28.10.4.2 動画表示器 - 基本設定 / 詳細

再生コントロールワードアドレス

再生を接続機器から操作します。指定したアドレスから連続5ワード分を使用します。

  操作方法は以下を参照してください。

再生コントロールアドレスの操作手順

再生コントロールのタイミングチャート

再生方法

再生コントロールワードアドレス

各ビットでは、上位ビットが優先になります。

指定する番号は、次のとおりです。

0 停止

1 再生

2 一時停止

3 早送り再生

4 巻き戻し再生

5 スロー再生

6 コマ送り

7 コマ戻り

8 インデックス指定

9 以降予約(停止)

再生するファイルのインデックス番号を指定します。「再生モード」を8番に設定し、[コントロール]のコマンド送信ビットをONするか、強制再生ビットをONしている場合のみ有効になります。それ以外は無効です。

スロー再生とコマ送りの操作ができます。

エラーコード

0

正常終了

1

再生方法で指定した値が設定範囲外です

2

スイッチからの命令を実行中

3

動画保存中
Camera-Viewer EXで表示器に接続されたビデオカメラの映像を表示中

4~15

予約

 

順次再生

指定した順番に再生するかどうかを設定します。リストの最後まで再生すると、[リピート再生]の指定の有無によって、次のように動作します。

リストの最初から再生します。

再生を停止します。

エラー処理

再生を開始するときに、次の理由で再生できなかった場合の処理方法を設定します。

停止

再生できなかった場合は、動作を停止します。

次へ

再生できなかった場合は、次の動画ファイルから再生します。この場合、[ステータスワードアドレス1]にはエラーステータスは格納されません。

ステータスワードアドレス1

エラー情報や再生サイズ、再生位置の情報を確認したい場合に、それらの情報を格納するためのワードアドレスを指定します。指定したアドレスから4ワード分を使用します。
32ビットデバイスでは、下位16ビットのみ使用します。

再生に失敗した場合(ファイルが存在しない、FTPサーバへ接続できないなど)や動画表示器の状態エラー(再生中にファイルが壊れた場合など)の場合にエラービットがONになります。

エラー詳細/ビットの状態

エラー名

説明

0

正常終了

正常に動作しました。

1~3、6、8、12~15、17~127

予約

予約されている番号で、この番号がセットされることはありません。

4

外部ストレージなし

外部ストレージが挿入されていません。

またはCFカードカバーが開いています。

5

リードエラー

外部ストレージからの読み出しに失敗しました。

7

CFカードエラー/USBストレージエラー

CFカード/USBストレージが正しくフォーマットされていないか、壊れています。

9

FTPサーバ接続エラー

FTPサーバにアクセスできません。

10

FTPログオン失敗エラー

FTPサーバへのログオンに失敗しました。

11

書き込み失敗エラー

FTPサーバへのデータの書き込みに失敗しました。

16

ファイルが壊れている

指定されたファイルがSDXフォーマットファイルでない。

現在の再生サイズが格納されます。

0 : 標準モード

1 : 1/4モード

2 : 1/16モード

3 : 以降予約(標準タイプ)

動画再生位置は、表示サイズと入力画像信号の設定により座標の範囲で次のようになります。

表示サイズ

入力画像信号の設定

NTSC

PAL/SECAM

標準

(0,0) ~ (639,479)

(0,0) ~ (767,575)

1/4

(0,0) ~ (319,239)

(0,0) ~ (383,287)

1/16

(0,0) ~ (159,119)

(0,0) ~ (191,143)

ステータスワードアドレス2

動画の再生状況を監視するアドレスを使用するかどうかを設定します。
指定したアドレスから連続2ワード分を使用します。
32ビットデバイスでは、下位16ビットのみ使用します。

0 : 停止

1 : 再生

2 : 一時停止

3 : 早送り再生

4 : 巻き戻し再生

5 : スロー再生

0xFF : ビデオ表示

上記以外予約

スロー再生を行う場合に、再生の速度が格納されます。

 

再生コントロールアドレスの操作手順

通常の再生

  1. [インデックス番号]アドレスに、再生したい動画ファイルのインデックス番号を格納します。

  2. [再生モード]アドレスに「8」を格納し、[コントロール]アドレスのコマンド送信ビット(ビット0)をONします。インデックス番号がセットされました。(このとき、再生中の動画は停止状態になります。)

  3. コマンド送信ビットをOFFに戻します。

  4. [再生モード]アドレスを「1」に変更し、再びコマンド送信ビットをONします。セットされたインデックス番号の動画再生が開始されます。

強制再生モードで再生

現在の動画再生状態に関係なく、指定したインデックス番号の動画を強制的に再生します。

  1. [インデックス番号]アドレスに、再生したい動画ファイルのインデックス番号を格納します。

  2. [コントロール]アドレスの強制再生ビット(ビット8)をONします。再生が開始されます。

再生コントロールのタイミングチャート