エラーコードは、ご使用の表示器により次のように表示されます。
AGP-*****-CA1M(内部ドライバ1) : RGEE***
LT3000シリーズ、SP5000シリーズ パワーボックス/エクストリームボックス(外部ドライバ1) : RGEF***
LT4000シリーズ(内部ドライバ2) : RGED***
プロジェクトデ-タ関連異常
初期化エラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
内容 |
対処方法 |
RGEE000 |
エラーなし |
- |
- |
RGEE001 |
ドライバ命令不正 |
I/Oドライバ命令の異常 |
I/Oドライバ命令のオペランドの設定値を確認して、プロジェクトを転送しなおしてください。 |
RGEE002 |
ドライバ命令数過多 |
I/Oドライバ命令使用数が16個以上 |
I/Oドライバ命令使用数を確認して、プロジェクトを転送しなおしてください。 |
RGEE003 |
ドライバID異常 |
ドライバ/ユニット登録時にエラーとなり、ドライバ/ユニットが未登録状態 |
プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性があります。再度プロジェクトファイルを転送してください。 |
RGEE004 |
ドライバ設定が重複 |
ドライバが2重登録された |
|
RGEE005 |
設定レベル値の異常 |
ドライバが不正 |
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RGEE006 |
データ取得アドレス異常 |
ドライバ情報が不正 コントローラ情報が不正 |
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RGEE007 |
ドライバ未登録 |
ドライバが登録されていない |
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RGEE008 |
PDO設定異常 |
PDO設定異常 |
PDO設定を確認して、プロジェクトを転送しなおしてください。 |
RGEE009 |
ターミナルタイプ不正 |
ターミナルタイプ不正 |
プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性があります。再度プロジェクトファイルを転送してください。 |
RGEE010 |
cDCF無し |
コンサイスDCFがない |
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RGEE011 |
cDCFエラー |
コンサイスDCFが不正 |
|
RGEE012 |
F/Wファイル読込異常 |
ファームウェアが不正 |
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RGEE013 |
設定値ダウンロード失敗 |
設定値のダウンロード失敗 |
表示器をリセットしてください。それでも直らない場合、弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。 |
RGEE014 |
設定値異常 |
エラーフラグが設定されているがエラーコードが0になっている |
表示器をリセットしてください。それでも直らない場合、弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。 |
H/W関連異常
ハードウェアエラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
内容 |
対処方法 |
RGEE050 |
I/OボードのID相違 |
接続されているI/Oボードが異なる |
表示器の型式が異なっている可能性があります。 表示器の型式を確認し、再度プロジェクトファイルを転送してください |
RGEE051 |
ユニット初期異常 |
I/Oボードの初期化に失敗 |
プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性があります。 再度プロジェクトファイルを転送してください。 それでも直らない場合、ハードウェアの故障が考えられます。弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。 |
アプリケ-ション関連異常
マスターの致命的エラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
内容 |
対処方法 |
RGEE100 |
バスオフ異常 |
バス障害(ノイズ障害)やハードウェア障害、ボーレート設定異常など |
通信ケーブルの接続状態を確認し、全スレーブのボーレート設定をチェックしてプロジェクトを転送しなおしてください。 それでも直らない場合、ハードウェアの故障が考えられます。弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。 |
RGEE101 |
RXHPオーバーラン |
PDO、NMT、SYNCなどの受信データ量過多 |
PDOを減らすなどネットワーク設定を見直してください。 |
RGEE102 |
TXHPオーバーラン |
PDO、NMT、SYNCなどの送信データ量過多 |
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RGEE103 |
RXLPオーバーラン |
ハートビートやノードガード、SDOの受信データ量過多 |
ノード監視間隔を大きくするなどネットワーク設定を見直してください。 |
RGEE104 |
TXLPオーバーラン |
ハートビートやノードガード、SDOの送信データ量過多 |
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RGEE105 |
CTRLオーバーラン |
PDO、SDOなどのデータ量過多によるデータ紛失 |
PDOやSDOを減らすなどネットワーク設定を見直してください。 |
RGEE106 |
ノードID重複 |
同じノードIDが2つ以上使用されている |
ノードIDの重複がないかを確認してプロジェクトを転送しなおしてください。 |
RGEE107 |
未サポートスレーブ異常 |
未サポートのスレーブが存在する |
スレーブの構成を見直してください。 |
RGEE108 |
ネットワーク設定エラー |
ネットワーク構成が不正 |
