再生コントロールワードアドレス
再生を接続機器から操作します。指定したアドレスから連続5ワード分を使用します。
操作方法は以下を参照してください。
再生方法
再生コントロールワードアドレス
コントロール
各ビットでは、上位ビットが優先になります。
ビデオ表示ビットをONすると、動画再生状態に関係なく、現在のカメラの映像を表示します。再生状態は継続しているため、元に戻すと時間の進んだ元の再生映像に戻ります。現在の映像を表示している間は再生している動画の音声は出力されません。
強制再生ビットは、ONになったときにインデックス指定で指定されている番号の動画を再生します。ONの状態の場合、再生通知ビットが反転すると、そのとき指定されている番号の動画が再生されます。
再生モード
指定する番号は、次のとおりです。
0 停止
1 再生
2 一時停止
3 早送り再生
4 巻き戻し再生
5 スロー再生
6 コマ送り
7 コマ戻り
8 インデックス指定
9 以降予約(停止)
インデックス番号
再生するファイルのインデックス番号を指定します。「再生モード」を8番に設定し、[コントロール]のコマンド送信ビットをONするか、強制再生ビットをONしている場合のみ有効になります。それ以外は無効です。
オプション
スロー再生とコマ送りの操作ができます。
ステータス
エラーコード
0 |
正常終了 |
1 |
再生方法で指定した値が設定範囲外です |
2 |
スイッチからの命令を実行中 |
3 |
動画保存中 |
4~15 |
予約 |
順次再生
指定した順番に再生するかどうかを設定します。リストの最後まで再生すると、[リピート再生]の指定の有無によって、次のように動作します。
[リピート再生]指定有り
リストの最初から再生します。
[リピート再生]指定無し
再生を停止します。
エラー処理
再生を開始するときに、次の理由で再生できなかった場合の処理方法を設定します。
外部ストレージが挿入されていない
FTP再生で、FTPサーバに接続できない
ファイルが存在しない
ファイルを開くことができない
ファイルのフォーマットが正しくない
停止
再生できなかった場合は、動作を停止します。
次へ
再生できなかった場合は、次の動画ファイルから再生します。この場合、[ステータスワードアドレス1]にはエラーステータスは格納されません。
ステータスワードアドレス1
エラー情報や再生サイズ、再生位置の情報を確認したい場合に、それらの情報を格納するためのワードアドレスを指定します。指定したアドレスから4ワード分を使用します。
32ビットデバイスでは、下位16ビットのみ使用します。
エラーステータス
再生に失敗した場合(ファイルが存在しない、FTPサーバへ接続できないなど)や動画表示器の状態エラー(再生中にファイルが壊れた場合など)の場合にエラービットがONになります。
エラー詳細/ビットの状態 |
エラー名 |
説明 |
---|---|---|
0 |
正常終了 |
正常に動作しました。 |
1~3、6、8、12~15、17~127 |
予約 |
予約されている番号で、この番号がセットされることはありません。 |
4 |
外部ストレージなし |
外部ストレージが挿入されていません。 またはCFカードカバーが開いています。 |
5 |
リードエラー |
外部ストレージからの読み出しに失敗しました。 |
7 |
CFカードエラー/USBストレージエラー |
CFカード/USBストレージが正しくフォーマットされていないか、壊れています。 |
9 |
FTPサーバ接続エラー |
FTPサーバにアクセスできません。 |
10 |
FTPログオン失敗エラー |
FTPサーバへのログオンに失敗しました。 |
11 |
書き込み失敗エラー |
FTPサーバへのデータの書き込みに失敗しました。 |
16 |
ファイルが壊れている |
指定されたファイルがSDXフォーマットファイルでない。 |
再生サイズ
現在の再生サイズが格納されます。
0 : 標準モード
1 : 1/4モード
2 : 1/16モード
3 : 以降予約(標準タイプ)
再生位置X/再生位置Y
動画再生位置は、表示サイズと入力画像信号の設定により座標の範囲で次のようになります。
表示サイズ |
入力画像信号の設定 |
|
---|---|---|
NTSC |
PAL/SECAM |
|
標準 |
(0,0) ~ (639,479) |
(0,0) ~ (767,575) |
1/4 |
(0,0) ~ (319,239) |
(0,0) ~ (383,287) |
1/16 |
(0,0) ~ (159,119) |
(0,0) ~ (191,143) |
ステータスワードアドレス2
動画の再生状況を監視するアドレスを使用するかどうかを設定します。
指定したアドレスから連続2ワード分を使用します。
32ビットデバイスでは、下位16ビットのみ使用します。
再生モニタ
下位8ビットに再生モニタの動作モードが格納されます。
再生状態ビットは再生リストによるビデオ表示時にONになります。特殊スイッチによる表示時はOFF状態です。
再生状態ビットは、実際に再生状態かどうかを示します。リピート指定がなく、再生スイッチがONでも再生が最後まで終了している場合には、再生状態以外の状態になります。
再生モニタの動作モードで指定する番号は次のとおりです。
0 : 停止
1 : 再生
2 : 一時停止
3 : 早送り再生
4 : 巻き戻し再生
5 : スロー再生
0xFF : ビデオ表示
上記以外予約
スロー再生速度
スロー再生を行う場合に、再生の速度が格納されます。
通常の再生
[インデックス番号]アドレスに、再生したい動画ファイルのインデックス番号を格納します。
[再生モード]アドレスに「8」を格納し、[コントロール]アドレスのコマンド送信ビット(ビット0)をONします。インデックス番号がセットされました。(このとき、再生中の動画は停止状態になります。)
コマンド送信ビットをOFFに戻します。
[再生モード]アドレスを「1」に変更し、再びコマンド送信ビットをONします。セットされたインデックス番号の動画再生が開始されます。
強制再生モードで再生
現在の動画再生状態に関係なく、指定したインデックス番号の動画を強制的に再生します。
[インデックス番号]アドレスに、再生したい動画ファイルのインデックス番号を格納します。
[コントロール]アドレスの強制再生ビット(ビット8)をONします。再生が開始されます。
強制再生ビットがONの間は、コマンド送信ビットをONしても動作しません。
強制再生ビットをONしたまま、再生通知ビット(ビット9)をONまたはOFFすると、その時点で格納されているインデックス番号の動画を再び再生します。
強制再生モードで再生中の動画を停止させるには、強制再生ビットをOFFする必要があります。
[リピート再生]および[順次再生]を指定していない場合は、動画が終了すると停止します。
[リピート再生]指定なしで[順次再生]指定ありの場合は、再生リストの最後の動画が終了すると停止します。