28.4.1 設定手順 - 異常発生前後の映像のみ録画したい

工場ライン稼動中(監視アドレスがONしている間)に、異常発生を知らせる起動ビットアドレスがONになると、その前後の映像が動画ファイルとしてCFカードに保存されるよう設定します。

  1. [プロジェクト]メニューの[システム設定]-[ビデオ/動画設定]をクリックします。

  2. [ビデオ入力]と[録画サイズ]を選択します。

  3. [イベントレコーダ]タブを開き、[イベントレコーダを使用する]にチェックを入れます。

    • [イベントレコーダ]機能が監視中の状態にある間は、動画再生は使用できません。

  4. [起動条件]で[ビット]、[条件]で[ビットON]を選択します。

  5. [起動ビットアドレス]に保存開始のビットアドレスを設定します。

  6. 監視条件として[コントロールワードアドレス]を選択し、監視をコントロールするアドレス
    (例 : D100)を設定します。指定したアドレスから連続2ワードを使用してコントロールします。

    • 指定したコントロールアドレスのビット0(監視ビット)がONしていない場合は、起動ビットアドレスがONしても動画ファイルの保存ができません。

    • 監視条件で[常時]を選択すると、[イベントレコーダ]の監視が常時ONとなり、動画再生は使用できません。

  7. [記録時間]に起動条件が成立した前後の記録秒数(例 : 60)を設定します。

  8. [保存先]に[CF]を選択します。
    [ユーザー指定文字]で[直接]を選択し、半角英数字2文字(例 : MC)を入力します。ここで指定した文字が、保存先フォルダ名と、ファイル名の先頭2文字になります。

    • 1回の保存が完了するまで、新しく保存することはできません。

    • ユーザー指定文字(2文字)+タイムスタンプ(保存開始の年月日時分秒)に拡張子(SDX)のついたファイル名で保存されます。
      (例 : 2006年5月27日15時23分46秒に保存した場合は、「MC060527_152346.SDX」となります。)

    • [間接]を選択した場合、保存開始前に接続機器側でユーザ指定文字を設定しておく必要があります。指定したアドレスから3ワードを使用して、間接的に設定します。

    • [ユーザー指定文字]が設定されていない場合、フォルダ名は「NONAME」になります。

以上で設定が完了しました。