システムカード(Cドライブ)にライトフィルタ(書き込み禁止)が設定されている場合は、以下の操作を行う前にライトフィルタ設定を無効にしてください。
設定方法は「SP5000シリーズオープンボックス リファレンスマニュアル」を参照してください。マニュアルは弊社サポート専用サイト(http://www.pro-face.com/trans/ja/manual/1001.html)からダウンロードできます。
表示器への画面転送
オフラインモードでの設定変更
運転中にパスワードなどのセキュリティ情報を変更する
23.8 運転中にパスワードを変更したい
起動時に文字列テーブルを更新する
18.6 転送せずに文字列テーブルを変更したい
運転中に拡張レシピデータのインポートや編集、拡張レシピリストの編集を行う
26.20 拡張レシピデータをインポート / エクスポートしたい
26.30 拡張レシピデータのしくみ
ライトフィルタの設定を変更した場合は、WinGPを再起動する必要があります。
ライトフィルタ(書き込み禁止)の設定を無効にした状態で、OSのシャットダウン操作を行わずに電源を切ると、書き込み途中のデータが消失し、WinGPが起動できなくなる場合があります。その場合はWinGPを再インストールしてください。
SP-5B40でWinGPにシステムエラーが発生して起動しない、またはメモリローダが起動しない場合は、SP-5B40にVisual Studio 2015のVisual C++再頒布可能パッケージ(x86)がインストールされていない可能性があります。お客様ご自身でインストールし、WinGPやメモリローダの動作確認を行ってください。インストール方法については、Microsoft社のホームページでご確認ください。
メモリローダを使用して転送する場合、起動データが入った複数の外部ストレージを同時に接続しないでください。同時に複数の起動データが存在する場合、どの外部ストレージ内の起動データが動作するかは不定です。
システム設定[本体設定]-[WinGP設定]の[履歴データ保存設定]で、[保存先]で[フォルダ]を選択した場合は、指定した外部ストレージに5Mバイトまでのバックアップデータが保存できます。外部ストレージへの保存動作中は表示器の電源を切らないでください。
[履歴データ保存設定]の[保存先]の設定により、アラーム履歴の記憶数やメッセージ登録数が異なります。
SRAM |
フォルダ |
|
アラーム履歴の記憶数 |
最大768個 (拡張時 : 2048個) |
最大10000個 |
アラームメッセージの登録数 |
最大2048個*1 (拡張時 : 65533個) |
最大10000個 (拡張時 : 65533個) |
*1 アラーム履歴全体(ブロック1~8)でアラームメッセージは[ビット監視]、[ワード監視]あわせて2048個まで登録できますが、[ワード監視]は768個までです。
次の機能を実行したときは、本体の再起動を要求される場合があります。
メモリローダを使用したバックアップファイルのダウンロード
オフラインモードの[転送]-[SD -> SRAMの転送]
システムカードの交換
特殊スイッチや、トリガアクション、スクリプトの特殊動作で[アプリケーション起動]の[多重起動禁止]の設定をしていても[ウィンドウタイトル]が入力されていない場合は、多重起動が実行されます。
多重起動を禁止したい場合は、[ウィンドウタイトル]に完全に一致するウィンドウのタイトルを入力してください。
オープンボックスは、SP5000シリーズのほかのボックスモジュールやGPとはファイルシステムが異なるため、外部ストレージのファイルを読み出す順番が異なります。よって、ファイルをリスト表示する機能では、表示順番が異なる場合があります。
WinGP動作中は、ハードウェアの取り外し機能を使ってもUSB転送ケーブル(CA3-USBCB-01)を取り外すことができません。
WinGPからアプリケーションを動作させる場合は、システム設定[接続機器設定]の[タイムアウト]に、アプリケーションが動作する時間よりも大きな値を設定してください。タイムアウトエラーおよび受信データ異常エラーが発生する可能性があります。
機能のサポート情報については以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
その他、オープンボックスで使用できない機能は次のとおりです。
システム設定[本体設定]-[表示設定]の[スタンバイモード設定]
2次元コードリーダのUSB接続
スクリプトでのプリンタ操作
オフラインモードでのCFastカードやSDカードの初期化、ユーザーデータの初期化
オフラインモードでのタイムゾーン設定
オフラインモードでのタッチパネルのキャリブレーションやCOM1/COM2/LANチェック
システムメニューでの本体の輝度調整
システムデータエリアのバックライトOFF、画面表示のON/OFF機能
アドレスモニタ
FTPサーバへの接続
本体の輝度調整、タッチパネルのキャリブレーション、フロントUSBの有効/無効設定については「SP5000シリーズオープンボックス リファレンスマニュアル」を参照してください。
ファンクションキーを設定するには、イルミネーションスイッチまたはテンキーを使用する設定を行う必要があります。
本体を縦型で使用する場合は、ディスプレイの設定を縦型に変更し、[設置方法]を[縦型]に設定したプロジェクトファイルを転送してください。
[設置方法]を[縦型]に設定した場合の動作については以下を参照してください。
3.9.1 画面表示の制限事項
GP-Pro EXのインストールDVDからSP5000シリーズオープンボックスにインストールできるのはPro-face Remote HMI Serverのみです。
API通信の制限事項
ハンドリングAPIの制限事項
ハンドリングAPIの文字情報はすべてUnicodeで扱います。APIでバージョン情報とプロジェクト情報を読み出す場合は、Unicodeで読み出されるので他の文字コード(ASCIIなど)で使用されたい場合は変換してください。
デバイスアクセスAPIの制限事項
WinGPが起動していない状態でデバイスアクセスAPIを利用するとエラーになります。またWinGP終了後にデバイスアクセスAPIを起動するとタイムアウトエラーが発生します。
ユーザアプリケーションでAPI通信実行中に表示器をスタンバイ状態にしないでください。
必ずデバイスアクセスAPIの実行が完了してからスタンバイ状態になるよう、ユーザアプリケーションで制御してください。
ReadSymbol(),ReadSymbolVariant(),WriteSymbol(),WriteSymbolVariant()のAPIで下記の配列要素数を超える配列変数は使用できません。
配列変数の種類 |
WinGP API通信でアクセス可能な最大要素数 |
---|---|
ビット変数 |
255 |
整数変数 |
510 |
フロート変数 |
510 |
デバイスアクセスAPIでアクセスしている途中でWinGPを終了した場合はAPIからのリターンがすべてエラーとなります。
Visual C++ Ver.6 でC:\Program files\Pro-face\WinGP\SDK\VC\Public\ProEasy.hをコンパイルすると、LPVARIANTが未定義のエラーになることがあります。これを回避するには、通常はstdafx.hの中で#include<afxdisp.h>と定義してください。
デバイスアクセスAPIでは間接機器は使用できません。