FLEX NETWORKを使用時にエラーが表示される場合は、各ユニットのマニュアルで「エラーコード一覧」の項目をご確認ください。
ユニット |
マニュアル名 |
FLEX NETWORKシリーズ |
FLEX NETWORKアナログユニットユーザーズマニュアル |
FLEX NETWORK 1軸位置決めユニットユーザーズマニュアル |
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FLEX NETWORK DIOユニットユーザーズマニュアル |
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FLEX NETWORK高速カウンタユニットユーザーズマニュアル |
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FLEX NETWORK 2chアナログユニットユーザーズマニュアル |
表示器で表示されるエラー(各FLEX NETWORKユニット共通)
構造化エラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
原因 |
対処方法 |
RGEE001 |
ユニット型式異常 |
異常ユニットの型式が違います。(対応していないユニットの型式です。) |
プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性が考えられます。再度プロジェクトファイルを転送してください。 |
RGEE002 |
設定値異常 |
FLEX NETWORKユニットに割り当たっているシンボル変数の型に異常があります。FLEX NETWORKユニットの設定値に異常があります。 |
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RGEE003 |
デバイス範囲外エラー |
FLEX NETWORKユニットに割り当たっているシンボル変数のアドレスが範囲外の設定です。 |
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RGEE004 |
ターミナル設定が重複 |
FLEX NETWORKユニットのターミナル数の制限数を超えて設定しています。 |
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RGEE005 |
ターミナル設定順異常 |
I/Oターミナル番号が昇順で設定されていません。 |
プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性が考えられます。再度プロジェクトファイルを転送してください。 |
RGEE006 |
ターミナル登録数不足 |
適正なI/Oターミナル数ではありません。 |
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RGEE007 |
ユニット設定が重複 |
FLEX NETWORKユニットのS-No.が重複して設定されています。 |
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RGEE008 |
ユニット設定数過多 |
FLEX NETWORKユニットの最大接続数(63台)を超えました。S-No.の最大値(S-No.63)を超えました。2局以上占有するFLEX NETWORKユニットのS-No.が最大(S-No.63)を超えました。 |
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RGEE009 |
ドライバ設定が重複 |
ドライバが2重登録されています。 |
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RGEE010 |
入出力の設定が不一致 |
FLEX NETWORKユニットの入出力設定が正しくありません。 |
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RGEE011 |
ビット/整数型が不一致 |
FLEX NETWORKユニットで指定している変数型設定が正しくありません。 |
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RGEE012 |
設定レベル値の異常 |
I/Oドライバに異常があります。 |
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RGEE013 |
データ取得アドレス異常 |
I/Oドライバ情報が正しくありません。コントローラ情報が正しくありません。 |
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RGEE014 |
ドライバ/ユニット未登録 |
I/OドライバまたはFLEX NETWORKユニットが未登録状態です。 |
H/W関連異常
エラーコード |
エラーメッセージ |
原因 |
対処方法 |
RGEE050 |
I/OボードのID相違 |
接続されているI/Oボードが異なります。 |
表示器の型式が異なっている可能性が考えられます。表示器の型式を確認し、再度プロジェクトファイルを転送してください。 |
RGEE051 |
メモリ初期化エラー |
メモリの初期化時にエラーが発生した可能性があります。 |
プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性が考えられます。再度プロジェクトファイルを転送してください。それでも直らない場合、ハードウェアの故障が考えられます。弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。 |
ランタイムエラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
原因 |
対処方法 |
RGEE100 |
ユニット通信エラー |
本体とFLEX NETWORKユニット間に通信エラーが発生しました。通信ケーブルが断線、FLEX NETWORKユニットが未接続、または間違ったユニットの型式がプロジェクトファイルに設定されている可能性があります。 |
S-No.または通信速度がエディタ設定とユニットの設定で違いがある可能性が考えられます。それでも直らない場合は、以下の内容を確認してください。
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RGEE101 |
