25.14.3.2 データの格納方法

収集したデータはサンプリンググループ単位で表示器内に格納されます。

指定回数分のサンプリングを終了したあとのデータの格納方法には次の2種類あります。

  1. 古いデータを上書きして最新のデータを格納する

  2. データを上書きしないで、別ブロックとして分けて格納する

上記の格納方法は、[動作設定]タブの拡張設定で[指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定するかどうかで設定します。

実行条件が[一定周期]、[ビットON中一定周期]、[ビット変化]の場合は1.の動作のみです。

実行条件が[時刻指定]、[ビットON]の場合は上記1.2.を選択できます。

1.[指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定する

指定回数分のデータ収集が終了しても、表示器に格納されている古いデータから順に上書きして新しいデータを格納するため、サンプリングは自動的に継続されます。

2.[指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定しない

指定回数分のデータ収集を終了すると、続きは別のブロックとして分けて格納を続けます。(ブロックとは、指定回数分のサンプリングデータのまとまりです。) 指定回数xブロック数分のデータを格納すると、それ以降はデータ収集を行いません。

複数のブロックに分けてデータを格納することで、ブロックごとに表示や印字ができます。例えば、1日10回のサンプリングを月~金までの5日間実施したい場合、月曜のデータを「ブロック0」、火曜のデータを「ブロック1」と分けて格納すると、日報として曜日ごとにデータを印字できます。