22.5.2 拡張スクリプトのしくみ

拡張スクリプトは、部品処理速度の影響を受けずに動作できるスクリプトです。表示器のシリアルポートと接続された入出力機器との通信に便利です。

拡張スクリプトの処理は、下図のように送信バッファ/受信バッファを通してdatabuf0~databuf3へデータを格納して処理を行います。databufはアドレス(番地)で区分けされていないので、接続機器からのデータを編集する場合は、表示器の内部デバイスに格納してから行うようにしてください。

受信バッファ/送信バッファ

接続機器との通信に関して、データ送受信の有無をリアルタイムで判別するbit型のメモリ領域になります。

databuf0 ~ databuf3

データ格納場所としてのbyte型(8bit)のメモリ領域になります。各バッファのサイズは、1Kバイトです。

表示器と接続機器の結線について

システム設定[スクリプト設定]の[フロー制御]の設定および接続機器の通信方式(フロー制御)によって、拡張スクリプト使用時の表示器と接続機器の結線図が異なります。

接続構成

通信方式により接続できる台数が異なります。

RS232C : 1対1

RS422/485(4線式) : 1対1

RS422/485(2線式) : 1対N