4ch.アナログ設定エラー |
4ch.アナログユニットと通信できませんでした。 |
以下の内容を確認してください。
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RGEE102 |
2ch.アナログ設定エラー |
2ch.アナログユニットと通信できませんでした。 |
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RGEE103 |
アナログ接続の断線 |
4ch. 2ch.アナログユニットの4-20mAレンジの入力信号が断線しています。コントローラをリセットするまでエラーコードが残ります。 |
入力信号が断線していないか確認してください。 |
RGEE104 |
カウンタユニットエラー |
高速カウンタユニットでエラーが発生しました。 |
詳細はコマンドによりユニットからのエラーコードを以下のマニュアルより参照してください。
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RGEE105 |
カウンタ初期化エラー |
高速カウンタユニットの初期化に失敗しました。 |
以下の内容を確認してください。
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RGEE106 |
カウンタ通信エラー |
高速カウンタユニットとの通信エラーが発生しました。通信ケーブルが断線、高速カウンタユニットが未接続、または間違ったユニットの型式がプロジェクトファイルに設定されている可能性があります。 |
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RGEE107 |
位置決めユニットエラー |
位置決めユニットでエラーが発生しました。 |
詳細はコマンドによりユニットからのエラーコードを以下のマニュアルより参照してください。
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RGEE108 |
位置決め通信エラー |
位置決めユニットとの通信エラーが発生しました。通信ケーブルが断線、位置決めユニットが未接続、または間違ったユニットの型式がプロジェクトファイルに設定されている可能性があります。 |
以下の内容を確認してください。
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RGEE109 |
2ch.アナログ通信エラー |
2ch.アナログユニットとの通信エラーが発生しました。通信ケーブルが断線、2ch.アナログユニットが未接続、または間違ったユニットの型式がプロジェクトファイルに設定されている可能性があります。 |
内部エラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
原因 |
対処方法 |
RGEE200 |
整数型データ読込エラー |
FLEX NETWORKユニットの整数型ターミナルのデータ値を読み出しできませんでした。 |
プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性が考えられます。再度プロジェクトファイルを転送してください。 |
RGEE201 |
ビット型データ読込エラー |
ビット型ターミナルのデータ値読み出しができませんでした。 |
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RGEE202 |
整数型データ書込エラー |
整数型ターミナルのデータ値書き込みができませんでした。 |
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RGEE203 |
ビット型データ書込エラー |
ビット型ターミナルのデータ値書き込みができませんでした。 |
システム変数で確認するエラー(高速カウンタユニット、1軸位置決めユニット)
ロジックプログラム動作中に、I/Oドライバのエラーコードを示すシステム変数を利用して、表示器の画面上にエラーコードを表示することができます。
高速カウンタユニット
エラー番号 |
エラーメッセージ |
1 |
カムスイッチ設定値異常 |
2 |
リングカウンタ値設定データ異常(カウンタ1) |
3 |
リングカウンタ値設定データ異常(カウンタ2) |
1軸位置決めユニット
エラー名 |
エラーコード |
定義 |
運転 |
対処方法 |
コマンドエラー |
1 (D001h) |
運転中に起動動作が入力されました。 |
継続 |
運転中に起動動作や運転モード/設定モード切り替えを実行しないでください。 |
3 (D003h) |
原点復帰が未実効です。原点復帰を行ってください。 |
停止 |
原点復帰を行ってください。 |
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4 (D004h) |
自動運転の速度データが、自動ジョグ速度より小さい。自動運転の速度データを自動ジョグ速度として起動します。 |
継続 |
自動運転の速度データを自動ジョグ速度以上に設定してください。 |
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5 (D005h) |
自動運転の加速時間が加速可能時間より小さい。最小加速可能時間で加速します。 |
継続 |
自動運転の加減速時間を大きくするか速度データを小さくしてください。 |
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7 (D007h) |
自動運転の速度データが0になっています。 |
停止 |
自動運転の速度データを設定範囲内で設定してください。 |
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8 (D008h) |
自動運転の自動ジョグ速度が0になっています。最低速度で起動します。 |
継続 |
自動運転の自動ジョグ速度を設定範囲内で設定してください。 |
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9 (D009h) |
ティーチング操作で、ポジション設定がABSではなく、INCになっています。ABSに変更してください。 |
停止 |
ポジション設定をABSに設定してください。 |
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19 (D013h) |
