
インテルーションインク・株式会社デジタルの提携ビジネス推進
産業オートメーション用商品 情報端末・操作パネルと開発環境ソフトウエア発売開始
掲載日:2002/3/1
概要
株式会社デジタル(本社:大阪市住之江区南港東8丁目2-52 社長:宮崎 澄男)とインテルーションインク(本社:米国マサチューセッツ州フォックスボロー 社長:Robert Yeager)は、1999年秋にハードウエア及びソフトウエアのそれぞれの得意分野を融合し製造業分野の情報化技術において、提携をおこない海外でのビジネスを展開してきました。そして、日本国内においてもビジネスを展開するべく産業オートメーション情報端末・操作パネルと開発環境ソフトウエアを同時に3月1日発売開始いたします。
今回、発売を開始する産業オートメーション情報端末・操作パネルVisual Panel日本語版VP-600GとVP-400Gの2機種は、Windows® CEを搭載したハードウエアで、株式会社デジタルが開発。また、開発環境ソフトウエアiVisualize日本語版は、インテルーションインクとインテルーション株式会社(インテルーションインク日本法人)が開発しました。国内における販売は、インテルーション株式会社及び株式会社デジタル両社でおこないます。

背景と内容
製造業において製造現場の状況をリアルタイムに把握し、経営戦略に活かすとともに、予防保全や予知保全など生産性や品質を向上することが課題となっています。
そこで、インテルーション社製品は、FDA(アメリカ食品・医薬品局)の21CFRパート11仕様に対応した生産環境情報履歴データ収集記録用ソフトウエアiHistrianと、そのシリーズとして、バッチ制御ソフトウエアiBatch、SCADAソフトウエアiFixの製品を開発販売しており管理部門が製造現場に対して生産管理や生産指示などをリアルタイムにおこなうことができる環境を提供しています。
そして、今回発売開始する産業オートメーション情報端末・操作パネルVisual Panelと開発環境ソフトウエアiVisualizeは、インテルーション社製ソフトウエアの管理下にある装置への組込み情報端末・操作パネルとして最適環境を作り出す商品です。
Visual Panel VP-600GとVP-400Gは、株式会社デジタルが開発したWindows® CE V3.0a搭載のパネルコンピュータをベースにしたハードウェアにiVisualizeのランタイムソフトウエアを搭載した商品です。iVisualizeは、iFixをベースにVP-600GとVP-400Gをターゲットとした日本語版開発環境ソフトウエア製品で、管理部門で使用しているiFixとのインターフェイスをOPC仕様でコミュニケーションできます。また、Webサーバーとしての機能もあり、インターネットやイントラネットを使い製造現場の情報をどこからでも把握することができます。また、販売先やOEM先でアプリケーションを加えることができ、広範囲の装置に組込んで使用することができます。
特に、北米食品・医薬品工場向け装置メーカー及び国内食品/医薬品の生産品を北米向けに出荷の工場、北米向けOPC仕様指定工場への本商品採用することで製造現場と管理部門をシームレスにつなぐことができ、お客様の製造現場の情報化に貢献できると確信しております。
新商品概要
名称 | 参考標準価格 | 備考 |
---|---|---|
VP-600G | オープン価格 | 12.1型SVGA対応カラーLCD搭載 iVisualizeランタイムライセンス付 |
VP-400G | オープン価格 | 7.4型SVGA対応カラーLCD搭載 iVisualizeランタイムライセンス付 |
ADK | ¥48,000 | アプリケーション追加環境ツール |
IVisualize | ¥198,000 | 日本語版開発環境ソフトウエア |
国内販売を記念して期間限定で導入セットを特別参考標準価格で販売いたします。
導入セット(2002年3月1日~5月31日の期間限定で販売します。)
VP-600GとiVisualizeのセットで特別参考標準価格¥298,000
VP-400GとiVisualizeのセットで特別参考標準価格¥268,000
新商品の特長
産業オートメーション情報端末・操作パネルVisual Panel日本語版VP-600GとVP-400G
●ディスプレイサイズで選べる2機種
VP-600G:12.1型SVGA対応カラーTFT方式LCD搭載
VP-400G:7.4型VGA対応カラーTFT方式LCD搭載
●情報端末・操作パネルに最適な仕様
アナログタッチスクリーン搭載で画面に触れるだけで操作がきます。
CPUに高速な200MHz SH4 Riscチップを採用し、オペレーターにストレスを感じさせません。
CFカードインターフェイスを装備し、段取り換えなどアプリケーションの入替えが簡単です。
●多彩なインターフェイスとI/Oドライバソフトウエア
上位への情報通信をおこなうイーサーネットインターフェイスを標準装備
製造装置のコントローラから情報を収集するRS-232Cシリアルインターフェイス標準装備
OPCサーバーを搭載、I/Oドライバは、三菱電機製PLCのEthernetドライバを準備
ご注意:
I/Oドライバを開発するツールキットも用意、各種製造装置に使用されているコントローラとの接続のドライバソフトウエアの開発環境が整っております。
発売開始日
2002年3月1日(木) 出荷は3月末
年間販売台数
国内:3,000台
海外:9,000台
お問い合わせ
本件に関しましてご不明な点がございましたら、デジタルお客様センターまでお問い合わせください。