警報設定
警報表示を行う(警報範囲を超えるとデータの色を変えて表示する)かどうかを指定します。
警報動作
警報時の動作を[定数]、[アドレス]から選択します。選択した動作により[警報範囲]の設定内容が異なります。
[データ形式]タブで[スケーリング設定]を有効にしている場合、この設定は[定数]固定です。
サンプリング設定の警報範囲のアドレス指定に対応している機種は以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
警報範囲
[データ形式]タブで[スケーリング設定]を無効にしている場合、警報範囲を設定します。
[スケーリング設定]を有効にしている場合は、警報範囲は[データ形式]タブの[表示範囲]と同じです。
[警報動作]が[定数]の場合
[上限値]、[下限値]を次の表の範囲内で設定します。
ビット長 |
データ形式 |
表示符号 +/- |
表示範囲 |
8ビット |
Dec |
無 |
0 ~ 255 |
有 |
-128 ~ 127 |
||
Hex |
- |
0 ~ FF |
|
BCD |
- |
0 ~ 99 |
|
16ビット |
Dec |
無 |
0 ~ 65535 |
有 |
-32768 ~ 32767 |
||
Hex |
- |
0 ~ FFFF |
|
BCD |
- |
0 ~ 9999 |
|
32ビット |
Dec |
無 |
0 ~ 4294967295 |
有 |
-2147483648 ~ 2147483647 |
||
Hex |
- |
0 ~ FFFFFFFF |
|
BCD |
- |
0 ~ 99999999 |
|
Float |
有(固定) |
-9.9e16 ~ 9.9e16 |
[警報動作]が[アドレス]の場合
[上限値]を格納するアドレスを設定します。[下限値]は[上限値]の連続アドレスに格納します。
指定アドレスが16ビットの場合
[ビット長]が[16ビット]のとき
[ビット長]が[32ビット]のとき
指定アドレスが32ビットの場合
[ビット長]が[16ビット]のとき
[ビット長]が[32ビット]のとき
[ビット長]が[8ビット]のときは指定アドレスの下位8ビットのみ使用します。
数値カラー
警報表示時の数値の色を設定します。
背景カラー
警報表示時の数値の背景色を設定します。
ブリンク
点滅表示の有無および点滅の速さを指定します。警報カラーの[数値カラー]、[背景カラー]それぞれにブリンクを設定できます。
表示器の機種やシステム設定[本体設定]-[表示設定]の[カラー設定]により、ブリンクを設定できない場合があります。
1.6 対応色数一覧
データ部で警報設定を行っている場合、警報範囲の判定は四捨五入する前の値で行われます。集計部は、データ部の四捨五入した後の値を扱います。そのため、警報範囲設定がデータ部と集計部で同じでも、表示色が異なる場合があります。
[データ形式]が[Float]の場合は、指定した小数点桁数の一つ下の桁で警報範囲の判定が行われます。そのため表示された値が同じでも、表示色が異なる場合があります。
例: 表示が「10.0」(表示桁数3、小数点桁数1)で、警報範囲が「0~10」の場合
実際のデータが「10.01」のときは警報色で表示
実際のデータが「10.001」のときは通常色で表示