システムデータエリアの各アドレスに書き込むデータの内容を示します。
画面を暗転させて非表示にする場合は、[#MEMLINK]0012(画面表示のON/OFF)を使用してください。[#MEMLINK]LS0011(コントロール)のビット0(バックライトのOFFビット)を使用すると、バックライトが消灯するため画面表示は消えますが、タッチ操作が有効になっているため誤動作の恐れがあります。
IPCシリーズまたはSP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合、バックライトOFFや画面表示のON/OFF機能は使用できません。
システムデータエリアの構成
#MEMLINK |
内容 |
ビット |
詳細 |
---|---|---|---|
0 |
予約 |
- |
予約 |
1 |
0~1 |
予約 |
|
2 |
プリント中 |
||
3 |
データ表示部品 設定値書き込み |
||
4~7 |
予約 |
||
8 |
データ表示部品 入力エラー |
||
9 |
表示ON/OFF 0:ON、1:OFF |
||
10 |
バックライト切れ検出 |
||
11~15 |
予約 |
||
2 |
予約 |
- |
予約 |
3 |
0~2 |
未使用 |
|
3 |
画面記憶メモリチェックサム |
||
4 |
SIOフレミング |
||
5 |
SIOパリティ |
||
6 |
SIOオーバーラン |
||
7 |
未使用 |
||
8 |
バックアップ電池交換時期 |
||
9 |
未使用 |
||
10 |
バックアップ電池切れ |
||
11~15 |
未使用 |
||
4 |
時計データの現在値(年) |
0~7 |
西暦の下2桁(BCD2桁) |
8~15 |
未使用 |
||
5 |
時計データの現在値(月) |
0~7 |
01~12月(BCD2桁) |
8~15 |
未使用 |
||
6 |
時計データの現在値(日) |
0~7 |
01~31日(BCD2桁) |
8~15 |
未使用 |
||
7 |
時計データの現在値(時) |
0~7 |
00~23時間(BCD2桁) |
8~15 |
未使用 |
||
8 |
時計データの現在値(分) |
0~7 |
00~59分(BCD2桁) |
8~15 |
未使用 |
||
9 |
予約 |
- |
予約 |
10 |
- |
ワードスイッチ(16ビット)で書き込む場合、指をはなすと下位8ビットの内容が割り込みコードとして出力されます。 |
|
11 |
0 |
バックライトOFF |
|
1 |
ブザー |
||
2 |
プリント開始 |
||
3 |
予約 |
||
4 |
ブザー音出力 |
||
5 |
AUX出力許可 |
||
6 |
画面をタッチして画面復帰(「表示OFF」から「表示ON」状態)すると「FFh」を書き込む 0:割り込み出力しない 1:割り込み出力する |
||
7~10 |
予約 |
||
11 |
印字中止 |
||
12~15 |
予約 |
||
12 |
- |
FFFFhで画面表示をOFF 0hで画面表示 |
|
13 |
- |
ワードスイッチ(16ビット)で書き込むと、下位8ビットの内容が割り込みコードとして出力されます。 |
|
14 |
予約 |
- |
予約 |
15 |
- |
1~9999(BIN) 1~7999(BCD) |
|
16 |
0 |
ウィンドウ表示 0:OFF、1:ON |
|
1 |
ウィンドウの重なり順序の入れ替え 0:可、1:不可 |
||
12~15 |
予約 |
||
17 |
- |
間接指定で選択したグローバルウィンドウの登録番号1~2000(BIN/BCD) |
|
18 |
ウィンドウ表示位置(X座標) |
- |
間接指定で選択したグローバルウィンドウの左上隅の表示位置(BIN/BCD) |
19 |
ウィンドウ表示位置(Y座標) |
- |
各アドレスの詳細 - システムデータエリア
予約
アドレス「0」、「2」、「9」、「14」は予約領域です。
表示器内部で使用するため、データの書き込みは行わないでください。正しく動作しません。
必要ビットのみをビット単位で監視してください。予約ビットは表示器のシステムでメンテナンスなどに使用している場合がありますのでON/OFFはしないでください。
ビット |
内容 |
詳細 |
---|---|---|
0.1 |
予約 |
- |
2 |
プリント中 |
印刷中にビットがONします。このビットONにオフラインモードに切り替えると、出力が乱れる場合があります。 |
3 |
設定値書き込み*1 |
データ表示部品(設定値入力)による書き込みが発生するごとにビットが反転します。 |
4~7 |
予約 |
- |
8 |
データ表示部品 入力エラー*1 |
現在入力中のデータ表示部品が警報設定されている場合、警報範囲外の値を入力するとビットがONします。 警報範囲内の値を入力するとOFFになります。 |
9 |
