SP5000シリーズオープンボックスでは、GP-Pro EXで作成したプロジェクトファイルを動かし接続機器と通信するだけでなく、API関数を使用して独自に作成したアプリケーションを実行することができます。
またオープンボックスには他のアプリケーションや、ランチャーなどの専用ユーティリティが搭載されており、プロジェクトファイルと連携したより幅広い機能が実現できます。
本書では主にオープンボックス用のプロジェクトファイルの作成、転送方法と、API関数を使用したアプリケーションの作成、実行方法についてご紹介いたします。
バックアップメモリを使用する機能の設定をしたプロジェクトファイルを表示器に転送した後は、ネットワークアダプタの構成*1 を変更しないでください。
次回のWinGP起動時に、ボックスモジュール内のバックアップメモリが初期化されます。必要に応じて事前にバックアップメモリのデータを外部ストレージにバックアップしてください。
*1 表示器本体の[コントロールパネル]から[ネットワークと共有センター]を開き、[アダプターの設定の変更]を選択します。
使用できるAPI関数やできることのイメージはIPCシリーズと同様です。詳細は以下を参照してください。「CFカード」の記述は「SD/CFastカード」に読み替えてください。
38.4 設定メニュー
38.9 API関数一覧
ランチャーとは、あらかじめ登録しておいたファイルやプログラム、各種設定をアイコンで一覧表示し、タッチ操作で簡単に起動できるようにするユーティリティです。ランチャーにお好みのプログラムを登録したり、プログラムを削除/移動するなどのカスタマイズも可能です。
ランチャーなどの専用ユーティリティの操作方法については「SP5000シリーズオープンボックス リファレンスマニュアル」を参照してください。マニュアルは弊社サポート専用サイト(http://www.pro-face.com/trans/ja/manual/1001.html)からダウンロードできます。