特殊データ表示器[ファイリング]で[内部デバイス経由]を設定した場合、スイッチランプ部品[特殊スイッチ]-[ファイル項目用スイッチ]を使用して「SRAM →内部デバイス」、「内部デバイス→接続機器」、「接続機器→内部デバイス」、「内部デバイス→SRAM」の転送ができます。
内部デバイスへの転送、内部デバイスからの転送を操作するスイッチは、スイッチランプ部品[特殊スイッチ]でのみ作成できます。
例)SRAM→内部デバイス(先頭アドレス : LS20)→接続機器に転送する場合
(データ : 16ビット長)
内部デバイスに格納されたデータは、必要に応じてデータ表示器[数値表示]を使用して表示器画面に表示できます。接続機器に転送する前に表示器画面上でデータを微調整してから転送したい場合などに使用します。
内部デバイスに格納されたファイリングデータの構造
バックアップメモリ(SRAM)から内部デバイスに転送を行うと、指定した内部デバイスの[格納先頭アドレス]以下16ワード分を使用して項目名が格納され、それ以降にデータが格納されます。
項目名の文字列の格納順序は、システム設定[接続機器設定]の[文字列データモード]の設定に従って格納されます。
例)データが16ビット長の場合
データが32ビット長の場合は、データ部分の格納にはデータ数x2ワード分を使用します。
内部デバイスから接続機器に転送を行うと、内部デバイスに格納されたデータのみが接続機器の指定のアドレスに書き込まれます。
データ作成時に[項目名を付けて送信する]を設定している場合は、接続機器にも項目名を転送できます。
26.17.3 項目名 / ブロック番号の転送