概要
アドレスのオフセット指定が可能です。オフセットアドレスには、テンポラリアドレスのみ指定可能です。
書式
[ワードアドレス]#[オフセットアドレス]
定数入力範囲
データ形式 |
定数入力 |
|
---|---|---|
最小値 |
最大値 |
|
Bin16 |
0 |
65535 |
Bin32 |
0 |
4294967295 |
Bin16+/- |
-32768 |
32767 |
Bin32+/- |
-2147483648 |
2147483647 |
BCD16 |
0 |
9999 |
BCD32 |
0 |
99999999 |
記述例1
[w:[PLC1]D0200]=[w:[PLC1]D0100]#[t:0000]
上記の例は、[t:0000]の値が2とすると、D0102に格納されている値をD0200へ代入します。
記述例2
[w:[PLC1]D0100]#[t:0000]=30
上記の例は、[t:0000]の値が8とすると、30をD0108へ代入します。
オフセットアドレスの書式で使用するワードアドレスは、Dスクリプトのアドレス数のカウントには加算されません。
オフセット指定されたデバイスの読み出しは、常時接続機器から読み出しは行わず、Dスクリプトの処理が実行されるたびに、その都度接続機器から読み出しが行われます。読み出しで通信エラーとなった場合には、値は0として処理されます。また、表示器内部の特殊リレーLS2032のビット12がONします。正常にデータ読み出しが終了した場合には、ビット12はOFFします。
アドレスに対するオフセット計算での演算結果が16ビット(最大値 : 65535)を超えるような場合、15ビットめまでを有効なビットとして扱い、16ビットめ以上は切り捨てられます。
アドレスに変数を指定する場合は、整数配列を指定します。整数配列には連続アドレスに必要なサイズを確保しておく必要があります。連続アドレス分の配列が確保されていない場合は正しく動作しません。また、配列でない整数変数を指定した場合も正しく動作しません。