30.3.2.2 変数タイプ

変数のタイプには、ビット変数、整数変数、フロート変数、リアル変数、タイマ変数、カウンタ変数、時刻変数、日付変数、PID変数の9種類があります。

ビット変数

ON/OFFを示す1ビットの長さの変数で、0(OFF)か1(ON)の値を持ちます。

整数変数

32ビットの長さの符号付変数で、-2147483648(16#80000000)~2147483647(16#7FFFFFFF)の整数値を持ちます。

フロート変数

32ビットの長さの変数で、±1.175494351e-38~±3.402823466e+38の浮動小数点と0の値を持ちます。小数点以下7桁まで使用できます。

リアル変数

64ビットの長さの変数で、±2.2250738585072014e-308~±1.7976931348623158e+308の浮動小数点と0の値を持ちます。小数点以下15桁まで使用できます。

タイマ変数

タイマ命令を使用する場合は、タイマ変数を用います。

タイマ変数は、次の5つの専用変数で構成されています。

命令の詳細については、32. ロジック命令一覧を参照してください。

専用変数

内容

変数設定

PT

設定値

32ビット整数

ET

現在値

32ビット整数

Q

出力

ビット

TI

計測

ビット

R

タイマリセット

ビット

カウンタ変数

カウンタ命令を使用する場合は、カウンタ変数を用います。

カウンタ変数は、次の7つの専用変数で構成されています。

命令の詳細については、32. ロジック命令一覧を参照してください。

専用変数

内容

変数設定

PV

設定値

32ビット整数

CV

現在値

32ビット整数

Q

出力

ビット

QD

ダウンカウンタ出力

ビット

QU

アップカウンタ出力

ビット

UP

アップカウンタ

ビット

R

カウンタリセット

ビット

日時変数

日時命令を使用する場合は、日時変数を用います。

日時変数は、次の3つの専用変数で構成されています。

命令の詳細については、32. ロジック命令一覧を参照してください。

専用変数

内容

変数設定

YR

年(0~99)

32ビット整数

MO

月(1~12)

32ビット整数

DAY

日(1~31)

32ビット整数

時刻変数

時刻命令を使用する場合は、時刻変数を用います。

時刻変数は、次の3つの専用変数で構成されています。

命令の詳細については、32. ロジック命令一覧を参照してください。

専用変数

内容

変数設定

HR

時(0~23)

32ビット整数

MIN

分(0~59)

32ビット整数

SEC

秒(0~59)

32ビット整数

PID変数

PID命令を使用する場合は、PID変数を用います。

PID変数は、次の11の専用変数で構成されています。

命令の詳細については、32. ロジック命令一覧を参照してください。

専用変数

内容

変数設定

KP

比例定数(x1000)

32ビット整数

TR

積分時間(x1000)

32ビット整数

TD

微分時間(x1000)

32ビット整数

PA

処理無効範囲

32ビット整数

BA

バイアス

32ビット整数

ST

サンプリング周期

32ビット整数

Q

PID処理完了フラグ

ビット

UO

出力下限値オーバー

ビット

TO

出力上限値オーバー

ビット

PF

処理無効範囲フラグ

ビット

IF

積分範囲処理フラグ

ビット