34.4.1 比較手順 - 転送前にプロジェクトの変更点を確認したい(比較)

現在GP-Pro EXで開いているプロジェクトと、LANで接続している表示器に記憶されているプロジェクトと比較します。

  1. GP-Pro EXの状態ツールバーから画面転送アイコンをクリックして転送ツールを起動します。

    • 編集した画面データを保存していない場合、画面データを保存するダイアログが表示されます。
      [はい]を選択すると保存してから転送画面に移行します。
      [いいえ]を選択すると保存せずに転送画面に移行します。この場合最後に保存された画面データが比較対象となります。

  2. [転送設定]ボタンをクリックすると、次のような[転送設定]ダイアログボックスが表示されます。[通信ポートの設定]で[LAN]を選択し、[自動検索]にチェックを入れて[OK]をクリックします。

  3. [プロジェクト比較]をクリックすると、[本体の選択]ダイアログボックスが表示されるのでプロジェクトのデータを読み出す表示器のIPアドレスにチェックを入れ、[OK]をクリックします。

  4. 表示されたダイアログボックスに接続キーを入力し、[OK]をクリックします。アイコン[]をクリックするとキーが表示されます。接続キーの設定時に[接続キーを転送時に確認する]のチェックを外した場合は表示されません。

  5. 次のような[比較]ダイアログボックスが表示され、パソコンと表示器間で画面ごとに比較を行った結果が表示されます。

     

    • [相違のみ表示]にチェックを入れると、比較結果が[同じ]もの以外を表示します。

    • 比較するプロジェクトの、ロジックプログラムまたはロジックプログラムに影響を与える設定が異なっていると、「コントロール設定」が相違になります。「コントロール設定」とは、ロジックプログラムに関連する設定を指しています。

    • 接続機器の構成が異なるプロジェクトを比較した場合は、[共通]タブに[通信設定]の項目が表示されます。更に、間接機器を設定したプロジェクトを比較した場合は、[機器別設定]の項目が表示されます。

    • 画面上では同じに見える2つのプロジェクトの比較結果が[相違]になる場合があります。
      プロジェクト内で更新情報が画面や設定ごとに管理されているためです。
      例)
      表示器側:ABC.prx
      GP-Pro EX側:ABC.prx(ベース画面を誤って削除し保存した後に、削除してしまったベース画面を貼り直したプロジェクト)

    • プロジェクトに相違点がない場合や、ファイルの作成日時が異なる場合は、メッセージのみ表示されます。
       
      既存のプロジェクトを何も編集せずに[名前を付けて保存]を実行すると、ファイルの作成日時が変わり、異なるプロジェクトとして扱われます。異なるプロジェクトとして扱いたくない場合は、[名前をつけて保存]ダイアログボックスの[プロジェクトに変更がない場合は全転送しない]にチェックを入れます。

  6. 確認後は[閉じる]をクリックして[転送ツール]を閉じます。