LT4000シリーズには以下のような特徴があります。
電源が入った状態でリアモジュールにディスプレイモジュールが接続されていないとシステムエラーになり、ブザーが鳴り続けます。また、以下の機能が自動的に停止されます。復旧するには、表示器の電源を切りリアモジュールとディスプレイモジュールを接続します。接続を確認してから表示器の電源を入れてください。
ロジック機能
I/O入出力
PLC通信
LT3000シリーズからLT4000シリーズへ機種変更した場合の動作については、以下を参照してください。
5.6.1 機種変更の制限事項
LT4200/4300シリーズ本体のバージョン(PV)が02以上の場合は、LT-Rear Moduleシリーズとしてもご使用になれます。
本体のバージョン(PV)は製品に貼付された「製品ラベルステッカー」で確認してください。
本体に貼付された製品ラベルステッカーが「PV:02、PL:03、SV:2.0」以上の場合は、GP-Pro EX Ver.3.5以上のプロジェクトファイルを転送してください。Ver.3.12のプロジェクトファイルを転送すると、システム変数#L_BatteryErrがONになり、時計データに関するエラーメッセージが表示されます。
LT4000シリーズで[サンプリング周期]を100msに設定し大量のデータをサンプリングすると、サンプリング周期が100msよりも長くなります。サンプリングの遅延を防ぐには以下のワード数を目安にし、データの数を調整してください。
ワードアドレスのビット長が16ビットの場合: (グループ数 * アドレス数)が8100ワード以下
ワードアドレスのビット長が32ビットの場合: (グループ数 * アドレス数)が4050ワード以下
ただし、ロジックプログラムなど負荷の大きい処理が発生した場合は、サンプリングのワード数に関係なくサンプリング周期の遅延が発生する可能性があります。
バーコードリーダ、2次元コードリーダはUSB接続のみ使用できます。
LT-Rear Moduleシリーズをディスプレイモジュールなしで使用する場合
プロジェクトファイルを転送する時やオフラインモードを使用する時には、必ずディスプレイモジュールを装着した状態で作業を行ってください。正しくセットアップできているか判断できない可能性があります。
システム設定[本体設定]-[遠隔監視設定]で[Pro-face Remoto HMI]の[使用する]にチェックを入れてください。エラーが発生した場合に、Pro-face Remote HMIで確認できます。
内部デバイスや接続機器アドレスにステータスを格納する機能を使用する場合は、アドレス値の監視やI/Oを使用するなど、必要に応じて外部機器側で表示器のエラーを検出できるようシステムを設計してください。
RS-485で接続機器と接続したい場合は、通信設定で[RS422/485(2線式)]を選択してください。
接続機器のシリアルポートの信号線が4線でも、2線式に対応している機器の場合は、送信+と受信+、送信-と受信-をそれぞれ短絡することで接続できるドライバがあります。「GP-Pro EX 接続マニュアル」の結線図でご確認ください。