もう一度コンサイスDCFをダウンロードしてください。 それでも直らない場合、すべてのEDSファイルをチェックし、ネットワーク設定を見直してください。 |
RGEE109 |
必須スレーブエラー |
必須スレーブのコンサイスDCFファイルが不正 |
EDSファイルをチェックし、ハードウェア構成と一致しているかを確認してください。 |
RGEE110 |
マスター致命的エラー |
CANopenマスターで致命的なエラーが発生 |
表示器をリセットしてください。 |
ランタイムエラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
内容 |
対処方法 |
RGEE111 |
ドライバ命令実行エラー |
I/Oドライバ命令のオペランド値が範囲外の値が入力されて実行されました。 |
各I/Oドライバの範囲内の値にて実行してください。 |
RGEE112 |
必須スレーブ無し |
必須スレーブに設定されたスレーブに異常が発生しました。 |
必須スレーブが正常に接続されているか、電源が入っているかを確認してください。 |
RGEE120 |
SDO通信異常 |
SDO通信で指定したスレーブのオブジェクト情報が不正や通信相手が通信可能状態にないなど ※エラーコード140~148以外。 |
SDO通信の指定情報が正しいか確認してください。 正しい場合、ネットワークの通信状態を確認するか、ネットワークをリセットしてください。 |
RGEE121 |
タイムアウト(入力) |
I/Oファームウェアが入力データを更新していない |
I/Oファームウェアが正常に動作していません。 表示器をリセットしてください。 |
RGEE122 |
タイムアウト(出力) |
I/Oファームウェアが出力データを更新していない |
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RGEE123 |
タイムアウト(SDO) |
I/OファームウェアがSDO通信をしてない |
I/Oファームウェアが正常に動作していません。 表示器をリセットしてください。 |
非致命的エラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
内容 |
対処方法 |
RGEE130 |
不正PDO受信 |
受信したPDOのサイズが不正 |
EDSファイルを確認してください。 |
RGEE131 |
SDOオーバーラン |
SDO通信データサイズ過多 |
SDO通信データサイズを小さくしてください。 |
RGEE132 |
スレーブ無し |
スレーブが存在しない |
スレーブが正常に接続されているか、電源が入っているかを確認してください。 |
RGEE140 |
SDOプロトコルエラー |
SDOサーバ(スレーブ)のプロトコルエラー |
アボートコードをチェックしてください。 |
RGEE141 |
SDO送信オーバーフロー |
低優先度の送信キューのオーバフロー(エラー104参照) |
エラー104を参照。 致命的エラー : 低優先度の受信キューがオーバラン |
RGEE142 |
SDOマスター設定エラー |
表示器がCANopenマスタとして設定されていない。したがって、SDO送信は実行されない。 |
ネットワーク設定をチェックしてください。 |
RGEE143 |
SDOアクセス異常 |
SDO命令で指定したオブジェクトが、SDO経由の別のサービスでアクセスされている。 |
ネットワークにおいて、表示器だけがCANopenマスタなのかをチェックしてください。(マルチマスタは未サポート) 同時に1つだけのSDO命令が実行されているかをチェックしてください。 |
RGEE144 |
SDO受信タイムアウト |
SDOの要求がSDOタイムアウト時間以内に応答されない |
アボートコードをチェックしてください。 ノードIDがネットワークに存在するかチェックしてください。 |
RGEE145 |
SDOオペランド異常 |
SDO命令のパラメータエラー |
アボートコードをチェックしてください。 SDO命令のパラメータをチェックしてください。 |
RGEE146 |
SDOマスター状態異常 |
SDO送信が表示器の状態により実行できない |
DGMT命令またはオフラインモードで表示器の状態をチェックしてください。 |
RGEE147 |
SDOマスター状態停止中 |
表示器がSTOPモード、またはSDO送信の間にSTOPモードに移行しため、SDO送信が実行できない |
表示器をRUNモードにしてください。 |
RGEE148 |
SDOアボートエラー |
SDO送信がSDOサーバ(スレーブ)によってアボートされた |
アボートコードをチェックしてください。スレーブの状態をチェックしてください。 |
RGEE149 |
ストア/リストア未サポート |
マスターがストア/リストアに対応していない |
マスターのオブジェクト1010、1011に書き込みを行わないでください。 |
スレーブエラー
エラーコード |
エラーメッセージ |
内容 |
対処方法 |
RGEE150 |
識別エラー |
1つの設定されているスレーブと実際に接続されているスレーブが異なります。 |
EDSファイルとネットワーク設定を確認してください。(Node IDが正しいか、EDS-ファイルが正しいか) |
RGEE151 |
オプションスレーブエラー |
オプションスレーブの設定不正 |
ネットワーク設定のスレーブ構成を確認し、プロジェクトを転送しなおしてください。 |
RGEE152 |
NMT状態不一致エラー |
必須スレーブの状態とネットワークの状態が不一致 |
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RGEE153 |
スレーブ異常 |
スレーブ異常 |
プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性が考えられます。 |
RGEE154 |
不一致エラー |
CDCFがスレーブのオブジェクトディクショナリと一致しない |
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RGEE155 |
スレーブ設定エラー |
スレーブ構成とオブジェクトディレクトリが不一致 |
正しいEDSファイルが使用されているか確認してください。 |
RGEE156 |
複数識別エラー |
1つ又は複数の設定されているスレーブと実際接続されているスレーブが一致しません。 |
EDSファイルとネットワーク設定を確認してください。(Node IDが正しいか、EDS-ファイルが正しいか) |