ビデオキャプチャ有り
表示中の映像(1チャンネル分)をキャプチャーし、JPEG形式のファイル(*.jpg)として保存するかどうかを指定します。出力する画像の表示サイズはNTSC信号では640X480ドット、PAL信号では768X576です。
ビデオキャプチャ機能を使用するには、システム設定[画像ユニット設定]で、[ビデオ制御先頭アドレス]を[有効]に設定しておく必要があります。指定した[ビデオ制御先頭アドレス]のビット4をONすると、キャプチャーが開始されます。
ビデオキャプチャデータは、システム設定[本体設定]-[動作設定]タブの[キャプチャ動作]にチェックが入っていない場合はCFカード/SDカードに保存されます。チェックが入っている場合は、指定した保存先に保存されます。
キャプチャするチャンネル
キャプチャーするチャンネルを選択します。
JPGファイル番号指定
システム設定[本体設定]-[動作設定]タブにある[画面キャプチャ設定]の[キャプチャ動作]にチェックを入れ、保存先にFTPサーバを選択した場合、本設定は無効です。この場合、ファイル番号はタイムスタンプ(保存開始の年月日時分秒)になります。
直接
作成するJPEGファイルのファイル名となる番号を設定します。設定範囲は0~65535です。
保存ファイル名は、「CPXXXXX.JPG」(XXXXXは設定した数値)になります。ファイルはCFカード/SDカード内の「CAPTURE」フォルダに格納されます。
常にここで指定したファイル名で保存されますので、すでに保存先に同じファイル名が存在した場合は上書きされます。
間接
システム設定[画像ユニット設定]で指定した[ビデオ制御アドレス]+2のアドレスに、ファイル番号を格納します。
保存先がFTPサーバ以外の場合、システム設定[本体設定]-[動作設定]タブにある[画面キャプチャ設定]-[画面/ビデオキャプチャ設定]でファイル番号の自動加算や自動削除設定を行えます。
JPEGエラーコード
番号 |
内容 |
詳細 |
0 |
正常終了 |
処理が正常終了しました。 |
1 |
JPEG画像が1024X768ドットを超えている |
JPEG表示するときに、画像サイズが1024X768ドットを超えて表示しようとしました。*1 |
2 |
サポート外のサンプル比 |
JPEG表示するときに、サンプル比がサポート外のサンプル比で作成されたJPEG画像を表示しようとしました。 |
3 |
その他の圧縮伸張エラー |
キャプチャー時(圧縮)またはJPEG表示時(伸張)に何らかの原因で内部的にエラーが発生しました。 |
4 |
外部ストレージなし |
キャプチャ時またはJPEG表示時に外部ストレージが挿入されていないか、CFカードカバーが開いています。 |
5 |
ライトエラー |
外部ストレージの空き容量が足りないか、書き込み中に外部ストレージが抜かれました。 SDカードが書き込み禁止になっています。 |
6 |
リードエラー |
JPEG表示するときに表示ファイルが存在しないか、読み込み中に外部ストレージが抜かれました。 |
7 |
CFカードエラー |
CFカードが正しくフォーマットされていないか、壊れています。 |
8 |
保存不可 |
PALでビデオ画像を保存する場合は等倍サイズのみ設定できます。1/4、1/16サイズの場合は保存できません。 画像ユニットのリビジョン番号がRev.A-2以上の場合はエラーは発生せずに保存できます。 |
9 |
自動インクリメントファイル数エラー |
システム設定で[ファイル自動インクリメント機能]を有効にしている場合で、かつビデオキャプチャのJPEGファイル番号を間接にしている場合に、ファイル番号が65535を超えたときにエラーが発生します。 |
*1 JPEGファイル伸張後のサイズが 1024 X 768 ドットを超えている場合のエラーです。JPEG ファイルの元画像ファイルには依存しません。1024 X 768 ドット以上の JPEG ファイルでも 1/4、1/16、1/64 設定で 1024 X 768 ドット以下であればエラーにはなりません。
ビデオキャプチャのタイミングチャート
キャプチャ完了ビットがONする前に開始ビットがOFFした場合でも、キャプチャ完了ビットは自動的にOFFします。