回転アニメーション
オブジェクトを回転させるかどうかを指定します。
ワードアドレス/条件設定(数値)
[ワードアドレス]を選択している場合、回転量を格納するアドレスを指定します。
[条件設定(数値)]を選択している場合、アイコンをクリックすると、条件式を設定する[条件設定(数値)]ダイアログボックスが開きます。
21.7.2.1 [条件設定(数値)]ダイアログボックスの設定ガイド
データ形式
[ワードアドレス]を選択している場合、データ形式を設定します。[16ビットBin]、[32ビットBin]、[16ビットBCD]、[32ビットBCD]から選択します。
符号+/-
[ワードアドレス]を選択している場合、表示するデータに-符号を付けるかどうかを指定します。負の数のデータを表示する場合に設定します。負の数のデータは2の補数による方式で扱われます。
[データ形式]が[16ビットBin]または[32ビットBin]の場合に設定できます。
範囲指定
[取得範囲]の最小値/最大値、[回転範囲]の始点/終点を指定する方法を[定数]、[アドレス]から選択します。
定数
最小値/最大値、始点/終点に固定の数値を書き込んで指定します。(直接指定)
アドレス
最小値/最大値、始点/終点が格納されているアドレスを指定します。(間接指定)
コントロールアドレスのトリガビットをONにしてから表示器がACKビットをONにするまでの間に、[取得範囲]、[回転範囲]の値を変更しないでください。変更した場合は不正な位置に表示される場合があります。
[アドレス]を選択した場合、指定した接続機器と通信エラーが発生するとアニメーション動作は止まります。通信エラーが復旧するとアニメーション動作は再開されます。
[アドレス]を選択した場合、指定した接続機器が接続されていないときはエラーメッセージが表示され、オブジェクトが表示されません。
コントロールアドレス
[範囲指定]で[アドレス]を設定している場合、取得範囲や回転範囲をコントロールするアドレスを設定します。指定したアドレスから連続2ワード分を使用します。
コントロール
ビット0(トリガビット)をONにすると、最大値、最小値、始点、終点のデバイス読み出しを開始します。
ステータス
デバイス読み出しが完了すると、ビット0(ACKビット)がONになります。
エラーステータスには最大値、最小値の整合性確認の結果が格納されます。不整合の場合は「1」が格納され、表示位置の変更は行われません。
コントロールアドレスに32ビットデバイスを指定したときは、下位16ビットが有効です。上位16ビットは「0」にしてください。
ACKビットがONになったことを確認して、トリガビットをOFFにしてください。トリガビットをOFFにすると、自動的にACKビットやエラーステータスはクリアされます。次にトリガビットをONにするときは、ACKビットがOFFになっていることを確認してください。
最大値、最小値が不整合の場合でも、デバイスの読み出しが完了すればACKビットはONになります。
取得範囲
回転量の取得範囲を設定します。
[取得範囲]と[回転範囲]の関係については、以下を参照してください。
21.5.2 回転アニメーションのしくみ
[ワードアドレス]を選択している場合、最小値/最大値は、設定した[データ形式]と[符号+/-]に従ってデータが読み出されます。[条件設定(数値)]を選択している場合は、32ビットBin(符号あり)のデータとして読み出されます。
データ形式 |
符号+/- |
取得範囲 |
16ビットBin |
符号なし |
0~65535 |
符号あり |
-32768~32767 |
|
16ビットBCD |
- |
0~9999 |
32ビットBin |
符号なし |
0~4294967295 |
符号あり |
-2147483648~2147483647 |
|
32ビットBCD |
- |
0~99999999 |
回転範囲
オブジェクトを回転させる角度(配置状態からのオフセット角)を設定します。
始点
回転開始地点を設定します。
終点
回転終了地点を設定します。
始点/終点は、16ビットBin(符号あり)のデータとして読み出されます。
回転範囲を取得範囲で分割して回転(動作)しますので、1度単位での動作を行いません。1度単位での回転(動作)を行う場合には下記のとおり設定してください。
(取得範囲の最大値- 取得範囲の最小値) = (回転範囲の終点 - 取得範囲の始点)
回転軸
回転の中心となる位置を設定します。配置したオブジェクトの中心点からのオフセット値を設定します。