25.11.5 表示 / CSV保存(カスタム設定)

表示/CSV保存をおこなう

サンプリングデータを表示器画面上に表示する、または外部ストレージへ保存するかどうかを指定します。

サンプリングデータ表示器を使用して画面上に表示する場合や、外部ストレージにデータを保存する場合は必ずチェックを入れ、フォーマットを設定してください。

簡単設定/カスタム設定

フォーマットの設定モードを選択します。

フォーマットがある程度固定されているため、簡単に設定できます。

自由なフォーマットが設定できます。

印字フォーマットからコピー

[印字]タブで印字フォーマットを設定している場合に、その設定内容をコピーします。印字と同じフォーマットで表示/CSV保存したい場合に使用します。

罫線行/罫線列はコピーされません。

CSV保存コントロールワードアドレス

CSV形式で保存するかどうかを指定します。保存する場合は、外部ストレージへのデータ書き出しをコントロールするアドレスを設定します。

コマンドを書き込み、その結果(ステータス)が反映される領域と、ファイル番号(「SA*****.csv」の*****部分)を指定する領域の連続2ワード分を自動的に使用します。ファイル番号の設定範囲は0~65535です。

25.14.5 CSV保存について

保存先

サンプリングデータの保存先を選択します。

CFカード(またはSDカード)にデータを書き出します。

USBストレージにデータを書き出します。

保存先フォルダ分割設定

クリックすると次のダイアログボックスが開きます。

外部ストレージの保存先フォルダをファイル数で分割する

アラーム履歴データとサンプリングデータの保存先フォルダを分割するかどうかを指定します。

[1フォルダ内ファイル数]で指定したファイル数分を1つのフォルダとしてまとめて管理できます。

例) [1フォルダ内ファイル数]を「100」とし、サンプリンググループ1のCSV保存を行った場合

フォルダ

保存されるファイル

\SAMP01\00000

SA00000.CSV ~ SA00099.CSV

\SAMP01\00001

SA00100.CSV ~ SA00199.CSV

:

:

\SAMP01\00655

SA65500.CSV ~ SA65535.CSV

  • ファイルの保存先フォルダとファイル名については、以下を参照してください。
    5.7.1 保存先フォルダとファイル名について

  • 設定はアラーム履歴データとサンプリングデータの両方に適用されます。どちらか一方のフォルダのみを分割したり、別々のファイル数を設定することはできません。

1フォルダ内ファイル数

1フォルダ内に保存するファイル数を、[50]、[100(推奨値)]、[150]、[200]、[250]、[300]、[350]、[400]、[450]、[500]から選択します。

[100(推奨値)]を選択すると、フォルダを分割しない場合に比べてファイル保存処理にかかる速度が速くなります。

  • ファイル番号から保存先フォルダが自動的に割り出されます。実際の分割フォルダ内のファイル数をカウントするものではないため、設定したファイル数以上のファイルがフォルダ内に存在することがあります。

ファイル名に日時を付加する

タイムスタンプ(CSV保存開始の年月日時)をファイル名に使用するかどうかを指定します。

ファイル名は、サンプリングデータを示す「SA」とファイル番号(5桁の数字)で構成されます。ファイル番号は[CSV保存コントロールワードアドレス]で設定したアドレス+1のアドレスに格納した値です。
例: ファイル番号が「1」の場合、ファイル名は「SA00001.csv」

ファイル名は、サンプリングデータを示す「SA」+ファイル番号(5桁の数字)+タイムスタンプで構成されます。タイムスタンプの書式は[日時フォーマット]で設定します。
例: ファイル番号が「1」、保存日時が2017/3/16 12:05:30、日時フォーマットが「_%Y%M%D_%h」の場合、ファイル名は「SA00001_20170316_12.csv」

日時フォーマット

[ファイル名に日時を付加する]にチェックを入れた場合、タイムスタンプの書式を半角16文字以内で設定します。使用できるのは半角英数字、以下の半角記号、および以下のマクロです。

% _ - ( )

マクロ

内容

%Y

年(西暦4桁)

%y

年(西暦の下2桁)

%M

%D

%h

時(24時間表記)

%H

時(12時間表記)

%m

%s

%+上記以外の文字

任意の文字列を追加します。先頭の「%」はファイル名に含まれません。

例1) 「_%Y%M%D_%A」を設定した場合: SA00001_20170316_A

例2) 「_%Y%M%D_%%」を設定した場合: SA00001_20170316_%

 

プレビュー

[日時フォーマット]の設定に応じて、現在の日時でファイル名のイメージを表示します。フォーマットが正しくない場合、プレビューは更新されません。

CSV日付フォーマット

CSV形式で出力される日付のフォーマットを[yy/mm/dd]、[dd/mm/yy]、[mm/dd/yy]、[20yy/mm/dd]、[dd/mm/20yy]、[mm/dd/20yy]、[mm/dd]から選択します。「yy」は西暦の下2桁を表し、「mm」「dd」はそれぞれ月と日を2桁で表示します。