表示ON/OFF (0:ON、1:OFF) |
表示器画面の表示のON/OFFを、接続機器(PLCなど)から検出できます。 このビットは以下の場合に変化します。 (1)システムデータエリアの表示ON/OFFにFFFFhを書き込み、表示をOFFした場合 (2)スタンバイ時間が経過し、自動で表示OFFになった場合 (3)表示OFF時から画面切り替えやタッチなどで表示ONになった場合
|
10 |
バックライト切れ検出 |
バックライト切れを検出するとこのビットがONします。
|
11~15 |
予約 |
- |
*1 GP-Viewer EXでデータ表示部品を操作してもビットは変更されません。
表示器のエラー発生時に、対応するビットがONします。一度ONになったビットは電源をOFFしてから再度ONするか、オフラインモードから再度運転モードに切り替わるまで保持されます。
アドレスはシステム制御で利用しているため、データ表示部品による表示は行わないでください。
ビット |
内容 |
詳細 |
---|---|---|
0~2 |
未使用 |
|
3 |
画面記憶メモリチェックサム |
プロジェクトファイルに異常があります。 再度転送してください。 |
4 |
SIOフレミング |
|
5 |
SIOパリティ |
|
6 |
SIOオーバーラン |
|
7 |
未使用 |
|
8 |
バックアップ電池交換時期 |
交換式電池を内蔵している表示器で、バックアップ電池の交換時期がくるとONになります。 |
9 |
未使用 |
|
10 |
バックアップ電池切れ |
バックアップ電池が切れるとONになります。 |
12~15 |
未使用 |
|
いずれもBCDで、上位ビット0~7に格納されます。
[年]は西暦の下2桁、[月]は01~12月の2桁、[日]は01~31日の2桁、[時]は00~23時の2桁、[分]は00~59分の2桁です。
設定例 <05年10月19日21時57分>
「年」→ワードアドレス「4」に「0005」を書き込む
「月」→ワードアドレス「5」に「0010」を書き込む
「日」→ワードアドレス「6」に「0019」を書き込む
「時」→ワードアドレス「7」に「0021」を書き込む
「分」→ワードアドレス「8」に「0057」を書き込む
IPCシリーズまたはSP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合、時計データの設定をするとWinGPと共に本体の時計も更新されます。
ワードスイッチ(16ビット)で書き込む場合、指をはなしたときに下位8ビットの内容が割り込みコードとして出力されます。(コントロールコード「FFh」は出力されません。)
「00 ~ 1F」の範囲でコントロールコードを書き込まないでください。通信ができなくなる場合があります。
このアドレスは必ずビット単位で書き込んでください。ワードデータで書き込むと値が変わる場合があります。
予約ビットは表示器のシステムでメンテナンスなどに使用している場合がありますので、必ずOFFにしてください。
ビット |
内容 |
詳細 |
---|---|---|
0 |
バックライトOFF |
ONでバックライトが消灯し、OFFで点灯します。(バックライト消灯時でもタッチ操作は可能です。画面に配置しているスイッチ等の部品を誤って操作しないでください。)
|
1 |
ブザー*1 |
0:非出力、1:出力 「ビット4」(ブザー音出力許可)または「ビット5」(AUX出力許可)と組み合わせてブザー音を制御します。
|
2 |
プリント開始 |
0:非出力、1:出力 ONすると画面のハードコピーを開始します。
|
3 |
予約 |
0固定 |
4 |
ブザー音出力許可*1 |
0:出力可、1:出力不可 表示器のブザー音出力を許可します。このビットがOFFの状態で「ビット1」(ブザー)がONの間、表示器からブザー音が鳴ります。
|
5 |
AUX出力許可*1 |
0:出力可、1:出力不可 AUX出力を許可します。このビットがOFFの状態で「ビット1」(ブザー)がONの間、表示器に接続した外部ブザーから音が鳴ります。
|
6 |
タッチパネルを押す事により表示OFFからONへ変更した時の割り込み出力 |
(割り込みコード:FFh) |
7~10 |
予約 |
0:固定 |
11 |
印字中止 |
0:出力、1:非出力 ONすると現在印字中のすべての印字機能を中止します。
|
12~15 |
予約 |
0:固定 |
*1 ブザーを制御するための設定の組み合わせは以下のようになります。
システム設定[本体設定]-[操作設定]の[タッチブザーの音] |
コントロールアドレスのビット4(ブザー音出力許可) |
コントロールアドレスのビット1(ブザー) |
内部ブザーの動作 |
---|---|---|---|
無効 |
ON/OFFどちらでも |
ON/OFFどちらでも |
鳴らない |
有効 |
OFF |
OFF |
鳴らない |
有効 |
OFF |
ON |
鳴る |
有効 |
