17.9.2 指定アドレスのフォーマット

指定された内部アドレスは、次のフォーマットに従って値を使用します。

アドレス

設定項目

指定アドレス+0

表示トリガ

 

指定アドレス+1

ウィンドウ番号

回覧メッセージ部品としては、使用しない予約アドレスとなります。

指定アドレス+2

ウィンドウ表示位置のX座標

指定アドレス+3

ウィンドウ表示位置のY座標

指定アドレス+4

言語

 

指定アドレス+5

フォント

 

指定アドレス+6

文字サイズ

 

指定アドレス+7

文字数

 

指定アドレス+8

文字色

 

指定アドレス+9

文字背景色

 

指定アドレス+10

ブリンク

 

指定アドレス+11

文字

 

:

:

 

指定アドレス+n

文字

 

指定アドレス+n+1

文字数

 

指定アドレス+n+2

文字色

 

指定アドレス+n+3

背景色

 

指定アドレス+n+4

ブリンク

 

指定アドレス+n+5

文字

 

:

:

 

指定アドレス+n+x

文字

 

指定アドレス+n+x+1

文字終端(文字数)

 

設定項目は、指定した内部アドレスのデバイスサイズに応じて格納されます。

16ビットデバイスを指定した場合

デバイスサイズに応じたワード単位として使用します。

例)指定アドレスをUSR0100とした場合

32ビットデバイスを指定した場合

デバイスサイズに応じたダブルワード単位として使用します。

ただし、設定項目の[文字]は、ワード単位として使用します。

例)指定アドレスをUSR0100とした場合

指定アドレス+0 : 表示トリガ

...

5

4

3

2

1

0

予約

表示状態

予約

表示/消去

指定デバイスのサイズ(16ビット/32ビットデバイス)に関係なく、同じビットを使用します。

状態

表示/消去ビット : ビット0

表示状態ビット : ビット4

消去

OFF

OFF

OFF

ON

表示

ON

OFF

表示中

ON

ON

各状態の動作は次のようになります。

OFF(消去状態)になるとメッセージが消去され、表示状態ビットがOFFに更新されます。

「言語(指定アドレス+4)」以降のアドレス値に応じて、メッセージが表示されます。表示完了ビットがONに更新されます。

メッセージの表示が完了した状態です。メッセージを更新するには次のいずれかの方法で行ってください。

画面切替先に設定されているの回覧メッセージ部品の指定アドレスが、[表示]および[表示中]状態の場合、画面切替後にメッセージ表示範囲に文字を表示します。

 

例)画面に設定したすべての回覧メッセージ部品が同じ指定アドレスを指定した場合

指定アドレス+1 : ウィンドウ番号

指定アドレス+2 : ウィンドウ表示位置のX座標

指定アドレス+3 : ウィンドウ表示位置のY座標

回覧メッセージ部品としては、使用しない予約アドレスになります。

[グローバルウィンドウ動作]の設定で[間接]を選択したときに指定する内部アドレスと回覧メッセージ部品の指定アドレスが同じ場合、ウィンドウ画面の表示に使用されるアドレスになります。

指定アドレス+4 : 言語

表示させる文字の言語を設定します。

言語

言語コード

欧米

0x0000

韓国語

0x0001

中国語(繁体字)

0x0002

中国語(簡体字)

0x0003

日本語

0x0004

ロシア語(キリル)

0x0005

タイ語(ストロークフォントのみ)

0x0006

指定アドレス+5 : フォント

表示メッセージの文字フォントを設定します。

フォント

標準フォント

0

ストロークフォント

1

指定アドレス+6 : 文字サイズ

表示メッセージの文字サイズを設定します。

文字サイズの値は、次のとおりです。

文字サイズ

8x16

0x0810

8x32

0x0820

8x64

0x0840

16x16

0x1010

16x32

0x1020

16x64

0x1040

32x16

0x2010

32x32

0x2020

32x64

0x2040

指定アドレス+7 : 文字数

「文字色(指定アドレス+8)」、「文字背景色(指定アドレス+9)」、「ブリンク(指定アドレス+10)」の設定を反映する文字の数を設定します。2文字分のコードで1文字の表示になる重ね文字(タイ語)は、2バイトを1文字として算出してください。

例)ベース画面に次のメッセージを表示する場合

指定アドレス+8 : 文字色

指定アドレス+9 : 文字背景色

文字の表示色と背景色を設定します。

文字ごとに文字色を変更することができます。

例)ベース画面に回覧メッセージ部品を設定し、指定アドレスをUSR0100とした場合

表示内容を"標準メッセージの表示"とします。

"標準メッセージの"を文字色を白、背景色を黒とします。

"表示"を文字色を白、背景色を黒とします。

指定アドレス+10 : ブリンク

文字のブリンクの有無を設定します。

ブリンク

ブリンク無し

0

中速ブリンク

1

低速ブリンク

2

高速ブリンク

3

指定アドレス+11 : 文字

表示範囲に表示する文字を設定します。

アドレスに格納される文字は、UNICODEです。

表示文字に改行が格納されている場合は、改行されます。

表示可能な文字数は(改行も含めて)、160文字までです。

指定アドレス+n+x+1 : 文字終端(文字数)

回覧メッセージで表示される文字の終端を設定します。

「0 (0x00)固定」になります。