表示器内の拡張レシピデータをCSVファイル形式でインポート/エクスポートします。
表示器内の拡張レシピデータをインポート/エクスポートするには、共通設定[拡張レシピ設定]で[本体上でのインポート/エクスポート機能]にチェックを入れ、[参照先]でインポート/エクスポート先の外部ストレージをあらかじめ設定しておく必要があります。
CSVファイルのフォーマットについては以下を参照してください。
26.20.2 拡張レシピ - CSVファイル構成
設定内容の詳細は以下を参照してください。
26.27.2 レシピグループ (Recipe Group1) の設定ガイド
システム変数の詳細は以下を参照してください。
A.2.2 HMIシステム変数 - #Hシステム変数
インポート/エクスポート中にレシピグループIDやレシピIDが変更されても、処理開始時に#H_RecipeGroupIDまたは#H_RecipeIDに格納されていた値を元に処理されます。
インポート/エクスポート中は以下の操作は行わないでください。
オフラインモードへの移行
プロジェクトの転送
表示器の電源OFFやリセット
エクスポート
表示器内の拡張レシピデータををCSVファイルとして外部ストレージに保存します。
表示器に外部ストレージを取り付けます。
エクスポートしたいレシピグループIDを#H_RecipeGroupIDに書き込みます。
選択した拡張レシピグループのグループ名が#H_RecipeGroupNameに格納されます。
#H_RecipeControlCSVExportをONにし、エクスポートを開始します。エクスポート中は#H_RecipeProcessingのビット4がONになります。
共通設定[拡張レシピ設定]の[参照先]で指定した外部ストレージに[Recipe]フォルダが作成され、その中にCSVファイルが作成されます。エクスポートが完了すると#H_RecipeProcessingのビット4がOFFになり、ビット5がONになります。
ファイル名は次のようになります。
例)#H_RecipeGroupIDが「1」、#H_RecipeGroupNameが「Branch A」の場合、ファイル名は「00001_Branch A.csv」
#H_RecipeProcessingのビット5がONになったことを確認して、#H_RecipeControlCSVExportをOFFにします。#H_RecipeProcessingのビット5が自動的にOFFになります。
タイミングチャート
Bit4: エクスポート中(エクスポートが終わると自動的にOFFになります)
Bit5: エクスポート完了(#H_RecipeControlCSVExportをOFFすると自動的にOFFになります)
インポート
外部ストレージ内の拡張レシピデータ(CSVファイル)を表示器内に取り込みます。
表示器に、拡張レシピデータ(CSVファイル)が入っている外部ストレージを取り付けます。(共通設定[拡張レシピ設定]の[参照先]で指定した外部ストレージを使用してください。)
#H_RecipeControlCSVImportをONにします。インポート中は#H_RecipeProcessingのビット6がONになります。
CSVファイルのデータが表示器にインポートされ、既存の拡張レシピデータが書き変わります。
インポートが完了すると#H_RecipeProcessingのビット6がOFFになり、ビット7がONになります。
#H_RecipeProcessingのビット7がONになったことを確認して、#H_RecipeControlCSVImportをOFFにします。#H_RecipeProcessingのビット7が自動的にOFFになります。
タイミングチャート
Bit6: インポート中(インポートが終わると自動的にOFFになります)
Bit7: インポート完了(#H_RecipeControlCSVImportをOFFすると自動的にOFFになります)
インポートを開始すると拡張レシピデータリストの内容が一時的に非表示になります。
共通設定[拡張レシピ設定]の設定内容をエクスポートしたCSVファイルも、表示器にインポートできます。
以下の場合インポートは中断されます。
各データ形式において不正な文字が含まれている場合
各データ形式の設定範囲を超える場合
データ形式で[文字列型]を選択している場合で72バイト以上の文字を読み込んだ場合