26.10.1 CSVデータ転送のしくみ

作成したCSVデータには、転送先アドレスなどの情報は含まれていません。転送に必要な条件(転送先アドレスや転送するデータ数など)は、データとは別にあらかじめ設定しておきます。

条件設定例

同じアドレスに転送したいファイルをまとめて、1個の条件(GROUP)として設定します。

ファイル番号は、ファイル名「ZR*****.csv」の*****部分です。

条件No.

条件名

アドレス*1

データ数

ファイル番号*2

0

材料1

D100~

6

0-9

1

温度

D110~

3

10-19

2

材料2

D300~

50

20-99

*1 転送先(または転送元)となる先頭アドレスです。接続機器のアドレスや内部デバイスアドレスが設定できます。

*2 同じ条件で転送したいファイルの範囲(先頭番号から終了番号まで)を指定します。

「ZR00000.csv」と「ZR00010.csv」のCSVデータを接続機器(PLCなど)に転送すると、「ZR00000.csv」が条件No.0、「ZR00010.csv」が条件No.1の条件設定に従って書き込まれます。

接続機器に転送される値について

外部ストレージから接続機器へ転送する場合、条件設定で設定した[表示形式]、[ビット長]により、転送される値は次のように処理されます。

Dec

Hex

Float