Pro-Server EX Ver.1.3 リファレンスマニュアル

このたびは、データマネジメントソフト「Pro-Server EX」をご採用いただき、まことにありがとうございます。 本書は、Pro-Server EXの操作方法と各種機能について説明しています。製品を正しくご使用いただくために、本書および関連するマニュアル類をよくお読みください。

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おことわり 商標権など マニュアル表記について 安全に関する使用上の注意
安全に関する使用上の注意
 
本書には、Pro-Server EXを正しく安全にお使いいただくために安全表記が記述されています。本書ならびに関連マニュアルをよくお読みいただき、Pro-Server EXの正しい取り扱い方法と機能を十分にご理解いただきますようお願いします。
 

装置の意図しない動作または制御不能

  • タッチパネル上のスイッチを使用して、人的や物的損害につながるスイッチを作らないでください。表示器本体、ユニット、ケーブルなどの故障により出力がONし続けたり、OFFし続けたりし重大な事故につながります。重大な事故につながる出力信号についてはリミッタなどの監視回路を設けてください。また、重大な動作を行うスイッチは表示器本体以外の装置より行うようにシステム設計をしてください。誤出力、誤動作による事故のおそれがあります。

  • タッチパネル上のスイッチは非常用停止スイッチとして使えません。産業用ロボットほか、産業用機械の非常停止スイッチは、必ず人間が直接操作するスイッチを設置することが義務づけられています。また、これ以外の装置でも安全確保のために、必ず同様のスイッチを設置してください。

  • 人的や物的損害につながる意図しない動作を引き起こすデータを入力しないでください。重大な動作を行うコマンドは、Pro-Server EX搭載のパソコン以外の機器で処理されるようにシステムを設計してください。誤出力、誤動作による事故のおそれがあります。

  • Pro-Server EXは、機器やシステムの非常用停止スイッチとして使えません。産業用機械の非常停止スイッチは、必ず人間が直接操作するスイッチを設置することが義務づけられています。また、これ以外の装置でも安全確保のために、必ず同様のスイッチを設置してください。

  • Pro-Server EXを機械の安全操作に使用しないでください。非常停止スイッチなどの安全性にかかわるスイッチは、別系統のハードウェアスイッチを設けてください。

  • Pro-Server EXと表示器やホストコントローラーとの通信異常で機械が誤作動しないようにシステムを設計してください。人体に傷害を負ったり、物的損害のおそれがあります。

  • 傷害、重大な物的損害や生産停止の原因となり得る重要な警告装置としてPro-Server EXを使用しないでください。重要な警告表示および警報にかかわる制御装置は、独立し冗長性のあるハードウェアか、機械的インターロックによって構成してください。

  • Pro-Server EXは航空機器、航空宇宙機器、幹線通信機器、原子力制御機器、生命の維持にかかわる医療機器などの極めて高度な信頼性、安全性が求められる用途への使用を想定しておりません。これらの用途には使用できません。

  • 生命に危険をもたらす可能性のあるシステムの制御にアクションを使用しないでください。

上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または物的損害を負う可能性があります。

 

感電、爆発、または閃光アークの危険

  • パソコンは分解、改造しないでください。火災、感電のおそれがあります。

  • パソコンを指定された環境以外で使用しないでください。詳細については、パソコンの販売業者に確認してください。これにより爆発の危険が生じる可能性があります。

上記の指示に従わないと、死亡、重傷、または物的損害を負う可能性があります。

 

耳への刺激

  • Pro-Server EXのインストールディスクはDVD-ROMです。一般のオーディオDVDプレーヤでは絶対に再生しないでください。予期せぬ大音量により聴覚に障害を負ったり、スピーカが破損するおそれがあります。

上記の指示に従わないと、傷害または物的損害を負う可能性があります。

 

データの消失

  • プログラム使用中に、パソコン本体の電源をOFFしないでください。プロジェクトファイルが破損するおそれがあります。

  • テキストエディタなどを使用して、プロジェクトファイルの中身を変更しないでください。プロジェクトファイルが破損するおそれがあります。

  • データの保管時は、重要なデータの損失を防ぐために、以下の点に注意してください。

    • ストレージの不具合により、データが偶発的に損失する可能性があります。定期的にデータをバックアップしてください。一度データが失われると、復旧することはできません。

    • データ保存時または保存データへのアクセス時に、機器の電源を切ったり、外部ストレージを取り外したりしないでください。ファイルや外部ストレージが破損するおそれがあります。

    • 保管されたデータが非常に重要な場合は、一時的な電力供給の問題によるデータやファイルの損失への対策として、パソコンにUPS (無停電電源装置) を導入することを検討してください。

上記の指示に従わないと、物的損害を負う可能性があります。


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