FTP転送を使用する

CSV形式で保存したサンプリングデータをFTPへ転送します。

チェックを入れると[FTP]タブが表示されます。転送先のFTPサーバや転送開始のトリガは[FTP]タブで設定します。

25.11.6 FTP

メール送信

サンプリングデータをCSV保存したとき、ファイルをメールに添付して送信します。

あらかじめシステム設定[E-mail設定]でメール送信サーバや送信先メールアドレスなどの設定を行ってください。

5.4.21 システム設定[E-mail設定]の設定ガイド

送信先グループ

システム設定[E-mail設定]で設定した送信先グループの番号を指定します。

警報値アドレス読込み条件

[データ設定]ダイアログボックスの[警報]タブで[警報設定]を有効にし、[警報動作]を[アドレス]に設定した場合に、そのアドレスを読み込む条件を設定します。

警報値アドレスを常時読み込みます。

[トリガビットアドレス]がONしたときに読み込みます。

トリガビットアドレス

警報値アドレスを読み込むタイミングをコントロールするアドレスを設定します。

絞り込み検索/ソート

指定した条件に該当するデータのみを表示させる絞り込み検索機能や、指定した条件に従ってデータを並べ替えるソート機能を使用するかどうかを指定します。

絞り込み検索/ソート機能が使用できる機種は以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧

この機能を使用した場合、サンプリングデータ表示器の項目名欄をタッチすると、次の検索メニューが表示されます。

選択した列に設定されている検索/ソートを解除します。

値の小さい順にソートします。

値の大きい順にソートします。

検索条件入力用キーボードが表示されます。検索条件入力用キーボードについては、以下を参照してください。

20.10.3 検索条件入力用キーボードについて

ステータスアドレス

絞り込み検索/ソート機能を使用する場合、検索結果や処理状況を格納するアドレスを設定します。連続3ワード分を使用します。

次のエラーコードが格納されます。

エラーコード(10進数)

内容

詳細

0000

正常終了

検索/ソート処理が正常終了した

0001

検索処理中

検索/ソート処理が正常に開始された

0100

対象レコード数0エラー

検索を行った結果、該当するデータ数が0件だった

0101

検索メニュー表示エラー

他の機能で検索メニューを表示している、またはすべてのウィンドウが使用中のため、検索メニューが表示できない

0102

検索開始エラー

他の機能で検索/ソート処理中、または検索結果の表示中のため、検索できない

0200

登録サイズエラー

サンプリングデータサイズが1Mバイトを超えている

65535

予期せぬエラー

内部的な問題により検索不可

検索/ソートを行った結果、該当したデータ数が格納されます。

[絞り込み]が設定されている列数が格納されます。

行設定

項目名(横)行数

項目名行の行数を0~3で設定します。

1行目の日付列、時刻列にはそれぞれ「Date」、「Time」が自動的に表示されます。

  • 絞り込み検索/ソート機能を使用する場合は、項目名行は1行以上を設定してください。

サンプリングアドレスを項目名にする

[項目名(横)行数]が「0」以外の場合、サンプリングアドレスをデータ列の項目名として表示するかどうかを指定します。指定した場合、プレビューエリアでアドレスが表示されているセルは編集できません。

データ表示行数

[動作設定]タブの拡張設定で[指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定していない場合のみ、データ行の行数を1~[動作設定]タブで指定した[回数]の範囲で設定します。

  • データ表示行数は[回数]に合わせてください。

集計表示行数

集計行の表示行数を0~4で設定します。集計行には[動作設定]タブで指定した[回数]分のデータを集計した値(合計値/平均値/最大値/最小値)が表示できます。

  • 集計行の設定の有無にかかわらず、集計データはCSV出力されません。

  • [アドレス設定]タブで[データ形式の混在]を指定している場合、数値データ以外の列の集計行には何も表示されません。

項目名 (横) /文字列文字数

項目名(横)や文字列行の表示文字数を半角1~100で設定します。

プレビューエリアの項目名行/文字列行のセルをダブルクリックすると、ここで設定した範囲内で文字を入力できます。

列設定

項目名(縦)

項目名列を表示するかどうかを指定し、指定した場合は項目名列の文字数を半角1~20で設定します。

プレビューエリアの項目名列のセルをダブルクリックすると、ここで設定した範囲内で文字を入力できます。

データ表示列数

データ列数を表示します。

列の詳細設定/行の詳細設定

プレビューエリアで列や集計行、項目名(縦)/(横)を選択し、ここをクリックするとそれぞれの詳細設定を行うダイアログボックスが開きます。

25.11.5.1 表示 / CSV保存(カスタム設定) / 日付設定

25.11.5.2 表示 / CSV保存(カスタム設定) / 時刻設定

25.11.5.3 表示 / CSV保存(カスタム設定) / データ設定 - データ形式

25.11.5.4 表示 / CSV保存(カスタム設定) / データ設定 - スタイル

25.11.5.5 表示 / CSV保存(カスタム設定) / データ設定 - 警報

25.11.5.6 表示 / CSV保存(カスタム設定) / 集計設定 - データ形式

25.11.5.7 表示 / CSV保存(カスタム設定) / 集計設定 - スタイル

25.11.5.8 表示 / CSV保存(カスタム設定) / 集計設定 - 警報

25.11.5.9 表示 / CSV保存(カスタム設定) / 項目名(縦 / 横)設定

列を追加

プレビューエリアで選択した列の前に[日付]、[時刻]、[データ]、[文字列]のいずれかの列を挿入します。[文字列]列には任意の文字を直接入力できます。

[データ]列を挿入する場合、[表示データの選択]ダイアログボックスが開き、追加したいデータ列(アドレス)を選択できます。

複数のアドレスを追加したい場合は、ドラッグして連続する列を選択できます。また[Ctrl]キーを押したまま追加したい列をクリックすると、ばらばらのアドレスも選択できます。

右へ/左へ

プレビューエリアで選択した列を右/左へ移動します。

行を追加

プレビューエリアで選択した行の前に[文字列]行を挿入します。[文字列]行には任意の文字を直接入力できます。

上へ/下へ

プレビューエリアで選択した[文字列]行を上/下へ移動します。

プレビューエリア

設定した内容に合わせてフォーマットイメージを表示します。

[動作設定]タブの拡張設定で[指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定している場合、データ行は1行のみ表示されます。指定していない場合は、[回数]分のデータ行が表示されます。

[指定回数終了時に古いデータから上書きする]指定あり

[指定回数終了時に古いデータから上書きする]指定なし