25.14.5 CSV保存について

外部ストレージへの保存動作には以下の2種類があります。

[CSV保存コントロールワードアドレス]にコマンドを書き込んだ時点で、表示器内に格納されているデータをCSV出力します。
25.7.2 操作手順 - 通常保存

指定回数分のデータを表示器内に格納した時点(サンプリングが1周したタイミング)で、データを自動的にCSV出力します。[動作設定]タブの拡張設定で[指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定しているサンプリンググループの場合のみ使用できます。
25.7.3 操作手順 - 自動保存

CSV保存コントロールワードアドレス

外部ストレージのデータの書き出しをコントロールするアドレスです。指定したアドレスから連続2ワード分を使用します。32ビットデバイスを指定した場合、下位16ビットのみ使用されます。

ファイル番号を指定してから、アドレスにコマンドを書き込みます。

ファイル番号を指定してからコントロールアドレスにコマンドを書き込むと、データを外部ストレージへ書き出します。処理を行った結果(ステータス)がアドレスに反映されます。

モード

ワードデータ

内容

コマンド

0001h

通常保存

0020h

自動保存開始(上書きでデータを格納している場合のみ*1)

0021h

自動保存終了(上書きでデータを格納している場合のみ*1)

ステータス

0000h

正常終了

0100h

書き込みエラー

0200h

外部ストレージが挿入されていない

CFカードカバーが開いている

SDカードが書き込み禁止になっている

0300h

書き込みデータが存在しない

0400h

ファイル番号エラー

0500h

コントロールワードアドレスへのコマンド書き込みと、Pro-Server EX、GP-Viewer EXもしくはEtherマルチリンクからバックアップメモリ(SRAM)へのアクセスが同時に発生。

再度コントロールワードアドレスへコマンドを書き込んで、処理を行ってください。

2000h

表示器が正常に自動保存の動作モードに入った状態
CSV保存コントロールアドレスがこの値の間、自動保存動作が継続されます。値が変更されると、自動保存は終了します。

*1 データの格納方法については25.14.3.2 データの格納方法を参照してください。

外部ストレージに保存する際のファイル名「SA*****.csv」の*****部分を指定します。ファイル番号の設定範囲は0~65535です。コマンドを書き込む前にファイル番号を設定してください。

CSVファイルは外部ストレージ内に自動で作成されたフォルダの中に保存されます。フォルダはサンプリンググループごとに固定のフォルダ名で作成されます。

保存するデータ

フォルダ

ファイル名

サンプリンググループ1のデータ

\SAMP01

SA*****.CSV

.

.

.

.

.

.

 

サンプリンググループ64のデータ

\SAMP64

SA*****.CSV

 

[外部ストレージの保存先フォルダをファイル数で分割する]を設定した場合は、次のように保存されます。
例) [1フォルダ内ファイル数]を「100」とし、サンプリンググループ1のCSV保存を行った場合

保存するデータ

フォルダ

ファイル名

サンプリンググループ1のデータ

\SAMP01\00000

SA00000.CSV~SA00099.CSV

\SAMP01\00001

SA00100.CSV~SA00199.CSV

:

:

\SAMP01\00655

SA65500.CSV~SA65535.CSV