旭化成EICソリューションズ株式会社（以下AECS、本社：東京都港区港南、代表取締役社長：田村 仁）、株式会社宮木電機製作所（以下、宮木電機、本社：京都府亀岡市大井町並河、代表取締役社長：河原　耕嗣）、株式会社デジタル（以下、デジタル、本社：大阪市住之江区南港東、代表取締役社長：大谷 宗宏）は中型の防爆形表示器では業界初となる7.5型タッチパネルを搭載した防爆形表示器「EXGP-3400」を3社で共同開発し各社9月1日より出荷開始します。

EXGP-3400は、可燃性ガス・蒸気が存在する環境下で電気火花が点火源とならないようにした防爆機器です。「国際規格に整合した技術的基準」である労働安全衛生法第44条の型式検定に合格しており、危険場所Zone1およびZone2^※1で使用可能です。
主に石油化学プラント、食品・医薬品製造プラント、液晶関連のファインケミカル分野で使され国内において5億円規模の市場があります。

今回共同開発したEXGP-3400は、今年の4月に発売した12.1型の液晶パネルを搭載したEXGP-3600と同等機能を有し、かつコンパクトな7.5型を実現しています。これまでの中型機種は7.4型と5.7型がありましたがタッチパネル機能がなくテンキーやスイッチで操作していました。今回のEXGP-3400Tは中型機種で業界初のタッチパネル採用により操作性を大幅に向上させ、65,536色の高精細で表現力がアップしています。

さらに離れた場所に設置している管理パソコンに接続して管理パソコン内のマニュアルや指示書などの情報を表示器の画面に表示することができます。管理パソコンの操作も表示器から行えるため、工場内での移動を最小限に抑える事ができます。入退出を抑える必要があるクリーンルームなどの情報の共有化に最適なRPA（Remote PC Access）機能も搭載されています。

EXGP-3400は、電気計装エンジニアリング分野やインテリジェントコントロールセンター製造、FA計量システム等を事業の柱とする旭化成グループの電気・情報・制御（EIC）の専門エンジニアリング会社のAECSと、防爆機器、配電盤、制御機器を主力とする電気機械器具メーカーとして、防爆形タッチパネル、コントロールセンター、太陽光発電システムのコントロール装置等を製造販売しています宮木電機と、タッチパネル付き表示器で開発、製造、販売の大手メーカー^※2であるデジタルの3社の共同開発により実現しました。