手動運転中に動作方向と逆の手動コマンドが入力されました。減速停止します。 |
停止 |
手動運転中に動作方向と逆の起動動作を実行しないでください。 |
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20 (D014h) |
手動運転の速度データが手動ジョグ速度より小さい。手動運転の速度データを手動ジョグ速度として起動します。 |
継続 |
手動運転の速度データを手動ジョグ速度以上に設定してください。 |
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21 (D015h) |
高速原点復帰速度データが原点復帰速度データより小さい。高速原点復帰速度データを原点復帰速度として起動します。 |
継続 |
高速原点復帰速度データを原点復帰速度データ以上に設定してください。 |
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22 (D016h) |
手動運転、高速原点復帰の加速時間が加速可能時間より小さい。最小加速可能時間で加速します。 |
継続 |
手動運転、高速原点復帰の加減速時間を大きくするか速度データを小さくしてください。 |
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23 (D017h) |
手動運転で手動ジョグ速度が0になっています。最低速度で起動します。 |
継続 |
手動運転の手動ジョグ速度を設定範囲内で設定してください。 |
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24 (D018h) |
手動運転で手動速度が0になっています。 |
停止 |
手動運転の手動速度を設定範囲内で設定してください。 |
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25 (D019h) |
原点復帰で原点復帰速度が0になっています。 |
停止 |
原点復帰の原点復帰速度を設定範囲内で設定してください。 |
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32 (D020h) |
高速原点復帰で高速原点復帰速度が0になっています。 |
停止 |
原点復帰の高速原点復帰速度を設定範囲内で設定してください。 |
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35 (D023h) |
自動運転データの速度データが最高速度を超えています。 |
停止 |
速度データを上限速度以下に設定してください。 |
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38 (D026h) |
パラメータの原点復帰方法が未定義のモードに設定されています。 |
停止 |
原点復帰方法を確認してください。 |
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39 (D027h) |
即時停止、減速停止がONになっている状態で、ティーチングローダから1軸位置決めユニットを起動しました。 |
停止 |
即時停止、減速停止をOFFにしてからティーチングローダから1軸位置決めユニットを起動してください。 |
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ハードウェアエラー |
513 (D201h) |
EEPROMパラメータ領域エラー |
停止 |
ユニットの故障が考えられます。 |
サーボエラー |
768 (D300h) |
サーボドライバでアラームが発生しています。 |
停止*1 |
サーボドライバのアラームを解除してください。 |
データエラー |
1025 (D401h) |
速度+位置モードで減速しきれない状態で停止します。 |
停止 |
速度+位置モードで減速可能な状態で制御モード切替を行ってください。 |
1026 (D402h) |
速度+位置モードで加速または、減速時に制御モード切替入力がON→OFFに設定されました。 |
継続 |
速度+位置モードで加速または、減速時に制御モード切替入力をON→OFFに設定しないでください。 |
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1040 (D410h) |
速度データがパラメータで設定された最大速度を超えています。 |
停止 |
速度データを上限速度以下に設定してください。 |
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1041 (D411h) |
自動運転の目標位置データがパラメータで設定された下限位置、上限位置の範囲を超えています。 |
停止 |
自動運転データの目標位置データを下限位置データと上限位置データの範囲内で設定してください。 |
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オーバーラン |
2049 (D801h) |
+(CW)方向オーバーラン +0.T |
停止*1 |
+O.T入力されました。+O.T入力されていない場合は,O.T反転動作の設定を見直してください。 |
2050 (D802h) |
-(CCW)方向オーバーラン -0.T |
停止*1 |
-O.T入力されました。-O.T入力されていない場合は,O.T反転動作の設定を見直してください。 |
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通信エラー |
32773 (8006h) |
1軸位置決めユニットとティーチングローダとの間で通信エラーが発生しました。このアラームはAGPから読み出すことはできません。 |
継続 |
ティーチングローダの接続を確認してください。 |
操作エラー |
36865 (9001h) |
ティーチングローダ操作中に、AGPから操作が行われました。 |
停止*1 |
ティーチングローダ作中は、表示器からの1軸位置決めユニットへの操作は行わないでください。 |
36866 (9002h) |
AGP操作中に、ティーチングローダから操作が行われました。 |
継続 |
表示器から1軸位置決めユニットへの操作中は、ティーチングローダからの操作は行わないでください。 |
*1 このアラームが発生すると、ティーチングローダの画面がMODE選択の画面に戻ります。