接続機器内の指定ワードアドレスに入っている数値データを表示します。
モニタワードアドレス
ここで設定したワードアドレスに格納されているデータをリアルタイムに数値表示します。
リアル変数は64ビット長のため表示できません。
入力許可
キーボードやバーコード/2次元コードリーダからの入力を受け付けるかどうかを指定します。チェックを入れると[入力許可]タブが表示されます。
[表示設定]タブ[詳細]の[表示フォーマット]を指定している場合は設定できません。
14.11.1.3 数値表示 - 入力許可 / 基本
スケーリング設定
スケーリング設定を行うと[モニタワードアドレス]のデータを取得範囲と表示範囲に応じて自動換算し、その結果を数値表示できます。
データ形式
表示するデータの形式を選択します。
ビット長 |
データ形式 |
---|---|
8ビット |
Dec、Hex、Oct、Bin、BCD |
16ビット |
Dec、Hex、Oct、Bin、BCD |
32ビット |
Dec、Hex、Bin、BCD、Float |
32ビットデータを取り扱うときのワードアドレスの上位、下位の関係はデータ読み取り接続機器によって異なります。ご使用の接続機器のマニュアルをご確認ください。
FloatのフォーマットはIEEE754です。
符号+ / -
表示するデータに-符号を付けるかどうかを指定します。負の数のデータを表示する場合に設定します。負の数のデータは2の補数による方式で扱われます。
[データ形式]が[Dec]の場合のみ設定できます。
四捨五入
データを表示する際、端数を四捨五入するかどうかを指定します。四捨五入しない場合は端数は切り捨てとなります。
[データ形式]が[Float]の場合のみ設定できます。
操作ログの取得
操作ログの取得を行うかどうかを指定します。[入力許可]にチェックを入れた場合のみ指定できます。
共通設定[操作ログ設定]で[操作ログ機能を使用する]にチェックを入れていない場合は、部品個別の操作ログを取得できません。
[スケーリング設定]にチェックを入れると、数値データを指定の割合に換算して表示することができます。
スケーリング設定
スケーリング設定を行うと[モニタワードアドレス]のデータを取得範囲と表示範囲に応じて自動換算し、その結果を数値表示できます。(相対値表示)
例)
データ形式
表示するデータの形式を選択します。
ビット長 |
データ形式 |
---|---|
8ビット |
Dec、Hex、Oct、Bin、BCD |
16ビット |
Dec、Hex、Oct、Bin、BCD |
32ビット |
Dec、Hex、Bin、BCD、Float |
ビット長
表示するアドレスの有効ビット長を設定します。[データ形式]が[8ビット]または[16ビット]の場合に設定できます。
[8ビット] : 1~8
[16ビット] : 1~16
8ビットは[アドレスタイプ]が[直接指定]の場合に選択できます。
取得範囲
取得指定
取得範囲の最小値、最大値を指定する方法を選択します。
定数
最小値、最大値として固定の数値を書き込んで指定します。(直接指定)
アドレス
最小値、最大値が格納されているアドレスを指定します。(間接指定)
取得符号
取得するデータの値に、負の数も扱えるようにするかどうかを設定します。
無し
正の数のデータのみです。
2の補数
負の数は2の補数で扱われます。
MSB符号
負の数はMSB符号で扱われます。
表示範囲
表示指定
表示範囲の最小値、最大値を指定する方法を選択します。
定数
最小値、最大値として固定の数値を書き込んで指定します。(直接指定)
アドレス
最小値、最大値が格納されているアドレスを指定します。(間接指定)
最小値、最大値に同一の値を設定すると、データ表示器への入力ができません。
四捨五入
データを表示するときに端数を切り捨てるか四捨五入するかを指定します。
表示符号+/-
負の数を表示するかどうかを指定します。
[データ形式]が[Dec]の場合に設定できます。
例)「-123」というデータが書き込まれた場合
取得範囲/表示範囲
最小値、最大値
数値表示するデータの取得範囲および表示範囲を設定します。
[取得指定]や [表示指定]が[定数]の場合は最小値、最大値を入力します。
[アドレス]の場合は最小値、最大値が格納されるワードアドレスを指定します。
[データ形式]、[取得符号]、および[表示符号+/-]により設定範囲が異なります。
8ビット
データ形式 |
取得符号 |
取得範囲 |
表示符号+/- |
表示範囲 |
---|---|---|---|---|
Dec |
無し |
0~255 |
無 |
