38.9.4.3 SRAMバックアップデータの拡張読み出し

バックアップメモリ(SRAM)内にある下記データを読み出し、ファイルとして保存します。

保存されるファイル形式はファイリングデータの場合はバイナリ形式のファイル、それ以外のデータの場合はCSV 形式のファイルです。

EasyBackupDataRead() に比べ、バックアップデータでとれないデータにアクセスすることができます。

関数名

INT WINAPI EasyBackupDataReadEx(LPCSTR sSaveFileName, LPCSTR sNodeName, INT iBackupDataType, INT iSaveMode, INT iNumber = 0 , INT iStringTable = 0x0000);

引数

sSaveFileName: (In)読み出したデータの保存先ファイルのファイルパス(文字列のポインタ)

sNodeName: (In)読み出すデータ元の参加局名(文字列のポインタ)
局名は「#WinGP」固定になります。

iBackupDataType: (In)読み出すデータの種類

データ種類

0x0001

ファイリングデータ

0x0002

サンプリンググループ番号 1 のサンプリングデータ

0x0003

サンプリンググループ番号1以外のすべてのサンプリンググループのデータ

0x0004

0x0005

アラームブロック1

アラームの種類はiNumberで指定します

0x0006

アラームブロック2

アラームの種類はiNumberで指定します

0x0007

アラームブロック3

アラームの種類はiNumberで指定します

0x0008

アラームブロック4

アラームの種類はiNumberで指定します

0x0009

アラームブロック5

アラームの種類はiNumberで指定します

0x000A

アラームブロック6

アラームの種類はiNumberで指定します

0x000B

アラームブロック7

アラームの種類はiNumberで指定します

0x000C

アラームブロック8

アラームの種類はiNumberで指定します

0x8002

特定のグループ番号のサンプリンググループ
グループ番号はiNumberで指定します

iSaveMode: (In)保存方法
0:新規(同名のファイルがすでにある場合は、そのファイルを一旦削除し、上書きします。)
1:追加(ファイルの最後に追記する、まだそのファイルがない場合は、新規に作成します。)
上記以外:予約

iNumber:   iBackupDataTypeの値により下表の値を入れてください。

iBackupDataType値

内容

0x0005から0x000C

アラームデータの種類にはアクティブ、ヒストリ、ログの3種類がありますが、どれを対象にするかを指定します。

  • 0

以下の優先順位でアラームブロックが有効なデータを持っているか確認し、あればそれを対象とします。(1)アラームヒストリ(2)アラームログ(3)アラームアクティブどれも有効でなければエラーとなります。

  • 1

アラームアクティブを対象とします。

  • 2

アラームヒストリを対象とします。

  • 3

アラームログを対象とします。

もし対象としたデータの種類をiBackupDataTypeで指定されたアラームブロックが持っていない場合はエラーとなります。

0x8002

読み出す対象のサンプリンググループのグループ番号1から64の値

上記以外

(予約)

iStringTable: (In)予約
常に0を指定してください。

戻り値

正常終了:0

異常終了:エラーコード

特記事項

アラームデータまたはサンプリングデータを読み出す場合、日付データは「yy/mm/dd」として扱われます。