多くのWinGP SDK APIの関数は処理に時間がかかる場合、関数の中でWindowsのメッセージを処理していますが、このWindowsのメッセージ処理を行うか、抑制するかを指定することができます。
抑制にすると、関数実行中はWindows のメッセージをメッセージキューに蓄積したまま処理しません。
その結果、関数処理中にアイコンがクリックされ、関数の二重呼び出しを行ってしまうようなことが起こらなくなります。
ただし、この場合、「アイコンがクリックされた」というメッセージだけではなく、すべてのWindowsのメッセージ処理が抑制され、タイマーやウィンドウの再描画など、重要なメッセージの処理が行われませんのでご注意ください。
処理を行うか抑制するかは、WinGP SDKのハンドルごとに指定できます、デフォルトは「処理する」になっています。
関数名
INT EasySetWaitType(DWORD dwMode);
引数
dwMode: (In)1を指定するとメッセージの処理を行います。2を指定するとメッセージの処理を抑制します。
戻り値
正常終了:0
異常終了:エラーコード