0~255 |
有 |
-128~127 |
|||
2の補数 |
-128~127 |
無 |
0~255 |
|
有 |
-128~127 |
|||
MSB符号 |
-127~127 |
無 |
0~255 |
|
有 |
-128~127 |
|||
Hex |
無し |
0~255 |
- |
0~FF(h) |
2の補数 |
-128~127 |
- |
0~FF(h) |
|
MSB符号 |
-127~127 |
- |
0~FF(h) |
|
Oct |
無し |
0~255 |
- |
0~377(o) |
2の補数 |
-128~127 |
- |
0~377(o) |
|
MSB符号 |
-127~127 |
- |
0~377(o) |
|
BCD |
- |
0~99 |
- |
0~99 |
Bin |
無し |
0~255 |
- |
0~FF(h) |
2の補数 |
-128~127 |
- |
0~FF(h) |
|
MSB符号 |
-127~127 |
- |
0~FF(h) |
16ビット
データ形式 |
取得符号 |
取得範囲 |
表示符号+/- |
表示範囲 |
---|---|---|---|---|
Dec |
無し |
0 ~ 65535 |
無 |
0 ~ 65535 |
有 |
-32768 ~ 32767 |
|||
2の補数 |
-32768 ~ 32767 |
無 |
0 ~ 65535 |
|
有 |
-32768 ~ 32767 |
|||
MSB符号 |
-32767 ~ 32767 |
無 |
0 ~ 65535 |
|
有 |
-32768 ~ 32767 |
|||
Hex |
無し |
0 ~ 65535 |
- |
0 ~ FFFF(h) |
2の補数 |
-32768 ~ 32767 |
- |
0 ~ FFFF(h) |
|
MSB符号 |
-32767 ~ 32767 |
- |
0 ~ FFFF(h) |
|
Oct |
無し |
0 ~ 65535 |
- |
0 ~ 177777(o) |
2の補数 |
-32768 ~ 32767 |
- |
0 ~ 177777(o) |
|
2の補数 |
-32767 ~ 32767 |
- |
0 ~ 177777(o) |
|
BCD |
- |
0 ~ 9999 |
- |
0 ~ 9999 |
Bin |
無し |
0 ~ 65535 |
- |
0 ~ FFFF(h) |
2の補数 |
-32768 ~ 32767 |
- |
0 ~ FFFF(h) |
|
MSB符号 |
-32767 ~ 32767 |
- |
0 ~ FFFF(h) |
32ビット
データ形式 |
取得符号 |
取得範囲 |
表示符号+/- |
表示範囲 |
---|---|---|---|---|
Dec |
無し |
0 ~ 4294967295 |
無 |
0 ~ 4294967295 |
有 |
-2147483647 ~ 2147483647 |
|||
2の補数 |
-2147483648 ~ 2147483647 |
無 |
0 ~ 4294967295 |
|
有 |
-2147483647 ~ 2147483647 |
|||
MSB符号 |
-2147483647 ~ 2147483647 |
無 |
0 ~ 4294967295 |
|
有 |
-2147483647 ~ 2147483647 |
|||
Hex |
無し |
0 ~ 4294967295 |
- |
0 ~ FFFFFFFF(h) |
2の補数 |
-2147483648 ~ 2147483647 |
- |
0 ~ FFFFFFFF(h) |
|
MSB符号 |
-2147483647 ~ 2147483647 |
- |
0 ~ FFFFFFFF(h) |
|
BCD |
- |
0 ~ 99999999 |
- |
0 ~ 99999999 |
Bin |
無し |
0 ~ 4294967295 |
- |
0 ~ FFFFFFFF(h) |
2の補数 |
-2147483648 ~ 2147483647 |
- |
0 ~ FFFFFFFF(h) |
|
MSB符号 |
-2147483647 ~ 2147483647 |
- |
0 ~ FFFFFFFF(h) |
|
Float |
- |
-9.9e16 ~ 9.9e16 |
- |
-9.9e16 ~ 9.9e16 |
取得範囲と表示範囲は入力された値をどのように自動換算して表示するかを決めるものです。取得範囲外の値が取得されてもそのまま自動換算され、表示範囲外の値で表示されます。