タッチ
ポップアップキーボードを使用する
データ表示器をタッチしたときにポップアップキーボードを表示するかどうかを指定します。
キーボードタイプ
システムキーボード
GP-Pro EXであらかじめ用意されている標準のキーボードを使用します。通常はこちらを使用します。
キーボード画面を使用する
キーボード部品を利用して自作したキーボードを使用します。キーボードはキーボード画面に作成しておきます。用途に応じてカスタマイズしたキーボードで入力したい場合に使用します。
15.4.2 設定手順 - キーボードを使いやすく編集したい / ポップアップ表示
システムキーボード
GP-Pro EXであらかじめ用意されている標準のキーボードが表示されます。
システムキーボードに表示される入力可能な範囲は警報設定の有無によって異なります。
「警報設定」がない場合...「表示範囲」の最小値 / 最大値
「警報設定」がある場合...「警報設定」の下限値 / 上限値
警報設定を行う場合、設定した下限値 / 上限値が入力可能範囲として表示されます。
スケーリング設定を行っている場合は、警報設定を行っていなくても下限値 / 上限値が入力可能範囲として表示されます。
警報設定もスケーリング設定も設定していない場合は、指定のデータ形式と表示桁数での、下限値 / 上限値が入力可能範囲として表示されます。
[データ形式]を[32ビット Bin]に設定している場合は、入力中の表示や取得可能範囲(または警報範囲)は表示されません。
[データ形式]が[32ビット Float]で、警報設定を行わない場合は、取得可能範囲は表示されません。
キーボード画面を使用する
画面番号
別途作成したキーボード画面の番号を設定します。
編集
[画面番号]に設定したキーボード画面が開きます。設定したキーボード画面がない場合は、[画面の新規作成]ダイアログが開きます。
配置位置指定
ポップアップキーボードを表示する位置を指定するための設定です。選択した場合は、データ表示器配置後にポップアップキーボード表示エリアを選択して移動できます。
データ表示器を他のオブジェクトとグループ化した状態では、ポップアップキーボード表示エリアを選択、移動することはできません。
入力順序指定
複数のデータ表示器に連続して入力する場合、入力可能状態になる順番を設定します。
入力順序
入力可能状態になる順番を1~384で設定します。
グループ番号
連続して入力するデータ表示器をグループ分けします。同じグループに登録されたデータ表示器の入力順序に従ってカーソルが移動し、入力可能状態になります。グループ番号は1~10で設定します。
インターロック機能
インターロック機能(条件が成立した場合のみタッチを有効にする機能)を使用する場合、アドレスおよびセキュリティレベルを使用するかどうかを指定します。
インターロック中に可視アニメーション設定により可視/不可視が切り替わると、タッチ操作は可視/不可視の状態にかかわらず有効ですが、スイッチ機能は動作しなくなります。
アドレスを使用する
[アドレス]のビットが[タッチ有効条件]で指定した状態の場合のみ入力が許可される機能です。インターロック機能を使用するかどうかを指定します。
アドレス
入力を許可するタッチの有効条件となるビットアドレスを指定します。このアドレスの状態によりタッチが有効(無効)になります。
タッチ有効条件
入力を許可するタッチが有効となる条件を選択します。
タッチ有効条件 |
アドレスの状態 |
タッチの有効 / 無効 |
---|---|---|
ビットON時 |
ON |
タッチ有効 |
OFF |
タッチ無効 |
|
ビットOFF時 |
ON |
タッチ無効 |
OFF |
タッチ有効 |
入力中にインターロックの[タッチ有効条件]が無効に切り替わった場合、入力中のデータ表示器は、引き続き入力可能な状態です。入力を終了するまではインターロック機能は作動しません。
セキュリティレベルを使用する
部品にセキュリティレベルを使用するかどうかを指定します。部品に設定したセキュリティレベルより高いレベルでログオンしたときに、タッチ操作が有効になります。
レベル
部品のセキュリティレベルを1~15の範囲で指定します。
インターロック中のタッチ警告音
インターロック中(タッチ無効時)にタッチすると警告音が鳴り、タッチが無効であることを確認できます。
タッチ警告音を使用するには[システム設定]-[操作設定]の[インターロック中のタッチ警告音]もONにしてください。
ビット
入力許可ビットアドレス
ここで設定したビットアドレスがONになったときにデータ表示器が入力可能状態になります。
入力順序
複数のデータ表示器の[入力許可ビットアドレス]が同時にONした場合([入力許可ビットアドレス]に同じアドレスを設定したデータ表示器が複数存在した場合、または異なる[入力許可ビットアドレス]が複数同時にONした場合)に入力可能状態になる順番を1~384で設定します。
複数のデータ表示器の[入力許可ビットアドレス]が同時にONした場合は、設定した[入力順序]に従ってそれぞれのデータ表示器が入力可能状態になります。[入力順序]が同じ場合はデータ表示器を配置した順序で入力可能状態になります。
ベース画面とウィンドウ画面にそれぞれ配置したデータ表示器の[入力許可ビットアドレス]が同時にONした場合、入力可能な状態になる優先順位はベース画面、ウィンドウ画面の順となります。ベース画面とウィンドウ画面にデータ表示器を配置する場合は、必ず異なる[入力許可ビットアドレス]を設定してください。
入力スタイル
自動クリア無
すでに入っている数値に続いて値が入力されます。値をクリアしたい場合はキーボードから[CLR]を入力します。
自動クリア有
一文字目(ただし、カーソル移動、[ENT]、[DEL]、[BS]のキーは除く)を入力するとすでに入っている数値をクリアします。
自動クリア有 + 入力桁チェック
バーコード入力の際、自動クリアおよび入力された桁に対して[表示文字数]と一致しているかのチェックをします。
表示桁数が[表示文字数]より少ない場合はワードアドレスへの書き込みを行いません。
ゼロサプレスを設定していない場合は足りない桁数分「0」が表示されるため、表示桁数は一致していると判断されます。
ゼロサプレスの詳細は以下を参照してください。
14.11.1.6 数値表示 - 表示設定 / 詳細
小数点桁数を設定している場合、「表示桁数-小数点桁数」分の入力桁数が必要です。
整数値が入力されると、小数点以下は「0」が格納されます。
例)表示桁数が「6」、小数点桁数が「2」の場合、4桁の整数値が入力可能。
バーコード入力
バーコードリーダからの入力を許可する設定です。
入力完了
入力が完了したことを検出、通知する設定を行います。
入力完了ビットアドレス
入力が完了したときにONするビットアドレスを設定します。
このアドレスは自動ではOFFされません。ONを確認後、OFFにしてください。