バックアップするデータの容量によって画面の表示更新が遅くなる場合があります。
[バックアップ先頭アドレス]+[アドレス連続数]が、内部デバイスのバックアップ有効範囲を超えている場合は、バックアップ動作が行われません。
複数のユーザーエリアをバックアップすることはできません。例えば、ダイレクトアクセス方式のLSエリアを選択した場合、ユーザーエリアは2箇所あります(下図赤枠部分)が、どちらかのみをバックアップします。メモリリンク方式でシステムエリアを選択した場合も同様です。
バックアップメモリ(SRAM)に保存したデータは、次のタイミングで消去されます。
画面転送(プロジェクト送信)の実行時
オフラインモードで[ユーザーメモリの初期化]の実行時
オフラインモードで[バックアップSRAMの初期化]の実行時
内部デバイスバックアップの容量
内部デバイスバックアップをおこなった場合の、バックアップメモリ(SRAM)の使用量は、設定した[アドレス連続数]によって決まります。
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内部デバイスバックアップデータに使用できるバックアップメモリ(SRAM)の容量は、表示器の機種や他のデータの使用量により異なります。バックアップメモリ(SRAM)の詳細については、以下を参照してください。
2.3 表示器の内部データのしくみ
バックアップメモリ(SRAM)の使用量は、[プロジェクト]メニューの[プロパティ]-[プロジェクト情報]で[SRAM情報]を選択すると確認できます。
計算式
*1 LSデバイスアドレス、メモリリンクの場合は4となります。USRデバイスアドレスの場合は2となります。
*2 バックアップ先がUSRデバイスアドレスで[アドレス連続数]が奇数の場合は、+1した値になります。また、以下の機種をご使用の場合、[アドレス連続数]は2倍になります。USRデバイスアドレスで[アドレス連続数]が奇数の場合は、+1した値を2倍した値となります。
- GP4000シリーズおよびLT4000シリーズでバックアップメモリ(SRAM)の容量が128Kバイトの機種
- GP-411*T3
- ST6000シリーズ
- STM6000シリーズ
- STC6000シリーズ
- ET6000シリーズ
- GPH6000シリーズ
計算例
バックアップ先頭アドレス : LS2096
アドレス連続数 : 6096
[計算結果]
16 + (4 x 6096) = 24400バイト(約24Kバイト)