ON |
OFF |
鳴らない |
有効 |
ON |
ON |
鳴らない |
システム設定[本体設定]-[操作設定]の[外部ブザー端子への出力] |
コントロールアドレスのビット5(AUX出力許可) |
コントロールアドレスのビット1(ブザー) |
外部ブザーの動作 |
---|---|---|---|
無効 |
ON/OFFどちらでも |
ON/OFFどちらでも |
鳴らない |
有効 |
OFF |
OFF |
鳴らない |
有効 |
OFF |
ON |
鳴る |
有効 |
ON |
OFF |
鳴らない |
有効 |
ON |
ON |
鳴らない |
「0000h」のときは画面表示し、「FFFFh」のときは画面表示が消えます。「0000h」、「FFFFh」以外の値は書き込まないでください。画面表示を消した(「FFFFh」を書き込んだ)状態で画面上をタッチすると、スイッチなどのタッチ機能は動作せず、画面表示がONになります(「0000h」になります)。
アドレスはシステム制御で利用しているため、データ表示部品による表示は行わないでください。
アドレスはワード単位で制御しているため、ビット書き込みはできません。
「FFFFh」を書き込むと、表示中の画面が瞬時に消えます。表示器オフラインモードの初期設定で指定したスタンバイモード時間で画面表示を消したい場合、「0000h」を書き込んでください。
以下の機種では、画面表示が消えると(「FFFFh」になると)、表示器のステータスLEDがホタル点灯します。
SP5000シリーズ
GP4000シリーズ(GP-4100シリーズ、GP-4201TM、GP-4301TMを除く)
以下の機種でロジックプログラムが停止した場合は「0h」が格納されます。
SP5000シリーズ
GP4000シリーズ(GP-410*、GP-4201TM、GP-4301TMを除く)
ワードスイッチ(16ビット)で書き込むと、タッチしたときに下位8ビットの内容が割り込みコードとして表示器からホストに出力されます。
「00 ~ 1F」の範囲でコントロールコードを書き込まないでください。通信ができなくなる場合があります。
アドレスはシステム制御で利用しているため、データ表示部品による表示は行わないでください。
アドレスはワード単位で制御しているため、ビット書き込みはできません。
ワードスイッチ(16ビット)でデータを書き込むと、割り込みデータとして出力されます。ホスト側でこの1バイトの割り込み出力を取り込むようにしておき(BASIC言語のINPUT$命令などで)、取り込んだ割り込み出力を各サブルーチンへジャンプする判別などに使用すると、プログラムを簡素化できます。
切り替える画面番号を設定します。システム設定[本体設定]-[表示設定]タブの[表示画面番号のデータ形式]により設定範囲が異なります。
データ形式が[Bin] : 1~9999
データ形式が[BCD] : 1~7999
ダイレクトアクセス方式とメモリリンク方式を併用する際は、システム設定[本体設定]-[表示設定]タブで[接続機器へ反映]を設定してください。
[接続機器へ反映]を設定しなかった場合、メモリリンク方式のアドレス「0015」に画面番号を書き込んでも、直後にダイレクトアクセス方式の通信によってLS0008の値に書き換わるため、実質的にメモリリンク方式での画面切り替えが無効になります。またLS0008で切り替えた画面番号は、接続機器に割り付けたシステムデータエリア[切り替え画面番号]のアドレスには反映されないため、接続機器側から画面切り替えできないことがあります。(切り替え前の画面に戻せないなど)
[接続機器へ反映]を設定しない場合は、画面切り替え後に一旦、切り替え画面番号を0クリアするように設計してください。
接続機器側から画面切り替えができないとき、強制的に切り替える方法もあります。
接続機器に割り付けたシステムデータエリア[切り替え画面番号]のアドレスの、最上位ビット(強制画面切替ビット)をONにし、その他のビットに切り替えたい画面番号を設定します。(つまり、アドレスに切り替えたい画面番号に8000(h)を加えた値を入力します。)強制画面切替ビットがONの間は、タッチによる画面切り替えはできません。ただし、システム変数「#H_ChangeScreenNo」による画面切り替えは動作します。
アドレスはシステム制御で利用しているため、データ表示部品による表示は行わないでください。
アドレスはワード単位で制御しているため、ビット書き込みはできません。
接続機器の[切り替え画面番号]のアドレスで画面番号を変更したときは、[接続機器へ反映]の設定にかかわらずLS0008に反映されます。
ウィンドウ表示をコントロールします。
12.7.2 ウィンドウ部品 - ワード動作 / 基本設定
間接指定で選択したグローバルウィンドウの登録番号を格納します。1~2000(BIN/BCD)
間接指定で選択したグローバルウィンドウの左上隅の表示位置を格納します。データ形式はBINまたはBCDです。