38.9.4.10 時間STRING型読み出し

表示器の現在時刻を、文字列(LPTSTR型)として取得する関数です。ただし、LS2048から6ワードに時刻が保存されているものに対してのみ有効な関数です。

関数名

DWORD WINAPI EasyGetGPTimeString(LPCSTR sNodeName, LPCSTR sFormat, LPSTR osTime);

引数

sNodeName: 局名は「#WinGP」固定になります。

pFormat: 文字列として取得する時刻の書式設定文字列。パーセント記号(%)に続く書式指定コードが、"特記事項"に示すものに置き換えられます。
なお、それ以外の文字は、変更されないでそのまま表示されます。

osTime: 文字列として取得した時刻

データの消失

  • 取得される文字列長+1(NULL)以上の領域が確保されていない場合、予期せぬメモリ領域の破壊が発生します。そのため、予想される文字列長+1(NULL)以上の領域を確保する必要があります。確保されていない場合、動作保証はいたしません。

上記の指示に従わないと、物的損害を負う可能性があります。

戻り値

正常終了:0

異常終了:エラーコード

特記事項

パーセント記号(%)に続く書式指定コードが、次表に示すものに置き換えられます。なお、それ以外の文字は、変更されないでそのまま表示されます。例えば、実際の時刻が2006/1/2 12:34:56の場合に「%Y_%M %S」と指定すると、文字列は「2006_34 56」となります。

書式指定コード

フォルダ

%a

曜日の省略名(*2)

%A

曜日の正式名(*2)

%b

月の省略名(*2)

%B

月の正式名(*2)

%c

ロケールに応じた日付と時間の表現

%#c

ロケールに応じた日付と時間の長い表現

%d

10 進数で表す月の日付(01 ~ 31)(*1)

%H

24 時間表記の時間(00 ~ 23)(*1)

%I

12 時間表記の時間(01 ~ 12)(*1)

%j

10 進数で表す年頭からの日数(001 ~ 366)(*1)

%m

10 進数で表す月(01 ~ 12)(*1)

%M

10 進数で表す(00 ~ 59)(*1)

%p

現在のロケール AM/PM(*2)

%S

10 進数で表す秒(00 ~ 59)(*1)

%U

10 進数で表す週の通し番号。日曜日を週の最初に日とする(00 ~ 53)(*1)

%w

10 進数で表す曜日。日曜日を 0 とする(0 ~ 6)(*1)

%W

10 進数で表す週の通し番号。月曜日を週の最初の日とする(00 ~ 53)(*1)

%x

現在のロケールの日付表示

%#x

現在のロケールに応じた長い日付表示

%X

現在のロケールの時刻表示(*2)

%y

10 進数で表す西暦の下 2 桁(00 ~ 99)(*1)

%Y

10 進数で表す 4 桁の西暦(*1)

%z、%Z

時間帯の名前またはその省略名。時間帯がわからない場合には文字を入れない(*2)

%%

パーセント記号(*2)

*1 : d、H、I、j、m、M、S、U、w、W、y、Yの前に#を付ける(例えば、%#d)と、先行ゼロがあれば削除されます。(例えば、05の場合は5となります。)

*2 : a、A、b、B、p、X、z、Z、%の前に#を付ける(例えば、%#a)と、#は無視されます。