用するかどうかを選択します。
ロジック機能に対応している機種については、以下を参照してください。
ロジック機能に対応していない機種でもロジックプログラムの作成はできますが、表示器にプロジェクトファイルを転送してもロジックプログラムは動作しません。
[使用する]から[使用しない]に変更しても、ロジックプログラムは削除されません。またロジックプログラムの編集も可能です。
変数登録
使用するアドレスの登録方式を[変数方式]または[アドレス方式]から選択します。
[画面一覧]ウィンドウにファンクションブロックがあると[アドレス方式]は選択できません。
ファンクションブロックのローカル変数の共有
ロジックプログラム上で同一のファンクションブロック命令がローカル変数を共有するのか、個別に持つのかを選択します。
共有する
同じファンクションブロック命令は、ローカル変数を共有します。
共有しない
同じファンクションブロック命令でも、各FBが個別にローカル変数を持ちます。
ファンクションブロックのローカル変数の共有の設定による違いは以下を参照してください
30.8.2 ファンクションブロックの変数について
保持エリア設定
[保持エリア設定]クリックすると、[保持設定]ダイアログボックスが表示されます。
[変数方式]の場合は各シンボル変数の保持/非保持点数、[アドレス方式]時は各シンボル変数の保持/非保持の範囲を設定します。
変数方式の場合
各変数の保持/非保持の点数のみが設定されます。
保持/非保持の設定は、変数を新規作成後に[シンボル変数設定]ウィンドウや[アドレス設定]ウィンドウ、[プロパティウィンドウ]から個別に設定できます。
ただし、新規作成時は非保持に設定されています。
アドレス方式の場合
各アドレスに保持/非保持の範囲を設定します。保持の範囲内のアドレスはすべて保持、非保持の範囲内のアドレスはすべて非保持に設定されます。
ただし、I/Oに割り付けた変数(X, Y, I, Q)はすべて非保持設定になります。保持設定に変更することはできません。また、PID変数(U)は保持設定しかできません。
保持/非保持の個数の初期設定
シンボル変数 |
初期設定 |
アドレス方式時 |
|
---|---|---|---|
保持 |
非保持 |
||
ビット変数 |
4000点 |
4000点 |
M_ |
整数変数 |
4000点 |
4000点 |
D_ |
フロート変数 |
64点 |
64点 |
F_ |
リアル変数 |
64点 |
64点 |
R_ |
タイマ変数 |
256点 |
256点 |
T_ |
カウンタ変数 |
256点 |
256点 |
C_ |
時刻変数 |
32点 |
32点 |
J_ |
日付変数 |
32点 |
32点 |
N_ |
PID 変数 |
8点 |
0点 |
U_ |