指定された内部アドレスは、次のフォーマットに従って値を使用します。
アドレス |
設定項目 |
|
指定アドレス+0 |
表示トリガ |
|
指定アドレス+1 |
ウィンドウ番号 |
回覧メッセージ部品としては、使用しない予約アドレスとなります。 |
指定アドレス+2 |
ウィンドウ表示位置のX座標 |
|
指定アドレス+3 |
ウィンドウ表示位置のY座標 |
|
指定アドレス+4 |
言語 |
|
指定アドレス+5 |
フォント |
|
指定アドレス+6 |
文字サイズ |
|
指定アドレス+7 |
文字数 |
|
指定アドレス+8 |
文字色 |
|
指定アドレス+9 |
文字背景色 |
|
指定アドレス+10 |
ブリンク |
|
指定アドレス+11 |
文字 |
|
: |
: |
|
指定アドレス+n |
文字 |
|
指定アドレス+n+1 |
文字数 |
|
指定アドレス+n+2 |
文字色 |
|
指定アドレス+n+3 |
背景色 |
|
指定アドレス+n+4 |
ブリンク |
|
指定アドレス+n+5 |
文字 |
|
: |
: |
|
指定アドレス+n+x |
文字 |
|
指定アドレス+n+x+1 |
文字終端(文字数) |
|
設定項目は、指定した内部アドレスのデバイスサイズに応じて格納されます。
16ビットデバイスを指定した場合
デバイスサイズに応じたワード単位として使用します。
例)指定アドレスをUSR0100とした場合
32ビットデバイスを指定した場合
デバイスサイズに応じたダブルワード単位として使用します。
ただし、設定項目の[文字]は、ワード単位として使用します。
例)指定アドレスをUSR0100とした場合
指定アドレス+0 : 表示トリガ
メッセージの表示/消去
... |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
0 |
予約 |
表示状態 |
予約 |
表示/消去 |
指定デバイスのサイズ(16ビット/32ビットデバイス)に関係なく、同じビットを使用します。
状態 |
表示/消去ビット : ビット0 |
表示状態ビット : ビット4 |
消去 |
OFF |
OFF |
OFF |
ON |
|
表示 |
ON |
OFF |
表示中 |
ON |
ON |
各状態の動作は次のようになります。
消去
OFF(消去状態)になるとメッセージが消去され、表示状態ビットがOFFに更新されます。
表示
「言語(指定アドレス+4)」以降のアドレス値に応じて、メッセージが表示されます。表示完了ビットがONに更新されます。
表示中
メッセージの表示が完了した状態です。メッセージを更新するには次のいずれかの方法で行ってください。
[表示](表示状態ビットをOFF)にする
[消去]後、再度[表示]にする
画面切替での表示
画面切替先に設定されているの回覧メッセージ部品の指定アドレスが、[表示]および[表示中]状態の場合、画面切替後にメッセージ表示範囲に文字を表示します。
例)画面に設定したすべての回覧メッセージ部品が同じ指定アドレスを指定した場合
指定アドレス+1 : ウィンドウ番号
指定アドレス+2 : ウィンドウ表示位置のX座標
指定アドレス+3 : ウィンドウ表示位置のY座標
回覧メッセージ部品としては、使用しない予約アドレスになります。
[グローバルウィンドウ動作]の設定で[間接]を選択したときに指定する内部アドレスと回覧メッセージ部品の指定アドレスが同じ場合、ウィンドウ画面の表示に使用されるアドレスになります。
設定内容の詳細は設定ガイドを参照してください。
5.4.4 システム設定[本体設定] - [動作設定]の設定ガイド
指定アドレス+4 : 言語
表示させる文字の言語を設定します。
言語 |
言語コード |
欧米 |
0x0000 |
韓国語 |
0x0001 |
中国語(繁体字) |
0x0002 |
中国語(簡体字) |
0x0003 |
日本語 |
0x0004 |
ロシア語(キリル) |
0x0005 |
タイ語(ストロークフォントのみ) |
0x0006 |
指定アドレス+5 : フォント
表示メッセージの文字フォントを設定します。
フォント |
値 |
標準フォント |
0 |
ストロークフォント |
1 |
フォント値以外がセットされた場合は、標準フォント(タイ語はストロークフォント)として表示されます。
指定アドレス+6 : 文字サイズ
表示メッセージの文字サイズを設定します。
文字サイズの値は、次のとおりです。
文字サイズ |
値 |
8x16 |
0x0810 |
8x32 |
0x0820 |
8x64 |
0x0840 |
16x16 |
0x1010 |
16x32 |
0x1020 |
16x64 |
0x1040 |
32x16 |
0x2010 |
32x32 |
0x2020 |
32x64 |
0x2040 |
ストロークフォントは、縦サイズのみで判断されます。
対応文字サイズ値以外の値がセットされた場合、フォント読み出し失敗のエラーメッセージが表示されます。
指定アドレス+7 : 文字数
「文字色(指定アドレス+8)」、「文字背景色(指定アドレス+9)」、「ブリンク(指定アドレス+10)」の設定を反映する文字の数を設定します。2文字分のコードで1文字の表示になる重ね文字(タイ語)は、2バイトを1文字として算出してください。
「文字数(指定アドレス+7)」、「文字色(指定アドレス+8)」、「文字背景色(指定アドレス+9)」、「ブリンク(指定アドレス+10)」で1つの設定になります。あわせて設定してください。
「文字数(指定アドレス+7)」と文字の数が異なる場合は、設定した文字と異なる文字が表示されるなど、正しく表示されません。
文字数の合計が160文字を超える場合は、160文字までが表示対象になります。
例)ベース画面に次のメッセージを表示する場合
指定アドレス+8 : 文字色
指定アドレス+9 : 文字背景色
文字の表示色と背景色を設定します。
文字ごとに文字色を変更することができます。
「文字数(指定アドレス+7)」、「文字色(指定アドレス+8)」、「文字背景色(指定アドレス+9)」、「ブリンク(指定アドレス+10)」で1つの設定になります。あわせて設定してください。
変更したい文字の先頭に設定してください。
設定値以外の値がセットされた場合、下位の11ビットを使用して表示されます。
256色指定が可能な場合でも、回覧メッセージで指定できるのは64色で固定です。
例)ベース画面に回覧メッセージ部品を設定し、指定アドレスをUSR0100とした場合
表示内容を"標準メッセージの表示"とします。
"標準メッセージの"を文字色を白、背景色を黒とします。
"表示"を文字色を白、背景色を黒とします。
指定アドレス+10 : ブリンク
文字のブリンクの有無を設定します。
ブリンク |
値 |
ブリンク無し |
0 |
中速ブリンク |
1 |
低速ブリンク |
2 |
高速ブリンク |
3 |
「文字数(指定アドレス+7)」、「文字色(指定アドレス+8)」、「文字背景色(指定アドレス+9)」、「ブリンク(指定アドレス+10)」で1つの設定になります。あわせて設定してください。
ブリンク値以外がセットされた場合、ブリンク無しになります。
指定アドレス+11 : 文字
表示範囲に表示する文字を設定します。
アドレスに格納される文字は、UNICODEです。
表示文字に改行が格納されている場合は、改行されます。
表示可能な文字数は(改行も含めて)、160文字までです。
内部アドレスにデータを設定する場合、文字列データモードを考慮する必要があります。詳細は、以下を参照してください。
17.9.3 文字列データモードに応じたデータの格納
指定アドレス+n+x+1 : 文字終端(文字数)
回覧メッセージで表示される文字の終端を設定します。
「0 (0x00)固定」になります。