概要
送信バッファ、受信バッファ、エラーステータスのクリアを行うためのコントロール変数です。このコントロール変数は、書き込みのみ有効です。
書式
ビット指定の場合 [c:EXT_SIO_CTRL**](** : 00 ~ 15)
ワード指定の場合 [c:EXT_SIO_CTRL]
記述例
ビット指定の場合 [c:EXT_SIO_CTRL00] = 1
ワード指定の場合 [c:EXT_SIO_CTRL]= 0x0007
EXT_SIO_CTRL の内容
ワード指定の場合(複数ビットを同時にセットした場合)、処理する順は以下の通りです。
エラークリア→受信バッファクリア→送信バッファクリア
エラークリアを行った場合にクリアされるのは、ステータスのビット1(送信エラー)とビット3(受信エラー)です。
以下の機種では、ビット0およびビット1は「受信バッファクリア&送信バッファクリア」となります。
GP4000シリーズ
LT4000シリーズ
SP5000シリーズ(オープンボックスを除く)
ST6000シリーズ
ET6000シリーズ
STM6000シリーズ
STC6000シリーズ
GPH6000シリーズ
概要
ステータスの情報としては、以下のものがあります。
このステータス変数は、読み込みのみ有効です。
書式
ビット指定の場合 [s:EXT_SIO_STAT**] (** : 00 ~ 15)
ワード指定の場合 [s:EXT_SIO_STAT]
記述例
ビット指定の場合 if ( [s:EXT_SIO_STAT00] == 1 )
ワード指定の場合 if ( ( [s:EXT_SIO_STAT] & 0x0001 ) <> 0 )
EXT_SIO_STAT の内容
予約ビットは将来使用する可能性がありますので、必要なビットのみをチェックするようにしてください。
送信エラーには送信タイムアウトエラーと送信バッファフルエラーがあり、どちらかのエラーが発生すれば、送信エラーのビットがONします。送信タイムアウト時間は5秒です。
受信エラーにはパリティエラー、オーバーランエラー、フレミングエラー、オーバーフローがあります。このうちいずれかのエラーが発生すれば、受信エラーのビットがONします。
送信エラーを検出した場合、送信データは送信バッファに溜まったままになります。また、送信エラーが検出できない場合、送信データは送信バッファに溜まったままにならず、送信されます。
シリアルインタフェースCOM2使用時は、COM2がRS-422であるため、CS(CTS)信号を検出できません。このため、シリアルケーブル抜け等が検出できません。
概要
その時点の受信しているデータ数(バイト数)がわかります。また、受信データ数は、読み込みのみ有効です。
書式
受信データ数(バイト数)のラベル名についてGP-PRO/PB III V6.0以前で設定されたラベル名は[r:EXT_SIO_RCV]でしたが、[r:EXT_SIO_RCV]、[r:EXT_SIO_RECV]のどちらの記述でも同様の動作になりますので、修正する必要はありません。