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 塗込みの互換性

GP-PRO/PB3の[塗込み]設定は、GP-Pro EXには対応していません。

そのため、GP-PRO/PB3で[塗込み]設定をしていた場合、GP-Pro EXに変換すると[四角形]や[多角形]などは別の描画機能または[塗り込み]オブジェクトに置き換わります。

ただし、以下の場合はGP2000/77R/70シリーズとGP-Pro EXシリーズでは表示の仕方に違いがあります。


塗り込みの表示が異なる場合
1) [円弧/扇形]に[塗込み]を使用している場合 参照→パターン(1)
2) 変換後の図形に100個以上の頂点がある場合 参照→パターン(2)
3) [画面呼出]と[塗込み]を使用している場合 参照→パターン(3)
4) 文字の中に[塗込み]を使用している場合 参照→パターン(4)
5) SW_NO_BORDER の部品を塗り込みよりも先に配置している場合 参照→パターン(5)
6) ライブラリ登録した[塗込み]を使用している場合 参照→パターン(6)

注意
コンバートした[塗り込み]オブジェクトをパッケージへ登録しても、図形表示器で表示させることはできません。塗り込み部分を、削除するか別のオブジェクトへ置き換えることで表示できます。

■ パターン(1)  [円弧/扇形]に塗込みを行っている場合

変換前(GP-PRO/PB3)

ベース画面上に配置している[円弧/扇形]描画の中に[塗込み]設定を行っています。GP-PRO/PB3では境界線から隙間なく塗り込まれています。

変換後(GP-Pro EX)

右図は、GP-Pro EXの画面エディタの表示です。

境界線の付近にドット抜けが発生する場合があります。

> 対処方法はコチラ



■ パターン(2)  変換後の図形に100個以上の頂点がある場合

変換前(GP-PRO/PB3)

右図は、角度45°以外の描画の中に[塗込み]の設定を行っています。

枠は[連続直線]で白、[塗込み]は青で設定しています。


拡大すると、45°以外の直線は、1ドットずつずれています。

で囲んだ箇所も頂点としてカウントします。

この頂点が100点以上ある場合は、注意が必要です。

変換後(GP-Pro EX)

表示上はGP-PRO/PB3と同じになります。


ただし、変換された描画を分解すると、右図のように[塗り込み]オブジェクトと[連続直線]と2つの描画に変換されていることがわかります。 [塗り込み]オブジェクト


[連続直線]


[塗り込み]オブジェクトには、大きさの変更などの編集はできません

このため、塗込みを行っていた部分は編集できないので、ご注意ください。




■ パターン(3)  [画面呼出]と[塗込み]を使用している場合

変換前(GP-PRO/PB3)

右図のベース画面 B5は、[塗込み]設定のみを配置しています。


右図はベース画面 B4をベース画面中央に、描画[四角]を配置しています。

その中央に画面呼出でベース画面 B5を画面呼び出しています。

変換後(GP-Pro EX)

右図は変換後のベース画面 B4です。

見た目で、GP-PRO/PB3と異なっていることがわかります。


右図は画面を少しずらした図です。[画面呼出]と描画[四角]にわかれていることが分かります。

画面表示が異なる場合があります

> 対処方法はコチラ


■ パターン(4)  文字の中に[塗込み]を使用している場合

変換前(GP-PRO/PB3)

[文字列]中の囲まれた部分に[塗込み]を設定している場合

変換後(GP-Pro EX)

一見、GP-PRO/PB3と同じように表示しているように見えます。


しかし、塗りこまれていた箇所は描画の[四角形]の[塗り込み]設定に変換されます。


MEMO
GP-Pro EX で使用される標準フォントは、GP-Pro/PB3 と異なるため、文字によっては描画の[塗り込み]設定が文字からずれることがあります。
 




■ パターン(5)  SW_NO_BORDER の部品を塗り込みよりも先に配置している場合

変換前(GP-PRO/PB3)

SW_NO_BORDER の部品を配置した後



SW_NO_BORDER を含む部分に塗り込みを行った場合
変換後(GP-Pro EX)

一見、GP-PRO/PB3と同じように表示しているように見えます。





塗り込み多角形をずらして見ると、SW_NO_BORDER の点線描画のエリアが抜けた塗り込み多角形に変換されているのがわかります。




■ パターン(6)  ライブラリ登録した[塗込み]を使用している場合

変換前(GP-PRO/PB3)

GP-PRO/PB3で、ライブラリに登録した描画機能の[塗込み]を図形表示器で呼び出して貼りつけると

   
タッチパネル画面上では、図形表示器から色がもれて周囲に向かって広がっていきます。
変換後(GP-Pro EX)

GP-Pro EXでも、図形表示器の塗り込みが点になっている以外はGP-PRO/PB3と変わりませんが、同一画面上でアニメーション機能を使用すると

   

タッチパネル画面上では、図形表示器から色がもれず周囲に広がりません。



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